目次
pho結婚式の日程も無事決まり、そろそろウェディングムービーの制作を考えているというの方のために「結婚式ムービーを自作する方法と手順」について解説します。
この記事を読めばムービー制作の経験がない初心者の方でもプロフィールムービーの自作方法や手順を理解できるようになっています。もちろんオープニングムービーやエンドロールムービーの自作を考えている方にも参考になる内容となっています。
まずはじめに、結婚式ムービーを自作する手順を確認しておきましょう。
- 制作スケジュールを立てる
- 構成と上映時間を決める
- コンセプトとアイデアを決める
- 写真やコメント、音楽などの素材を準備する
- 動画編集ソフトを準備する
- 動画を制作する(編集と修正)
- DVDに収録する
- 本番の会場で試写する
以上が全体の流れです。各工程の詳細はこの記事のなかで解説していきます。
この記事をご覧の方のなかには、新型コロナウイルスで挙式が延期になった(時間に余裕ができた)からプロフィールムービーを自作をしよう!と思い立った方もいらっしゃるかもしれません。あるいは、挙式の準備を進めるにつれて費用がどんどんかさんできたから少しでも節約したい!と挙式の費用についてお悩みの方もいらっしゃることでしょう。
ぜひじっくり読み込んで素敵な結婚式ムービー作りに役立てていただきたいと思います。
プロフィールムービーの基礎知識
これから自作する方法と手順を学ぶ前に、まずは基礎知識からスタートです。
プロフィールムービーとは
プロフィールムービーとは、新郎新婦お二人の生まれてから今日(披露宴当日)までの歩みをゲストの皆様へご紹介するための映像演出です。別名「生い立ちムービー」や「ヒストリームービー」と呼ばれることもあります。多くの新郎新婦が披露宴で上映しており、いまや披露宴の目玉のひとつとなっています。
プロフィールムービーは披露宴半ばのお色直しや中座の間に上映されることが一般的で、ゼクシィ結婚トレンド調査によると約70%のカップルが披露宴でプロフィールムービーを上映しているそうです。(出典:ゼクシィ結婚トレンド調査 2019首都圏版)
自作か外注か、みんなはどうしてる?費用の違いは?
結婚式ムービーの制作方法は大きく3つ、「自作する」「友人に頼んで作ってもらう」「外注してプロに作ってもらう」のいずれかです。2つ目の「友人に頼む」は、映像編集が得意な友人がいる場合に限定した選択肢ですので今回は除外し、ここでは「自作する」か「外注する」か、という2つの軸で考えていこうと思います。
55%が結婚式ムービーを自作している
まずプレハナで実施したアンケート調査の結果をご紹介します。披露宴でムービーを上映した100名に自作と外注について訪ねた結果は次のようになりました。
全体の43%がすべて自作、12%が自作と外注を併用(複数のムービーで使い分け)したと回答。合計55%の方が結婚式ムービーを自作しているという結果になりました。節約のため、こだわりのためなど理由はさまざまですが、結婚式ムービーの準備では自作を選ぶカップルが多いことがわかります。
続いて、自作することによる節約効果を確認するために、気になる費用について見ていきましょう。
自作する場合の費用とは?
自作の場合、納得がゆくまで編集を繰り返して細かくムービーの作り込みができる点や、他の人と被らないオリジナリティあふれるムービーを作れる点が魅力です。費用の点では外注費が発生しないため比較的安上がりです。一般的には、諸々の費用を総計してもおよそ1万円以内には収まるでしょう。
ただし、気をつけなければいけないポイントがあります。場合によっては自作する方が高くつくことがあるのです。
「費用を抑えて作りたい」と思って自作を選んだものの、映像編集ソフト代や素材の購入代、さらにはDVD作成ソフトの購入代が重なり、何万円もかかってしまわないようにコスト管理には十分注意してください。もしもパソコン購入から始める場合は、自作の方が圧倒的にコストが高くなります。そして見落としがちなのが、ムービーの編集にかかる時間もコストだという点です。素晴らしいムービーに仕上げるためには相応の時間と労力を費やす必要があることもお忘れなく。
自作することでたとえ安くムービーを作れたとしても、普段のお仕事や挙式の準備で忙しい場合は時間に追われて疲弊してしまうことになりかねません。そんなときは潔く外注する方が得策でしょう。
無料の動画編集ソフトについて詳しくは結婚式ムービーの作り方と自作に使えるおすすめ無料ソフト5選をご覧ください。
外注する場合の費用とは?
パソコンに不慣れだったり、オリジナリティよりもクオリティーを重視するカップルはプロフィールムービー制作会社に外注することが多いようです。制作会社には映像のプロが集まっています。自分たちでは絶対に作れないようなハイクオリティな映像を数日〜数週間で作ってくれます。
外注する方法には大きく分けて2パターン、【結婚式場に依頼する方法】と【結婚式ムービー制作専門の業者に依頼する方法】があります。両者を比べると、一般的に結婚式場へ依頼する方が値段が高くなります。
結婚式場に依頼する場合の相場はプロフィールムービー1本あたり約5〜10万円とかなり高額です。これは、式場からさらに下請けの映像制作会社へ発注されることにより中間マージンが生じるためです。
一方、結婚式ムービー制作専門の業者に依頼する場合の相場は1本あたり約2〜3万円です。こちらのほうが格段に安く済む上に、映像の修正相談などについて制作者と直接やりとりできるため、近年の結婚式ムービー制作では専門業者への外注が主流になりつつあります。
- 外注する場合は結婚式場か専門業者が主流
- 結婚式場は1本5〜10万円、専門業者は1本2〜3万円が相場
- コストを抑えたい場合は専門業者がおすすめ
プロフィールムービー制作専門のサービスの利用を検討する方は【2022年版】結婚式ムービーの外注業者を選ぶならこの11社!比較ポイントと選び方のコツをご覧ください。
自作と外注のどちらが良いか?ということは一概には言えません。両者のメリットとデメリットを比較し、自分たちに合った方法を選ぶようにしましょう。
持ち込み料について知っておこう
他の演出アイテム等と同じくムービーを結婚式場の指定業者以外へ外注した場合や自作して持ち込む場合には、持ち込み料が発生することがあります。結婚式場によって持ち込み料のルールや金額はさまざまです。プロフィールムービーを自作する前に持ち込み料のルールと金額を確認しておきましょう。持ち込み料について詳しくは持ち込み料って何?知っているだけで得する結婚式の基礎知識をご覧ください。
著作権について知っておこう
自作するムービーに楽曲を使用する場合に気をつけておきたいのが著作権について。使用する楽曲によっては著作権料の支払いが必要なケースがあります。
また、上映会場となる結婚式場ごとに使用可能な楽曲の規定が存在することもありますので、担当プランナーの方に必ず確認しましょう。楽曲の著作権について理解を深めるために【3分で読める】結婚式の音楽著作権の基本ガイド!演奏権と複製権とは?もぜひご覧ください。
ISUMとは
ブライダルシーンでの音楽の著作権を管理する窓口にISUMという団体があります。ISUMへの申請は結婚式場や結婚式ムービーの制作会社が代行してくれます。ムービーを自作する場合は結婚式場を通じた申請が可能かどうか、プランナーの方に確認してください。著作権のルールをしっかり守って楽曲を使用しましょう。
著作権フリーの楽曲もある
プロフィールムービーを自作する際には著作権フリーの楽曲を使用する方法もあります。国内外の著作権フリー楽曲ダウンロードサイトを利用して好みの楽曲を探してみましょう。ただし、著作権の規定はサイトによっても異なりますので注意が必要です。
各サイトの利用規約を確認し、ムービーへの使用は自己責任にてお願いいたします。著作権フリーの楽曲について詳しくは著作権フリー!タダで使えるプロフィールムービー曲10選をご覧ください。
スケジュールを立てる
ムービーの自作は時間に余裕を持って取り組むことが非常に大切です。ここでは理想的な制作スケジュールの例と各工程のポイントをご紹介します。プロフィールムービーを自作する工程は、全体の構成を考えたり、写真を集めて選んだり、コメントを決めたり…と、思っている以上にやることがたくさんあります。
挙式6ヶ月前〜:着手
プロフィールムービーを自作する場合、理想としては挙式日の6ヶ月前(どんなに遅くとも挙式日3ヶ月前)には着手することをおすすめします。まずはどんなムービーにするか新郎新婦のお二人で相談してコンセプトや構想を練ることからはじめましょう。
ムービー作り以外でも日々のお仕事や挙式当日の準備など、結婚式直前はとても忙しい毎日を過ごすことになると思います。実際のムービー制作工程(動画編集の工程)には最低でも2ヶ月程度の期間を設け、遅くとも挙式日の1ヶ月前には完成させる段取りを組むようにしてください。
挙式5ヶ月前〜:素材選び
写真やコメント、楽曲などのムービー素材を選ぶ作業には余裕を持って1ヶ月を充てることをおすすめします。古い写真を実家から取り寄せたり、コメントを考えたり、候補となる楽曲を選んだり、新郎新婦のお二人分の素材を揃えるにはとても時間がかかります。週末にまとまった時間を確保するなどお二人で協力して素材を選定しましょう。
挙式4ヶ月前〜:ムービー制作(動画編集)
素材が揃ったら実際にムービーの制作(動画編集)を開始します。ここが最も時間のかかる工程です。写真データや楽曲データを用意し、動画編集ソフトの操作を理解しながら制作を進めます。映像のデザイン制作や写真の配置を調整しながら根気強く1本のムービーに仕上げていきます。
ひと通り制作を終えたあとに細かい調整や修正をする時間を考慮してスケジューリングしてください。自作する場合は時間に余裕を持ち、遅くとも挙式の1ヶ月前までにはムービーを完成させることを目指します。
挙式1ヶ月前〜:会場で試写
後ほど詳しく説明しますが、完成したムービーは必ず当日の披露宴会場で試写を行うようにしましょう。プランナーの方や映像演出の担当者の方に事前にお願いしておけば、試写の日程をセッティングしてくれます。
実際に披露宴会場で試写した段階で予期せぬ問題が発覚することがあります。膨大な時間をかけて自作したプロフィールムービーが披露宴会場で上映できなかった、といった話はよく耳にします。
最後の1ヶ月は保険期間
挙式日1ヶ月前に披露宴会場でムービーを試写した結果、思わぬトラブルが生じた場合の保険として最後の1ヶ月を確保しておきましょう。この1ヶ月の期間を使って、自作したムービーを修正するか、どうしても修正できない場合はウェディングムービーの制作会社へ外注を検討しましょう。
制作会社によっては1ヶ月以内に制作から納品まで完了してくれるところもあります。最後の1ヶ月を保険としてキープしておくことは非常に大切です。
さて、ここからは具体的にプロフィールムービーを制作する工程について説明していきます。
構成と上映時間を決める
まずはプロフィールムービーの構成や映像の時間を決めていきます。この段階でしっかりと全体像を描いておくことで後々の作業がスムーズになります。急ぐ気持ちは分かりますが、いきなり動画編集ソフトを操作しはじめるのは禁物です。
基本の構成
プロフィールムービーには一般的な構成があります。
プロフィールムービーの基本構成
- 冒頭パート
- 新郎パート
- 新婦パート
- 二人パート
- 締めパート
余程のこだわりがない限りは上記の構成に沿って映像を制作しましょう。ムービーの構成について詳しくはプロフィールムービーの構成〜基本から応用までをご覧ください。授かり婚の場合などで使える構成もご紹介しています。
テンプレートを使ったほうが良いの?
プロフィールムービーをゼロから構成してデザインなどを制作する作業はなかなか大変です。「ざっくりとデザインされたテンプレートを使って編集したい」という方もいらっしゃるかと思います。
テンプレートを使うメリットは、デザイン制作の時間を短縮できることや一般的なプロフィールムービーの構成や上映時間を考慮して作られているため自分であれこれ考える必要がないことなどが挙げられます。デメリットは、構成やデザインを自由に作ることが出来ないという点です。
新郎新婦のこだわりを盛り込んだオリジナリティあふれるムービーを作りたいという場合はテンプレートは不向きです。
自作プロフィールムービーでテンプレートを使ってみたいという方は、結婚式ムービー自作で使えるテンプレートまとめもぜひご覧ください。参考になるテンプレートをご紹介しています。
ムービーの時間
続いてはプロフィールムービーの上映時間を決めます。披露宴進行の都合上、式場によってはムービーの上映時間があらかじめ決められているケースもあります。事前に担当プランナーの方に上映時間を確認しておきましょう。
おすすめの長さは5〜8分程度です。新郎新婦の生い立ちを振り返るには十分な時間であり、なおかつゲストが集中して鑑賞できる(長すぎない)時間の目安です。
結婚式ムービー上映時間の常識!ちょうどいい時間を徹底解説の記事では、プロフィールムービーのほかオープニングムービーなどの上映時間についても詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
コンセプトとアイデアを決める
ひとくちにプロフィールムービーといってもコンセプトはさまざまです。披露宴当日に会場をどんな雰囲気にしたいか、どのようなテイストでお二人の生い立ちを紹介したいかについてお二人で相談しながら決めていきましょう。ここでは、いくつか参考になるアイデアをご紹介します。
パロディ風のムービーにする
会場を楽しく盛り上げたい方に人気なのがパロディ風ムービーです。人気のテレビ番組やドラマを模したデザインや構成のムービーにすることで、ゲストにも親しみやすく、会場も盛り上がります。ただし、著作権に抵触するような行為はNGです。十分気をつけましょう。
パロディ風ムービーのアイデアを知りたいという方は結婚式で参考にしたい!パロディ風プロフィールムービー10選をご覧ください。
ディズニー風のムービーにする
新婦の方に圧倒的な人気を誇るのがディズニーのテイストを取り入れたプロフィールムービーです。好みの作品をイメージしたムービーの制作にチャレンジしてはいかがでしょうか?パロディ風のムービーと同じく著作権には十分留意してください。
ディズニー愛あふれる結婚式プロフィールムービーまとめではディズニー風プロフィールムービーの制作事例をご紹介しています。
ビデオレター風のムービーにする
両親や親族への感謝を伝えるムービーとして人気なのがビデオレター風のタッチで構成するムービーです。動画を挿入したり、手紙を読み上げるようなコメントで構成することで、お二人から両親への感謝の思いが伝わります。
新婦から父親に贈る「花嫁からの手紙」という演出は、今も昔も人気の定番演出の1つですが、最近ではこの「花嫁からの手紙」をレタームービーにして、映像付きで贈る演出も増えています。普段なかなか伝えられない思いをムービーの助けを借りて表現してみてはいかがでしょうか?
ほかにも新郎から新婦へ、新婦から友人へといったバージョンのレタームービー制作もおすすめです。もっと詳しく知りたいという方は結婚式で想いを伝えるにはビデオレターがおすすめ!をご覧ください。
サプライズムービーにする
サプライズムービーは新郎から新婦へ、または新婦から新郎へ、さらにはゲストから新郎新婦へプレゼントされるムービーです。プロフィールムービーとは少し趣が異なりますが、ゲストを喜ばせる演出として検討してみてはいかがでしょうか?
新郎から新婦へ贈るサプライズムービーで有名なものではSuperflyの「愛をこめて花束を」のBGMを使って新郎が新婦の生い立ちを辿りながら花を1輪ずつ集めていくものがあります。
一生忘れられない宝物になること間違いなしですね。
感謝を伝えるムービーにする
普段はなかなか伝えられない感謝の気持ちをプロフィールムービーで表現するのもおすすめです。両親や祖父母などの親族、いつもお世話になっている仕事の同僚や大切な友人へ向けて新郎新婦のお二人から感謝のメッセージを伝えてみましょう。
身の回りの親しい人に感謝を伝える機会はなかなかありません。披露宴というお二人の人生の節目だからこそ、ゲストのみなさんへこれまでの感謝のメッセージを込めたムービーをお届けしてはいかがでしょうか?
ここでご紹介したのは先輩カップルが制作したムービーのアイデアの一部です。お二人ならではの工夫を凝らしたコンセプトやアイデアを詰め込んだムービーを作ってみましょう。
機材や動画編集ソフトを準備する
続いて、制作に必要な機材やソフトについて解説していきます。
ムービーを自作する場合、一般にはパソコンを使って制作と編集を行います。パソコンを含めて用意すべき物とおよその費用をまとめてご紹介します。ここでは機材やソフトを中心に解説し、ムービー制作に必要な素材は後ほど詳しくご説明します。
パソコン
映像編集に必要なパソコンは特別なものでなくても結構です。金額にすると10万円前後、4〜5年以内に発売されたモデルであればWindowsでもMacでもOKです。ただし、使用したい動画編集ソフトが動作することが大前提。著しく古いパソコンやアップデートされていない昔のOSを搭載したパソコンの場合、動画編集ソフトが動作しない可能性がありますので注意してください。
動画編集ソフト
詳しくは後ほどご紹介しますが、動画編集ソフトには無料のものから有料のものまで数多く存在します。映像制作のプロが使用する本格的なソフトの場合は売り切りで2〜3万円のもの、年間使用ライセンスで1〜2万円のものなどがあります。さらにイラストを書き起こしたり写真を細かく編集・加工したい場合にはAdobeのイラストレーターやフォトショップといったソフトも必要となります。金額面とご自身のパソコンスキルを考えながら用意すると良いでしょう。
動画編集ソフトなるべくお金をかけたくない!という方は、パソコンに最初から入っているWindowsムービーメーカーやiMovieなどの編集ソフトを使うとソフト代を節約できます。
スキャナ
プリント写真を映像で使用する場合はスキャナを使ってデジタルデータ化する必要があります。写真のスキャンに特化した機材の相場は3〜5万円程度です。ただし、必ずしもスキャナは購入する必要はありません。コンビニのコピー機や写真屋さんのスキャンサービスを利用する方が安上がりです。機材によってスキャン画質が異なりますが、1枚数十円程度で紙のプリント写真をデジタルデータ化することができます。余程スキャナを必要としない限りは、コンビニや写真屋さんのサービスを利用しましょう。
また、Googleが提供している「フォトスキャン」という無料のスマホアプリもおすすめです。スマホで簡単に使うことができ、プリント写真の反射を抑えて高品質の画像データに変換してくれます。フォトスキャン公式サイトはこちらをご覧ください。
DVDディスク
制作を終えたムービーデータを収録するためのDVDディスクです。家電量販店やamazonでお手頃な価格で販売されています。安いものだと1枚100〜200円前後で購入できます。予備を含めて数枚購入しても数千円程度です。後ほど詳しく説明しますが、結婚式場ごとに再生可能なDVDの種類や規格が異なりますのでディスクを購入する前に必ず規格を確認しておきましょう。
プロフィールムービーを自作するために必要な物と概算の金額は以上の通りです。パソコンや編集ソフト、スキャナの性能にこだわりすぎるあまり機材の購入費用が高額になり、結局はムービー制作会社に頼んだほうが安かったなんてことは避けたいものです。必要な物をどんどん買っていくのではなく、事前に大まかな費用を試算することをおすすめします。
写真やコメント、音楽などの素材を準備する
続いてはムービーに使用する素材の準備です。プロフィールムービーには大きく3つ、写真・コメント・音楽の素材が必要です。
写真を準備する
映像で使用する写真を選んでいきます。お二人の幼少期からのお写真を準備しましょう。プロフィールムービーは生い立ちと歩みを振り返るムービーですので、生まれた頃から現在に至るまで出来るかぎりたくさんの写真素材がある方が望ましいです。
写真の枚数
プロフィールムービー全体で使用する写真は40〜55枚程度が目安です。
- 新郎パート:15〜20枚
- 新婦パート:15〜20枚
- 二人パート:10〜15枚
新郎パートと新婦パートでは出来る限り写真の枚数を揃え、それぞれのゲストに対してバランス良くお二人の生い立ちをご紹介するようにしましょう。ゲストにお二人の出会いやお付き合いの様子をご紹介するお二人パートでは10〜15枚程度の写真を用意したいところです。
写真枚数の決め方について詳しくはお悩み別に解決!プロフィールムービーに必要な写真の枚数をご覧ください。
写真の選び方
枚数が決まれば続いては具体的な写真の選定作業です。どの写真を使うか、その選び方もなかなか悩ましいポイントです。写真選びには「幼少期や学生時代はなるべく集合写真を避けてはっきりと本人の顔がわかるものを選ぶ」「披露宴ゲストと写っている写真を優先する」などいくつかのコツがあります。
ここが重要!結婚式プロフィールムービーの写真の選び方では、そうした写真選びのコツを詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
動画を使う場合
写真だけではなく動画を挿入したいという場合には、ビデオカメラやスマホで撮影した動画ファイル(mp4ファイルやMOVファイルなど)を用意しましょう。
写真と動画を併用するとムービーを構成する難易度は上がりますが、幼少期やふたりの思い出の1シーンを動画で振り返ることで臨場感が増し、メリハリある映像に仕上がります。
コメントを準備する
写真や動画素材を選び終えたところで、続いては写真に添えるコメントを考えます。お二人のこれまでの歩みをゲストのみなさんに知ってもらうため、写真1枚あたり20〜25文字程度のわかりやすい内容でコンパクトにまとめましょう。
コメントの作り方でお悩みの方は【プロ直伝】プロフィールムービーのコメント例文!年間5,000本以上の結婚式ムービー制作実績から厳選したサンプル集をぜひ参考にしてください。
また、コメントを考えるときに注意したい忌み言葉や重ね言葉についての解説は結婚式で使ってはいけない忌み言葉と重ね言葉ってなに?NGワードまとめを、初心者がやってしまいがちな注意点についてはプロフィールムービーのコメントでやってはいけない4つのことをご覧ください。
思いを込めたコメントを作ることも素敵なムービーに仕上げるために大切な工程です。お二人で相談しながら丁寧に作業を進めましょう。
音楽を準備する
自作するムービーの雰囲気を大きく左右するのが音楽です。お二人の生い立ちをどのようなBGMで彩るかによって、ご覧になるゲストの方の印象や会場の雰囲気も大きく変わってきます。市販のCDやiTunesなどから有料でダウンロードした楽曲データを準備してください。
楽曲の選び方
新郎新婦の好きな楽曲を選ぶも良し、人気の話題曲を選ぶも良し。ただし、楽曲選びにはいくつかのポイントがあります。おすすめの楽曲と曲の選び方について詳しくは2022年版!結婚式プロフィールムービーおすすめ曲リストをご覧ください。
楽曲の数
ムービー内に何曲使用するか?という点も悩みどころです。プロフィールムービーの場合、2〜3曲程度で構成することが一般的です。
曲の長さ
ムービーの上映時間のパートでも触れたように楽曲を選ぶ際にも長さを意識することが大切です。使いたい楽曲がプロフィールムービーの尺に収まるかどうか、適切な長さの楽曲を選定する方法について詳しくはプロフィールムービーに使う曲数と長さってどれくらい?楽曲選びのポイントを解説!をご覧ください。
その他の素材
ゼロからプロフィールムービーをすべて制作するのはかなりの重労働。相応の時間とスキルが必要です。ムービーに使用する素材を有料で購入することも可能です。ここでいう素材とは、写真やイラストをはじめムービーのデザインテンプレートや効果音などを含みます。
ムービー制作に役立つ素材をダウンロードできるWebサイトがたくさんありますのでうまく活用するようにしましょう。無料素材もたくさんありますし、有料でも数千円程度から購入することが可能です。無料と有料をうまく使い分けて効率的にムービーを制作することをおすすめします。
プロフィールムービーの制作に使える無料素材については結婚式ムービーを自作するときに使える無料素材まとめをご覧ください。
素材の使用例:カウントダウンを設置する
ムービーを自作する場合によく使用される素材がカウントダウン動画です。演出効果を高めるためのひと工夫として人気があります。
一般に、カウントダウン素材はプロフィールムービー本編の前後どちらかに設置します。ムービーの本編前に設置することで、「これからムービーがはじまります」というメッセージになりゲストの準備も整って期待感がアップします。ムービーの冒頭を見逃すということを避けることもできます。あるいはムービー上映直後に新郎新婦の再入場を控えている場合、ムービー本編の終わりにカウントダウンをつけることで再入場シーンへとスムーズに進行をつなぐことができます。
カウントダウンを設置したムービーをご覧になりたい方は結婚式でゲストの注目を集めるカウントダウンムービー5選をどうぞ。
参考:自作で使える無料動画素材サイト6選
ムービー制作の初心者でも簡単に使える、無料でハイクオリティーな素材サイトを紹介します。
NHKクリエイティブ・ライブラリー
NHKが提供しているサービスです。映像素材だけでなく、効果音や音楽素材なども無料でダウンロードすることができます。NHKだけあって素材の品質が高い点が魅力です。
http://www1.nhk.or.jp/creative/
After Effects Style
ベーシックでどんなムービーにも合う映像素材を無料でダウンロードできます。注目すべきは画質の良さ。綺麗な映像素材がムービー全体のクオリティを底上げしてくれること間違いなしです。
http://ae-style.net/materials/
ニコニ・コモンズ
豊富な種類の映像素材が魅力の、動画ダウンロードサイトです。「かわいい系」「おもしろ系」「ハリウッド系」など、幅広いジャンルの素材が揃っています。「オープニングはパロディ系、プロフィールはドラマ風にしたい」といった新郎新婦のわがままにも応えてくれます。
http://commons.nicovideo.jp/search/material/video
らぼわん
結婚式ムービーの業者が運営しているサイトです。業者に頼まなければ手に入らないようなムービーの素材やテンプレートが無料で手に入ります。パステルカラーで柔らかい雰囲気がお好きな方におすすめです。
http://www.studio-lab01.com/freebies.html
Life in Material
使い勝手が良く高品質の動画素材を無料でダウンロードできます。かっこいい映像や、プロが作ったような映像を、会員登録をすることなくダウンロードできます。手軽に使えるのが嬉しいポイントです。
http://lifeinmovie.main.jp/material/
PEXELS VIDEOS
著作権フリーかつ無料ダウンロードOKなので、安心して使うことができます。まるで海外のCMやプロモーションビデオのような、おしゃれな素材がたくさんあります。サイト内は全て英語表記ですが、緑色の「Free Download」というボタンをクリックするだけでダウンロードできるため、英語が苦手でも安心です。
いかがですか?ここで紹介した素材サイトを活用しながらムービー制作を効率的に進めてみてくださいね。
さて、ムービーを制作する前の下準備はここまでで終了です。いよいよプロフィールムービーを制作、編集する工程に進んでいきます。
自作で使う動画編集ソフトを決める
ムービーを制作するためには、パソコンはもちろん、動画編集用のソフトが必要です。ここではおすすめの動画編集ソフトをピックアップし、「無料」と「有料」にわけてご紹介します。
無料動画編集ソフトおすすめ3選
iMovie
iMovieは、Apple社が開発したMacユーザー向けの無料の動画編集ソフトです。映像ファイル、画像ファイル、オーディオファイルを取り込んで、自由に編集することができます。無料とは思えないほどクオリティーが高いのに、それでいて初心者でも直感的な作業ができる非常におすすめのソフトです。
特におすすめなポイントは、映画の予告編のようなムービーが手軽に作れることです。コメディー、ロマンス、ホラー、SFなど、全25種類のジャンルから、好きなテンプレートを選ぶことができます。プロフィールムービー以外でもオープニングムービーや余興ムービーに活用できそうです。
iMovieを使って結婚式ムービーを自作する方法について詳しくは結婚式ムービーを自作するiMovie!使い方を伝授します!をご覧ください。
なお、iMovieはスマホアプリ版もあります。パソコンで本格的に制作を始める前にざっくりした構成版のムービーを作りたいという際にはスマホアプリ版がおすすめです。ぜひ活用してみてください。
VideoPad
無料とは思えないほどの豊富なエフェクトを使用することが出来るおすすめソフトです。エフェクトの数は、なんと50種類以上!スロー再生や逆再生の効果など、面白ムービーには欠かせない効果が無料で使えるのが魅力です。2Dから3Dに変換したり、ブルースクリーンを使った特撮加工をしたり、かなり高度な編集もできるため初心者からプロまで幅広いユーザーに愛されています。無料版と有料版がありますが、非営利目的の場合に限り無料で使用することができます。
Avidemux
Avidemuxは、MacとWindowsどちらでも使用可能な無料の編集ソフトです。AVI / MPG / MP4 / FLVなど、様々な形式で出力できるのが嬉しいポイント。動画の範囲の切り出しや削除、動画の連結を簡単な操作で実行できるため、初心者にも手軽に使うことができます。
有料動画編集ソフトおすすめ2選
After Effects CC
テレビ局の編集プロダクションや映画の制作現場でも使われているAdobeのソフトです。価格は1ヶ月ごとのお支払いだと1,680円/月、年間契約の一括支払いだと20,160円です。自動的に新しバージョンに更新されるため、常に最新の機能を使えるのが魅力です。市販のウエディングムービーのテンプレートは、実はAfter Effectsに対応しているものがほとんど。映像制作のプロも強く勧める編集ソフトです。
Final Cut Pro X
Final Cut Pro XはMac専用の動画編集ソフトです。こちらのソフトもテレビ局や映画の制作現場で使われているプロ仕様です。90日間の無料使用期間がありますので、Macユーザーはまず試してみることをおすすめします。90日間の無料期間内にプロフィールムービーを仕上げることもできるはずです。なお、購入する場合は36,800円となっています。
Final Cutを使ったプロフィールムービー制作について詳しくはFinal Cut Pro Xの無料お試し期間内に仕上げるプロ顔負けのプロフィールムービーをご覧ください。
※After EffectsとFinal Cut Pro Xの料金は2020年6月現在の価格です。最新の金額は公式サイトにてご確認ください。
番外編:スマホアプリで結婚式ムービーを制作する
パソコンの動画編集ソフトではなく、最近ではカジュアルなムービーをかんたんに制作できるスマホアプリも登場しています。パソコンを一切使用せず、スマホでムービー制作を完結できるおすすめアプリをいくつかご紹介します。(プロフィールムービーを作るには少々物足りませんがSNSに投稿する結婚報告ムービーなどの短いムービーであれば対応できるはずです)
FimoraGo(フィモーラゴー)
FimoraGoはパソコン用動画編集ソフトFilmoraのスマホアプリ版です。無料の範囲でもおしゃれなムービーを制作することができます。結婚のお祝いメッセージムービーのほか、卒業式や入学式などのイベント記録や子供の成長記録、感謝のメッセージビデオなども簡単に制作することができます。
Magisto(マジスト)
ポップなデザインのムービーを作りたいという方におすすめなのがMagistoです。豊富なエフェクトとフィルターが搭載されていて、初心者でも簡単にハイクオリティの動画を制作することができます。SNSに投稿するショートムービー作りにも使えます。
Sweet Movies(スウィートムービーズ)
写真素材を選んでコメントと音楽をつけるだけで簡単にムービーを仕上げることができるアプリです。操作画面も分かりやすく初心者でも簡単に動画をつくることができます。簡単なムービーであればこのアプリ1つで制作可能です。
これらのアプリは簡単なショートムービーの制作向けですが、もっと本格的なアプリを知りたいという方は、結婚式ムービー作りに使えるアプリをレビューしてまとめた結婚式ムービー作りで本当に使える動画制作・編集アプリ10選をご覧ください。クオリティはパソコンで制作するプロフィールムービーには及びませんが、労力をかけずスピーディーにムービーを作りたいという方にはおすすめです。
ムービーを自作するときの注意点
ここまでご紹介した写真の選び方やコメントの考え方、楽曲の著作権など以外にもプロフィールムービーを自作する上で注意したいポイントがあります。自作したプロフィールムービーを持ち込む場合、結婚式場の担当者から「ムービー制作に関する注意事項」の書類が渡されるケースがほとんどです。
ここでご紹介する項目は注意事項として記載されていることが多いですが、もし記載されていない項目がある場合は、プランナーの方に確認するようにしましょう。
アスペクト比
ムービーにはアスペクト比という映像の比率があります。ほとんどの場合、アスペクト比は16:9か4:3のいずれかです。ムービーを上映する会場の機材によって適切なアスペクト比は異なりますので、自作する前に結婚式場のプランナーの方に確認しましょう。
セーフティゾーン
アスペクト比と並んで大切なのがセーフティゾーンです。セーフマージンやセーフゾーンと呼ぶこともあります。同じく上映会場の機材(おもにスクリーン)によって規格が異なります。
セーフティゾーンを守らずに制作したムービーは、画面の端10%〜20%が見切れてしまうことがあります。その見切れるマージンを考慮して映像を画面中央に寄せ、画面端には写真やコメントがかからないようにするのです。例えば式場からの注意事項に「セーフティゾーン80%で制作してください」といった指示がある場合は必ず守るようにしょう。
アスペクト比とセーフティゾーンについては初心者必見!結婚式ムービーのアスペクト比とセーフティーゾーンでも詳しく解説しています。
黒画面
結婚式場によってはプロフィールムービーの前後に5〜10秒程度の無音の黒い画面(通称:黒画面)を設置しなければならない場合があります。黒画面のは、披露宴当日にムービーを再生する前に会場が暗転した後の再生までの待機時間や、ムービーを上映した後に会場の照明がつくまでの待機時間を考慮したものです。
黒画面の設置については結婚式場ごとに独自のルールがあります。黒画面の設置が必要か?必要な場所はムービーの前後か?黒画面の表示時間の長さは?など、自作する前に必ずプランナーの方に確認しておきましょう。
チャプターメニュー
チャプターメニューを設置するかしないかというルールも結婚式場によって異なります。結婚式場からの指示の理由は黒画面の設置と同じです。ムービーの再生操作や待機時間の都合上、必要とされるケースがあります。チャプターメニューを設置するかしないかについても必ず確認しておきましょう。
アスペクト比、セーフティゾーン、黒画面、チャプターメニューの4つは結婚式場からの注意事項として最もよく見かけるポイントです。もしも結婚式場から渡された注意事項の書類に記載されていない場合は、プランナーの方に必ず確認するようにしましょう。
DVDに収録する
さて、いよいよプロフィールムービーの自作も大詰め。制作と編集が終わったらDVDに収録しましょう。ここでも押さえておきたいポイントと注意事項がいくつかあります。
収録形式とメディアを確認する
収録する形式(◯◯形式)やメディア(DVD-Rなど)も必ず結婚式場に確認してください。会場の再生環境に沿ったルール、例えば「DVD-Video形式(NTSC方式)で録画したDVD-Rメディアで持ち込んでください」といった指定があるはずです。また、会場の機材では普通のDVDしか再生できないのかブルーレイも再生できるのか、といった点も確認しておきます。ブルーレイ対応の会場であれば高画質のブルーレイで収録した方が良いでしょう。
ディスクを分けるか1枚にまとめるか
こちらも持ち込みの注意事項に記載されていることが多い項目です。プロフィールムービーのほかにもオープニングムービーやエンドロールムービーなど、複数の自作ムービーを持ち込む場合にDVDディスクをそれぞれ分けるか、全てのムービーを1枚のディスクに収録するかどうかということです。結婚式場によって規定が異なりますので、プランナーの方に確認してください。
DVDに収録する方法
いよいよ最後の工程は制作したムービーをDVDに収録(焼く)工程です。ここまで紹介した注意事項をすべてチェックし、結婚式のルールを守れていることが確認できたらDVDに焼いていきましょう。
DVDの焼き方について詳しくは自作ムービーのDVDへの焼き方【Mac・Windowsユーザー対応】をご覧ください。
本番の会場で試写する
さて、ムービーを制作し無事にDVDに収録することができました。これですべてが終わり!というわけではありません。最後に大切なのは、自作したプロフィールムービーの試写です。
プロフィールムービーの試写は自宅のパソコンやテレビで確認するだけでは不十分です。必ず本番当日の披露宴会場でムービーの試写を行ってください。セーフティゾーンをはみ出していた、文字や写真が思ったよりも見づらかったというケースもありますし、最悪の場合は披露宴会場の機材で再生できなかったということもあります。
一般的には自作したプロフィールムービーを持ち込む場合は担当プランナーの方にDVDを提出して式場関係者のみで試写が行われます。しかし、もしもご自身の目で映像を確かめたいという方は立ち会うようにしましょう。プランナーの方に相談すれば会場の空き時間を調整してもらうことができるはずです。
以上、披露宴会場での試写を無事に終えたらムービー制作はすべて完了です。
最後に
今回はプロフィールムービーを自作する新郎新婦のために、ムービーの制作方法と手順を解説してきました。ここまでの内容はプロフィールムービーだけではなく、オープニングムービーやエンドロールムービーを自作するときにも使えるものばかりです。
最後にあらためてこの記事で解説してきた内容をまとめておきます。
プロフィールムービーを自作する10ステップ
この記事でご紹介したムービー自作の手順は次の通りです。挙式の直前はムービー制作以外にもやることが盛りだくさん。遅くとも結婚式の6ヶ月程度前には着手し、スケジュールに余裕を持って進行しましょう。
- スケジュールを立てる(着手は6ヶ月前)
- ムービーの構成を決める
- コンセプトとアイデアを練る
- 自作するための機材を準備する
- 素材を準備する
- 動画編集ソフトを用意する
- ムービーを制作、編集する
- DVDに収録する
- 結婚式場で試写する(必要に応じて修正する)
- 試写OK!これで完成!
結婚式場に確認すべき8つのポイント
ムービー制作にあたって結婚式場に確認をしておくべき項目についてもご紹介しました。あらためて8つのチェックポイントをまとめておきます。どれかひとつでも確認が漏れていると式直前のトラブルの原因となります。最悪の場合は自作したムービーを上映できなくなるということもありえます。必ずチェックしておきましょう。
- 持ち込み料
- 著作権
- アスペクト比
- セーフティゾーン
- 黒画面
- チャプターメニュー
- 収録形式とメディア
- DVDディスクの枚数
たとえムービーを自作する場合であっても結婚式場との連携は不可欠です。担当プランナーの方とよく相談しながら進めるようにしてください。
自作したムービーは一生の宝物
プロフィールムービーの自作は、大変な苦労と時間を要するものの、新郎新婦お二人のこだわりを思う存分表現できるメリットがあります。そして、お二人で協力して制作したムービーはきっと一生の宝物になるはずです。
この記事がプロフィールムービーの自作をお考えのみなさんのお役に立てば幸いです。お二人だけの素敵なオリジナルムービーが完成することを願っています。
結婚式ムービーの外注を検討したい方へ
この記事を読んだ上で「時間がなくてムービーの自作はどうしても難しいな…」と感じた方は外注を検討するのも良いでしょう。
おしゃれでかわいい結婚式ムービーを制作してくれる外注業者を知りたい方は【2022年版】結婚式ムービーの外注業者を選ぶならこの11社!比較ポイントと選び方のコツをぜひご覧ください。
自作するにしても外注するにしても、この記事を参考にお二人の一生の思い出に残る素敵な結婚式ムービーが完成することをを願っています。