結婚式で上映するプロフィールムービーを自作しようと思っていたけれど、なかなか大変で難しい。そうした場合に選択肢として浮かぶのが、映像編集に詳しい友人に制作を頼むという方法です。人間関係は人それぞれですので友人に頼むことができる場合は、それもアリでしょう。
今回は、プロフィールムービーの制作を友人に頼もうと考えているカップルに知っておいて欲しいポイントについて解説したいと思います。いくら友人とはいえ「あいつは映像に詳しいからまるごと依頼すればOK!」という軽はずみな気持ちで頼むのは禁物です。
ぜひこの記事でご紹介する内容を読んで制作の注意点などを理解してください。
友人にプロフィールムービー制作を頼むのはアリか?
冒頭でも触れましたが、親しい友人や知人が快く制作を引き受けてくれるのであればプロフィールムービーの制作を頼むのもアリだと思います。頼まれる側にとっては大変な作業ですが、友人であるあなたの結婚を祝福したいという思いから引き受けてくれることもあるはずです。
友人にプロフィールムービー制作を頼むメリットとデメリット
メリットとデメリットを整理しておきましょう。
メリット
- 映像制作スキルがある友人だと安心して任せられる
- あなたのことを良く知っているので個性を生かした作品に仕上げてくれる
- 細かいリクエストを伝えやすい(相手との関係次第)
- コストを低く抑えることができることがある(制作の謝礼次第)
などが代表的なメリットです。
ポイントはコストの部分。「友人だからタダで作ってもらおう」という安易な気持ちは禁物です。せっかく祝福の思いで制作を引き受けてくれた友人とはいえ、感謝の思いを伝えるためにも謝礼は必ずすることをおすすめします。親しき仲にも礼儀あり、ですね。
デメリット
- 友人に制作の負担を掛けてしまう
- 友人の映像制作スキル次第でクオリティーがバラつく
- 制作中にトラブルがあると人間関係に悪影響が出る
- 友人なので修正を依頼するのをためらってしまう
などがデメリットとして挙げられます。
映像制作は大変な作業であり、仕事などで忙しい友人にとってもきっと大きな負担となります。その点を理解しつつ、できる限り相手の負担を軽減するような進行を心掛けるようにしましょう。また、外注ではなく友人だからこそ本音の要望を伝えづらいということもあります。相手との関係を踏まえて、適切なコミュニケーションをとることをお忘れなく。
友人にプロフィールムービー制作を頼むのときの注意点
さて、晴れて映像制作を引き受けてくれる友人が見つかったとしましょう。具体的に制作を頼む段階での注意点がたくさんあります。ひとつひとつ目を通し、内容をしっかり理解してください。
注意点1,希望するムービーのコンセプトや雰囲気を伝える
制作を頼むにあたり、どのようなプロフィールムービーを作って欲しいのかをできるかぎり詳しく伝えましょう。友人のセンスにすべてお任せ、というのも場合によってはあると思いますが、制作を引き受ける相手からすれば要望をクリアに伝えてもらったほうが助かります。
例えば次のような内容を伝えると良いでしょう。
- こんな雰囲気のムービーにしたい(参考映像やデザインを見せる)
- ゲストはどのような顔ぶれか(ふざけてよいのか、真面目に整えたいのか)
- こういう演出や映像は避けたい(恥ずかしい写真やエピソードは使わない等)、友人独自のサプライズは入れない等)
ときに、サービス精神から友人が独自のサプライズ演出を盛り込んでくれることがありますが、そうした行為を避けて欲しい場合はあらかじめ率直に伝えておいたほうが良いと思います。
注意点2.上映会場のルールを伝える
披露宴当日にプロフィールムービーを上映する会場には、独自のルールや映像の規格があります。せっかく友人が制作してくれたムービーがいざ本番で再生できない、といったトラブルを避けるためにも事前にルールや仕様を伝えておきましょう。 例えば次のようなものがあります。
- 映像の長さ(式場によっては上限時間があります)
- BGMの著作権(使いたい楽曲の著作権手続きの確認)
- アスペクト比(映像の縦横比率。一般には16:9か4:3)
- セーフティーゾーン(上映時に映像周囲で見切れる範囲があるかどうか)
- 映像の収録形式、収録メディア(例:◯◯形式でDVD-Rに収録する)
など、上記は一例ですが、結婚式場にムービーを持ち込む場合は会場ごとに細かいルールが規定されています。式場のルールを事前に確認することはもちろん、上記のなかで不明瞭な点がある場合は担当プランナーさんに質問して明確にしておきましょう。
これらの注意点については【完全版】結婚式プロフィールムービー自作の教科書でも詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
注意点3.スケジュールは余裕を持って進める
挙式までのスケジュールに余裕を持って映像制作を進めてもらえるよう配慮しましょう。友人が映像制作を始めるためには、新郎新婦で次のようなものを準備する必要があります。
- お二人の幼少期からの写真
- 写真に添えるコメント
- BGMに使用する楽曲のCDや音源データ
ほかにも、制作するプロフィールムービーの仕様によっては用意すべきものがでてくることでしょう。スケジュールに余裕を持ちつつ、スムーズに制作や編集を進めるためには新郎新婦の協力が欠かせません。
また、友人が作り上げた映像を見て、細かい修正をお願いすることもあるでしょう。そうした期間も確保しておくことを忘れないようにしてください。さらに、完成した映像披露宴会場で試写することも必要です。式場のルールによりますが、およそ挙式の2週間〜1ヶ月程度前には会場での試写を行うのが一般的です。
映像が出来上がったあとの修正、試写(試写の結果、再修正が必要なこともあります)などを踏まえると、プロフィールムービーに着手するのは早ければ早いほど望ましいです。そして何より、多忙な中でムービーを制作してくれる友人の負荷を軽減するためにも、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
さて、これらの注意点を踏まえて、プロフィールムービーが無事に完成し、あとは上映するだけとなればひと安心。あらためて友人へ心からの感謝を伝えましょう。最後は、謝礼についてです。
ムービーを制作してくれた友人への謝礼はいくらが適切か?
謝礼の仕方はさまざまですが、金銭の場合は3万円から5万円程度は包むことをおすすめします。映像制作には膨大な時間がかかります。数十時間かかるのはあたりまえ、場合によっては100時間を超えることすらあります。
ムービー制作に使った時間を考えれば5万円でも少ないくらいですが、祝福してくれる相手の思いを考慮すれば、過度な謝礼は相手の想いを損ねることもあります。友人との関係性などを考慮しつつ、最終的にはあなた自身の判断で金額を決めると良いでしょう。
また、大切なのは謝礼をすることを最初に伝えておくこと。ムービーを制作する以上、きちんと謝礼をすることは事前に伝えておくのが大人のマナーです。お互い気持ちよく披露宴当日を迎えられるよう、礼節を欠かさないようにしたいものですね。
以上が友人にムービー制作を依頼するための基礎知識や注意点です。
友人や知人に映像制作に詳しい人がいない、ということもあるでしょう。プロフィールムービー制作を頼める友人がいない…!!という方にはナナイロウェディングのプロフィールムービー制作サービスがおすすめです!
まとめ
今回はプロフィールムービーの制作を友人に頼む前に知っておきたいポイントについて解説してきましたが、いかがでしたか?持つべきものは友、という言葉があるようにムービー制作で頼りになる友人がいる場合はプロフィールムービー作りを頼んでみるのも良いでしょう。
しかし、この記事でご紹介してきたようなメリット・デメリットや、制作にあたっての注意点をきちんと理解し、謝礼金を含めた大人のマナーを意識した進行を大切にしてください。制作の途中に思わぬトラブルが起きて大切な友人関係を損ねてしまっては元も子もありませんよね。
頼もしい友人のサポートを借りて素敵なプロフィールムービーが完成することを願っています。
なお、プロフィールムービーを友人に依頼する場合でも写真やコメントの準備は新郎新婦で行う必要があります。特に悩ましいのがコメント作り。【プロ直伝】プロフィールムービーのコメント例文!年間5,000本以上の結婚式ムービー制作実績から厳選したサンプル集では実用的なサンプルコメントを多数ご紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。