2016年11月9日 プロフィールムービー

罰金1,000万円!? 知らないと怖い結婚式の音楽著作権の豆知識

結婚式で好きなアーティストの曲を流したい!ビデオや披露宴のBGMに音楽を流すことは当たり前となっていますが、実は結婚式で楽曲を使用する際に、所定の手続きを行わずに使用すると、著作権の侵害となる可能性があることはご存知ですか?本記事では結婚式で楽曲を流すときに知っておくべき注意点をできるだけ簡単にご紹介します。

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結婚式で曲を流したら著作権違反になる?

「晴れの結婚式でお気に入りの音楽を流したい!」「結婚式で音楽を流すのはプライベートなものなので、営利目的ではないのでは?」と思われる方も多いと思います。たしかに、もっともな意見です。現実として、営利目的で結婚式を開いている人などいないですよね。

実は、結婚式で無断で音楽を流すことが著作権違反かどうかについては、「私的利用かどうか」という部分が重要なポイントになります。

私的利用と著作権の関係

現在の法律では、50人以上の大人数を招いての会場で使用する場合や、ご祝儀を受け取る形の披露宴では、法律の解釈によっては「私用目的」の範囲を越えるとされています。したがって、手続きをせずに勝手にCDを流した場合、法律違反という解釈が一般的です。

仮に著作権の手続きに従わなかった場合、著作権法違反として逮捕される可能性があります。本記事執筆時点(2015年12月)では、結婚式場での楽曲に関する著作権で逮捕されたケースはまだありません。

違反すると1,000万円の罰金?

ただし、万が一逮捕されてしまった場合、法律では10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金とされています。結婚式のBGMで音楽を使う場合や、結婚式のプロフィールムービーなどで私たちが楽曲を使用する場合、それらの著作権管理団体に申請をする必要があるのです。

そもそも「著作権」ってどんな権利?

作詞家や作曲家、演奏者など、その楽曲ができるまでに関わる音楽家は、その楽曲を作って著作権料を得ることで収入を得ています。音楽とは、もちろん聞いた人を楽しませるためのものですが、アーティストが時間と手間をかけて作り上げた1曲の楽曲でもあります。当然、アーティストには、自分の著作権を守る権利がありますよね。

そういったアーティストと私達の間を取り持ち、音楽の使用に関する手続きを管理するために、世の中にはいくつかの著作権管理団体が存在しています。

著作権と著作隣接権

著作権は、大きく分けて「楽曲をつくった人」と「楽曲を演奏・放送する人」に認められた権利です。

著作権 作曲家・作詞家にある権利(楽曲そのものを作った人の権利)
著作隣接権 実演家(歌手など)、レコード製作者、放送事業者、有線放送事業者に認められた権利(作った楽曲を演奏する人の権利)

著作権の手続きを行う上で、その音楽を作った人だけではなく、歌手やレコード会社の許可を得る必要があります。作曲家が「この曲使っていいよ!」と言っても、レコード会社が「ダメ!」というと使えません。そのため、「著作権者」「著作隣接権者」の両方に対して申請をして、権利料を支払う必要があるのです。

出典: ISUMホームページ「著作権について

結婚式で手続きが必要なのは、演奏権と複製権

著作権・著作隣接権に含まれている権利は、公表権や譲渡権、二次著作物の利用権等、実に数十以上の権利が存在します。ここでは結婚式で音楽を上映する際に発生する「演奏権」と「複製権」についてご説明します。

※ 著作権の権利について詳しく知りたい人は「著作権情報センター」を確認してみてください。

演奏権

演奏権とは「楽曲を演奏したり、会場で流す時に発生する権利」です。入場や退場のシーンで、購入したCDやiPodの音源を流す場合には、あらかじめ演奏権の手続きを行う必要があります。

「手続きとか大変そう…」と思ったかた、安心してください。ほとんどの結婚式場では、演奏権について管理団体と音楽利用に関する契約を結んでいる場合が一般的です。ですので、演奏権の申請は式場がしてくれます。

よく披露宴でカラオケを歌っているシーンを見ると思いますが、あの楽曲も実はきちんと使用許可を得て流されているのです。

ちなみに、作曲者の死後50年を超えた場合は、著作権法上保護される期間が切れるので自由に演奏することができます。(ただしBGMとして使用する場合、演奏者とレコード会社に支払う権利料著作隣接権料が必要になります)

複製権

CDやDVDの複製をする際に発生する権利です。購入したCDをパソコンにコピーしたり、プロフィールムービーやエンドロールなど、音楽をBGMとして使用する場合に必要な権利です。この複製権については、結婚式場では権利者との契約を結んでいない場合も多いので要注意です。

もしプロフィールムービーやエンドロールなどを作成する場合は、自分自身で著作権の申請を行う必要があります。また、制作会社などに結婚式ムービーを外注する場合は、著作権手続を代行してくれる業者もありますので、注文する前に確認するようにしましょう。

著作権の申請方法と気になる費用

個人が作曲家や歌手、レコード会社などと権利関係の契約をするのは、とても大変で現実的ではありません。そのために、このような音楽に関する著作権の管理を一括で行う団体があります。

JASRAC(ジャスラック)

多くの楽曲はJASRACという団体で一括管理されています。結婚式場含め、楽曲を使用する施設や団体はあらかじめJASRACと契約を結んでいます。

最近は、浜崎あゆみやEXILE、Every Little Thingなどが所属しているエイベックスを中心としてイーライセンスという別団体も管理楽曲を増やしています。日本国内の音楽についてはこの2団体が中心となっています。

結婚式場を含め、楽曲を使用する施設や団体は、あらかじめJASRACやイーライセンスと契約を結んでいることがほとんどです。会場で音楽を流したい場合は、JASRACに登録されている楽曲であれば自由に使うことができるのが一般的です。

ISUM(アイサム)

ブライダルに特化した著作権の管理団体として、2014年にサービスを開始しました。結婚式でプロフィールムービーを上映する場合は、複製権の申請が必要となりますが、その手続を一括して依頼することができる、結婚式用の権利団体です。

例えばプロフィールムービー用に音楽を3曲使用する場合、各楽曲のレコード会社がどこなのかを調べて、一曲一曲申請するのは大変ですよね。これを一括管理しているのがISUM。ISUMに申請をすれば、新郎新婦に代わり著作権に関する手続きを行ってくれます。

料金の相場

ISUM(アイサム)を通じて複製権の申請を行う場合、どれくらいの料金がかかるのでしょうか。以下にその費用についてまとめました。

著作権使用料 曲200円※または1分あたり500円(動画のBGMとして使用した場合)
著作隣接権使用料 1曲につき2,000円×制作したDVDの枚数(楽曲によって異なります)
システム利用料 著作権使用料と著作隣接権使用料の合計の10%

※ JASRAC管理楽曲の場合

たとえば、プロフィールムービーの場合、3曲程度の音楽を使用することが多いですが、その場合は「3曲×2,200円×10%=7,260円」ほどの費用がかかります。

ただ、上記で記述しているようにISUMは基本的に企業向けの団体。手続きについては式場のウエディングプランナーや、7716ウェディングをはじめとするムービー制作会社とよく相談の上、映像の持ち込みをしましょう。

それでも著作権料を払いたくない場合

映像と音楽を別々に再生する

プロフィールムービーを上映する際に、音楽の入っていない無音のムービーと流したい音楽を別で持ち込み、再生するときに、オペレーターが「映像」と「音楽」を別々に同時再生する方法があります。

その場合はプロフィールムービーを制作するときに発生する「複製権」に触れることがないので、ISUM(アイサム)へ支払う費用の節約ができます。式場によってはそのような対応をしてくれるところもありますので、くわしくはプランナーに相談してみるとよいでしょう。

著作権フリーの楽曲を探す

「絶対にこのシーンにこの曲を使いたい!!」という強い要望がなければ、著作権フリーの楽曲を使うのもオススメです。ネット上での無料ダウンロードまたは購入が可能で、著作権料を支払わずに使用することができます。

インターネットで著作権フリーの楽曲をさがす

インターネットからダウンロードすることができます。楽曲の中には、アマチュア作品も含まれていますので、使用しているシンセサイザーの音質とクオリティが落ちる場合もありますが、ハイクオリティの楽曲もあります。上手く使えば充分会場を盛り上げられる選曲ができるでしょう。

ただし、著作権料の支払いは不要なものの申請が必要なケース、使用期間が限られているケースがあるので利用規約をしっかりチェックしましょう。

iTunesから探す

iTunes で「著作権フリー」または「Royalty free」で検索すると、単曲でダウンロードまたは購入できる楽曲があります。購入料金に著作権料が含まれているので、期間内は自由に何度でも使用できます。

有料楽曲の方が比較的クオリティが高いですが、1度の結婚式のみの使用であれば著作権団体に申請する料金の方が安くなる場合もありますので注意してください。

まとめ

楽曲や使用方法によって申請の仕方も変わってきます。権利のルールは複雑で、式場側でも正しい判断をしかねるケースがあるので、不安なことや分からないことがあれば、管理団体に直接問い合わせてみるのが一番です。

一生に一度の結婚式。晴れ晴れとした気持ちで当日を迎えられるように、しっかりと手続きを踏んだうえで楽曲を使用しましょうね!

著作権のことをしっかり理解できたら、あとは好きなBGMを選ぶだけ!結婚式で人気のBGMは「結婚式プロフィールムービーで使いたいおすすめ洋楽BGM曲10選」をご覧ください!

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