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大切なゲストをお招きする披露宴。だからこそ楽しい時間を過ごしてもらいたいですよね。けれども「どういう演出が面白いの?」「珍しい演出は?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、定番だけでなく、参加型で楽しめるものから珍しい演出まで25個の演出アイディアを紹介します。最後まで読めば、二人の思いや予算にあう演出に出会えます。ぜひ、参考にしてみてください。
基本的な披露宴の流れとは?
披露宴の基本的な流れとは、どのようなものなのでしょうか。そもそも、「披露宴」とは、今までお世話になった友人や同僚を招いて、二人の結婚を披露するとともに、ゲストに感謝を伝えるパーティーのことです。大切なゲストへ、心を込めた最高のおもてなしをするために、まずは、時間配分や流れをチェックしておきましょう。
目安の時間
披露宴のプログラムは、だいたい2時間半程度に収まるように意識しましょう。トータル2時間から3時間の場合がほとんどです。プログラムをあまり詰め込みすぎると時間に収まらなくなるので内容はしっかり吟味する必要があります。
披露宴の流れ
一般的な披露宴の流れは以下の通りです。
- 新郎新婦入場
- 開宴の言葉
- 新郎新婦の紹介
- 主賓あいさつ
- 乾杯
- 会食・歓談
- ケーキ入刀
- お色直しのための中座
- テーブルラウンド
- イベントや余興
- 花嫁の手紙
- 花束や記念品贈呈
- 代表謝辞
- 新郎新婦退場
- 閉宴の言葉
このような流れが一般的です。さらに「面白くしたい」「珍しいことをしたい」という方は、以下のアイデアをぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
定番演出がもっと楽しくなるアイデア10選
まずは、定番に、楽しさを加えたアイデアから紹介します。「定番もいいけれど、演出にもこだわりたい」という方は、参加型を取り入れたり、ひと工夫加えたりしてみましょう。それだけで、ゲストから「面白い」という声が聞こえてきます。
ファーストバイトで愛を伝えよう
ファーストバイトとは、ウェディングケーキを新郎新婦がお互いに食べさせる儀式です。このファーストバイトにアレンジを加えた演出を3つ紹介します。
ビッグスプーン
ビッグスプーンとは、巨大なスプーンを使って新婦が新郎にケーキを食べさせるという演出です。スプーンのド迫力と、巨大スプーンで食べさせられる新郎の姿に、笑いが起こること間違いなしでしょう。
サンクスバイト
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サンクスバイトとは、新郎新婦がそれぞれお世話になった人に一口食べさせるという演出です。多くのカップルは親を選んでいます。けれども、サプライズで友人や恩師をサンクスバイトの相手に選ぶのもおすすめ。ここで、ゲストに感謝の気持ちを伝えることもできます。
お手本バイト
お手本バイトとは、新郎新婦の父親と母親が先輩夫婦としてお手本を見せるという演出です。それぞれの父親と母親が照れながらお手本バイトをする姿に、ゲストも思わずほっこりします。
ブーケトスで会場を盛り上げよう
続いては、定番のブーケトス。これもアレンジすることで、おもしろさを演出できます。珍しいブーケトスで会場を盛り上げてみてはいかがでしょうか。
ブロッコリートス
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ブロッコリートスとは、男性版のブーケトス。ブーケの代わりにブロッコリーを投げるという演出です。諸説ありますが、「ブロッコリーの房が子孫繁栄を表してる」という理由でブロッコリーを投げるようになったそうです。男性ゲストがブロッコリーを必死にキャッチしようとする姿に、会場も盛り上がります。
ボールトス
ボールトスとは、ブーケの代わりにボールを投げる演出です。こちらも新郎がやることが多いです。たとえば、ラグビー部だった新郎がラグビーボールを新郎のゲストに向かって投げます。新郎の部活の思い出を演出できるので、人気が高まっているようです。
特に、昔のチームメイトや顧問の先生がゲストにいる場合は、やる価値ありですよね。
ブーケプルズ
ブーケプルズとは、くじ引き版のブーケトスです。人数分のリボンを用意しておき、そのうち1本のリボンが花嫁のブーケと繋がっています。さらに工夫するなら、花嫁のブーケと繋がっていないリボンにも小さな花をつけ、ハズレなしにもできます。既婚や未婚関係なしに女性ゲスト全員でするなどアレンジ自在です。
料理演出
料理の演出で披露宴を盛り上げるのもおすすめです。美味しいものは、ゲストのお腹も心も満たしてくれますよ。
デザートビッフェ
ウェディングケーキとは別で「デザートビュッフェ」という形で食後のデザートを用意する演出です。自分の好きなものを好きなだけ食べられるので、ゲストの満足度も高いです。さらに、ドレスにエプロン、タキシードにコック帽など、コスチュームを加えてみるのはいかがでしょうか。新郎新婦の可愛くて珍しい姿に、ゲストも笑顔になります。
果実酒づくり
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果実酒づくりとは、ゲスト全員が好きなフルーツを入れてみんなで協力して一つの果実酒を作るという演出です。お酒が苦手な人がいる場合は炭酸水などに変えても問題ありません。みんなで楽しく力を合わせる作業で、会場全体に一体感が生まれます。
面白い!入場の演出3選
次は、入場の演出3選です。おもしろさを追求したい新郎新婦におすすめです。ゲストが楽しめる入場で、会場を一気に盛り上げましょう。
プロポーズを再現!トキメキ入場
1つ目は、ドアを開けた瞬間、新郎が新婦にプロポーズする演出です。新郎がひざまづいてプロポーズする場面にすれば、ゲストはまるで映画を見ている気分になれます。見ているだけで、トキメキが止まりません。
新郎新婦の歌やダンスで!ノリノリ入場
2つ目は、新郎新婦が歌やダンスで入場するという演出です。歌やダンスが好きな新郎新婦におすすめの入場スタイルです。練習は大変かもしれませんが、二人で歌ったり踊ったりしたことはきっと一生の思い出になります。ノリノリの音楽と息の合ったパフォーマンスで、特別感を演出してみてはいかがでしょうか。
新郎がスタッフになりすます!ドッキリ入場
3つ目は新郎がスタッフになりすまして入場する演出もあります。これぞ、ドッキリです。ゲストも、まさか新郎がスタッフに紛れているとは一ミリも想像もしていません。だからこそ、ゲストの予想をいい意味で裏切るドッキリ入場は、ゲストの印象に残ること間違いなしですね。サプライズ登場は、面白い演出がしたい方にピッタリです。
もし最初の入場で行うのは躊躇するという方は、お色直しの再入場に取り入れてみてはいかがでしょうか。
低コストで楽しい!ゲスト参加型の演出3選
披露宴の演出を面白くしたいという時におすすめなのが、「ゲスト参加型」です。みんなで参加できるクイズやイベントがある方がワイワイ盛り上がれるので、人気があります。今回は、参加型で面白い!3つのアイデアを紹介します。
ドレス色あてクイズ
ドレス色あてクイズとは、新婦がお色直しで何色のカラードレスを着るかを予想するものです。個人で考えるものから、テーブルで話し合って決めるスタイルまで、やり方もアレンジできます。さらに余計な費用もかかりません。低コストで準備もほぼゼロなのに、盛り上がるのは嬉しいですよね。
ウェディングツリー
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ウェディングツリーとは、結婚証明書のひとつです。ゲストと一緒に完成させるスタイルが人気を集めています。
- 事前に木のイラストを用意します。
- 当日、ゲストに葉のスタンプや指紋を押してもらったり、メッセージを書いてもらいます。
- みんなの思いが込められた世界に一つだけのウェディングツリーが完成です。
スタンプやもらいたいメッセージのテーマなどはアレンジ自在です。二人らしいウェディングツリーをゲストと一緒に完成させてみてはいかがでしょうか。披露宴が終わった後は、一生の宝物になります。
お菓子撒き
お菓子の撒きとは、新郎新婦が上から投げたお菓子を、ゲストがキャッチするものです。「お祭りみたいで面白い」「楽しい」と話題になっています。100円未満の駄菓子なら大量に用意しても、そこまで予算もかからないので実践しやすいです。みんなで童心に戻った気分になれるのもいいですよね。
周りと差がつく!珍しい演出3選
続いては、周りと差がつく珍しい演出を紹介します。いつもお世話になっているゲストだから、楽しんでもらいたいですよね。ゲストへのおもてなしも大切ですが、少しだけ手を借りて、みんなで披露宴を作り上げるのもおすすめです。
キッズカメラマン
キッズカメラマンは、参加している子どもにカメラを渡し、子ども目線で写真をとってもらうという演出です。小さいカメラマンが会場をウロウロしているだけで、会場は和やかな雰囲気に包まれます。また、子どもにとっても自由に動き回れるので、きっと楽しんでくれるはずです。
ブライズメイド
ブライズメイドとは、新婦のサポート役をする女性たちのことをいいます。新婦を引き立てたり、おそろいの衣装で会場を華やかにしたりします。ただウェディングドレスが白なので、ドレスの色は白以外にすることを覚えておきましょう。新郎新婦だけではなく、友達と一緒に作り上げた披露宴もいい思い出になります。
ダーズンローズ
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ダーズンローズとは、新郎が新婦へ12本のバラを贈ることです。12本のバラにはそれぞれ意味があります。「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」という結婚生活で大切な言葉が込められています。披露宴に取り入れるなら、お色直しの再入場の時がおすすめです。
- 各テーブルや12人のゲストなどにあらかじめバラを配ります。
- 新郎がゲストからバラを受け取ります。
- みんなの想いが込められた花束を持って、新婦へプロポーズします。
- 新婦は、バラを一本選び、新郎の胸元に飾ります。
このように、ゲスト参加型のロマンチックな演出として人気が高まっています。さらに、周りと差をつけたい方は、バラを他のものに変えると面白さがプラスされるのでおすすめです。
ゲストへ感動を与える演出3選
披露宴で忘れてはいけないことは、ゲストへ感謝の気持ちを届けることです。披露宴の最後は、「感動で締めたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。このパートでは、感謝と感動を両方叶えられるおすすめの演出を紹介します。
ムービー
どのゲストにも感謝の気持ちを伝えられるのが、ムービーです。構成次第で、面白いものから、涙を誘う感動ものまでアレンジできるのが最大の魅力です。今までの感謝を映像でたっぷり伝えられます。二人のエピソードや愛が詰まった言葉に、ゲストの胸もジーンとあつくなるのではないでしょうか。
結婚式ムービーの外注先を知りたいという方は【2022年版】結婚式ムービーの外注業者を選ぶならこの11社!比較ポイントと選び方のコツをぜひご覧ください。
手紙
恩師や親友、親への手紙もおすすめです。「照れくさい」「みんなの前で読むのは恥ずかしい」と思うかもしれません。けれども、身近にいる人ほど、素直に自分の気持ちを伝えられないことはないですか?だからこそ、披露宴という場の力に背中を押してもらいましょう。
手紙に上手も下手もありません。ありのままの思いを一生懸命に伝えれば、感動の演出になります。「あの時に伝えておけばよかった」と後悔しないように、思いを込めた手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
【例文つき】花嫁の手紙の書き方とおすすめBGM!感動のレタームービーも紹介では卒花さんへのアンケートや実際の文例を交えてご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
親への記念品贈呈
親への記念品贈呈も、感動する演出の一つです。何よりそれぞれの両親に喜んでもらえるのが最大のメリットです。今日まで育ててもらった感謝の気持ちを込めて、プレゼントを贈るカップルが増えています。花束、時計、グラスなど、バリエーションも豊富です。
感動的に締めくくりたいという方には、最後に両親へサプライズプレゼントするという演出もおすすめです。
印象に残る和婚の演出3選
和装で披露宴をする予定の方もいるのではないでしょうか。ここでは、和装にピッタリの演出を紹介します。華やかで楽しい演出に厳選しました。
水合わせの儀
水合わせの儀とは、両家から汲んできた水を一つのさかずきに注ぐ儀式のことです。それぞれの水が合わさることで、二つの家族が一つになることを表現しています。伝統があって印象に残る演出です。
最近では、植物に二人で水をあげたり、カラフルな砂を混ぜ合わせたりするなどアレンジして取り入れることも増えています。
番傘入場
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番傘(和傘)は、和装演出の人気アイテムです。この番傘を持って、入場するのもおすすめです。それぞれ違う色の番傘をもつと華やかさが増します。逆に一本を二人で持てば、ラブラブ感を演出できます。会場が一気に和の雰囲気に染まるので、和装の披露宴にピッタリです。
おにぎりバイト
おにぎりバイトとは、おにぎりでファーストバイトするというものです。新郎新婦がおにぎりをかぶりつく演出は、とても愛らしいです。まさかの「おにぎり」というチョイスに会場から笑いが起こります。和装に楽しい演出をプラスしたいという方におすすめです。
披露宴の演出で注意すべきポイント
最後に、披露宴の演出で注意すべきポイントを解説します。大切なゲストが集まる披露宴で後悔しないように、しっかり確認しておきましょう。
会場スタッフやプランナーと要相談
披露宴の内容は、会場スタッフやプランナーの方と細かく相談して決めましょう。会場や時間の関係によって、できない演出もあります。けれども、プロの方なら、希望に近い代案を出してくれる場合も多いです。自分たちのやりたい演出があったら、なるべく早い段階で相談することが大切です。
忌み言葉はNG
披露宴では、忌み言葉をなるべく使わないように心がけましょう。忌み言葉とは、「不幸」「離婚」などを連想される縁起の悪い言葉を指します。例えば、「冷める」「壊れる」「切る」「分ける」などです。
これを聞くと「何が大丈夫で何がいいの?」と心配になった方もいるかもしれません。深く考えすぎる必要はありませんが、なるべくポジティブな言葉を使うように意識しましょう。
忌み言葉について詳しくは結婚式で使ってはいけない忌み言葉と重ね言葉ってなに?NGワードまとめをご覧ください。
感謝の気持ちを伝えることを忘れない
ゲストへ感謝の気持ちを伝えることを忘れないようにしましょう。披露宴でやりたいことがたくさんあることはとてもいいことです。けれども、プログラムが多すぎると、全体的に忙しくなり、感謝の気持ちを伝える場面も少なくなってしまいます。
そのため、あまり詰め込みすぎないことも大切です。二人でしっかり話し合って、内容を精選しましょう。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
今回は、人気の披露宴演出アイデア25選を紹介しました。定番のものから「珍しい」「面白い」「楽しい」と思えるものまで、バリエーションも豊かでした。披露宴が最高の思い出になるように、もう一度ポイントを確認しておきましょう。
- 「ファーストバイト」「ブーケトス」など定番演出もひと工夫すれば、楽しい演出に!
- 密を防ぐ参加型なら「ドレス色あてクイズ」「果実酒づくり」「ウェディングツリー」
- 面白い演出におすすめなのは「お菓子撒き」「ドッキリ入場」
- 珍しい演出は「キッズカメラマン」「ダーズンローズ」「ブライズメイド」
- 感動を演出するなら、手紙やムービー!ありのままの感謝を伝えよう!
披露宴も定番の型はありますが、アレンジも自由にできます。二人の叶えたいものにある演出をうまくカスタマイズしてみてください。一生懸命に考えて準備した演出なら、ゲストもきっと喜んでくれるのではないでしょうか。