目次
結婚式で新郎新婦の生い立ちや出会ったきっかけを紹介するプロフィールムービー。なかには、司会者が簡略的にプロフィールを紹介するというケースもありますが、披露宴の演出のひとつとして、今やほとんどのカップルがプロフィールムービーの上映をプログラムに取り入れています。
また、近年ではスマホのアプリやパソコンのソフトも普及し、プロフィールムービーを自作する予定だという方も多いでしょう。ですが、いざ作ろうとすると、どんな構成にしよう…と悩む方もいるのでは?
今回は、基本を押さえつつオリジナリティも出したいという方のために、プロフィールムービーの様々な構成を紹介していきます!
基本の構成はコレ!2人の成長をそれぞれに流すプロフィールムービー
構成
- 新郎の生い立ち
- 新婦の生い立ち
- 出会いから結婚まで
多くのウェディングムービー制作会社が基本としている構成です。時系列に新郎と新婦の成長過程を紹介し、2人が出会ってからは結婚式に至るまでの2人の思い出を写真とともに綴っています。
シンプルかつスタンダードな構成なので、ムービーを見ている方にも分かりやすいのが特徴。どのように育って、今日という日を迎えたのかをゲストにしっかり紹介できます。
編集のポイント
一般的な構成なので、プロフィールムービーを見ている方が、次に表示される写真を予想しやすいというというデメリットがあります。流したい写真がたくさんあるかもしれませんが、ムービーがあまりに長いと間延びしてしまう可能性もあるので、参列者を飽きさせないムービーを作るためには以下の2つに注意して作成するようにしましょう。
- ムービー全体の長さが6〜8分に収まるようにする
- 参列者が写っている写真をできるだけ使用する
自分たちのナレーションで過去を振り返るプロフィールムービー
構成
- 新郎の生い立ち
- 新婦の生い立ち
- 出会いから結婚まで(ナレーション付き)
こちらのプロフィールムービーの特徴は、新郎新婦の過去を写真で振り返る際にテロップではなく、自分たちの声を使っているということ!やや長いムービーですが、写真を動画を使い分けることで、最後まで集中して見れる構成になっています。
人とは違う、ユニークなムービーを作りたい!というカップルにぴったりの作品です。
編集のポイント
プロフィールムービー内で自分の声を使う際には、声のスピードを意識することが大切です。聞き手が一度で理解できるスピードは1分間に250~300文字程度だと言われているので、何回か練習してから撮影すると良いでしょう。また、聞き取りやすい落ち着いたトーンの声にするには、いつもより低めの声を出すことを意識するのがポイントです。
感動必至!ご両親が新郎新婦のエピソードを語るプロフィールムービー
構成
- 新郎の生い立ち
- 新婦の生い立ち(両親が紹介)
こちらのプロフィールムービーは、ご両親と一緒にアルバムを見ながら思い出を振り返るという構成です。お2人の生い立ちについて語り合うため、新郎新婦の出会いから結婚に至るまでの流れはムービー内で紹介されています。
幼少期の写真は特にご両親が撮影されたものが多いので、当時の思い出を語りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。一般的なプロフィールムービーとは視点が異なるので、ゲストにとっても新鮮で楽しめる内容です。
編集のポイント
会話の中でテンポよく写真を紹介していくので、時系列に並べて分かりやすく編集しましょう。また、全体の一体感を出すために、話してもらう項目を決めておくとよいでしょう。
例えば、こちらのビデオのように「2,946gで生まれた」「出産時はこんなことがあった」等、場面を事前に決めておいてから、当時のエピソードを語ってもらうよう準備をしておくことをおすすめします。
また、せっかく撮ったビデオでも、沈黙部分や、言葉を探している時につい発してしまう「あー」や「えー」といったノイズをしっかりカットしましょう。
プロフィールムービーが終わったあとに、ご両親からのサプライズが!
構成
- 新郎の生い立ち
- 新婦の生い立ち
- 両親からの手紙
プロフィールムービーの前半部分は新郎新婦のそれぞれの生い立ちを紹介するというシンプルな構成ですが、ムービーの後半にはご両親からのサプライズとして新郎新婦に対する思いがつづられています。
多くのプロフィールムービーは、新郎新婦のお色直し中に上映されますが、新郎新婦も一緒にムービーを見るプログラムの場合、このアイディアが使えます。
編集のポイント
ご両親からの手紙を文章で流すので、文字を表示させるスピードや文字のフォントは読みやすさを意識することが大切です。参列者すべての方が文字をしっかり追えるように、自分が見やすいと思うよりもゆっくりめで作るのがおすすめです。
また、手紙のバックで流す写真は、文章を邪魔しないものにしましょう。後半のメインは手紙なので、写真にはモノクロやセピアなどの効果をつけてもよいかもしれません。
まとめ
プロフィールムービーには様々な構成がありますが、同じ構成だとしても、コメントのつけ方や選ぶ写真によって、全く異なる雰囲気のプロフィールムービーを作成することができます。
もし構成に悩むことがあれば、最初に紹介した新郎の生い立ち→新婦の生い立ち→出会いから結婚までという形をベースにして、音楽やテロップで工夫してみてはいかがでしょうか。プロフィールムービーを自作しようとしている方は、ぜひ今回紹介したものを参考にしながら作ってみてくださいね。
プロフィールムービーを自作する手順や方法については【完全版】結婚式プロフィールムービー自作の教科書でさらに詳しく解説していますので、ぜひこちらもご覧ください。
また、プロフィールムービーを自作するか外注するか迷っている方は、自作?外注?結婚式プロフィールムービー制作の費用を徹底比較!を参考にどうぞ。