結婚式の前撮りの日程が近づくにつれて、楽しみな一方で少しドキドキしてきますよね。そこで、今回は前撮りを控えている人に向けて、準備するべき物や準備する際の注意点などを詳しくご紹介していきます。
全員必須で用意するべき物もあれば、希望する衣装やロケーションなどによって準備するべき物が一人一人違います。前撮りする当日に後悔しないよう、余裕を持って計画的に準備を進めていくことが大切です。
具体的な準備品や注意するポイントの例を挙げて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【全員共通】前撮りでの必須アイテム4選
まずは、前撮りをする全員が前撮り当日に必要な物をご紹介します。
ここでご紹介するのは、前撮りで着る衣装やロケーションに関係なく全員の必須アイテムです。忘れないように準備しておきたい物なので、必ずチェックしておいてくださいね!
1.衣装と一緒に着る下着
まずは、衣装と一緒に着る下着です。和装・洋装のどちらでも衣装と一緒に着る下着は必ず用意が必要です。
例えば、洋装ならブライダルインナーやストッキングは必須です。体のラインが強調されるドレスであれば、ブライダルインナーを上手に活用することによって、美しく着こなすことができます。必ず事前に試着して、自分の体のサイズに合ったインナーを用意しておきましょう。
和装の場合は、肌襦袢や白足袋・裾よけ・タオルなども必要です。和装の下着類はセットになっていることが多いのであまり心配はいりませんが、セット内容を確認しておきましょう。
また、自分の分だけではなく、新郎の下着や靴下、ハンカチなども忘れないようにしてくださいね。他にも不安な場合や何が必要か分からない場合は、会場に確認をしておくと安心ですよ。
2.手鏡や化粧品
手鏡や化粧品も重要な準備品の一つです。撮影する場所には鏡がないこともあるので、ちょっとした手鏡があると便利ですよね。普段着慣れない衣装で汗をかいて暑くなるので、メイク崩れのチェックとしても必須アイテム。
特に、外でのロケーションで撮影する場合は、風でヘアセットが崩れたりすることも。しっかり固めたヘアセットの場合は必要ないかもしれませんが、クシもあると安心かもしれません。
前撮りでは、プロのメイクさんがメイクをしてくれることが多いですが、もちろん自分でメイクをすることもできます。
また、お肌が弱い人は普段使っている自分の化粧品を持参して、メイクしてもらうというプランもおすすめですよ。普段使っている自分の化粧品を持っていれば、気軽にお直しができるので安心です。
3.軽食や常備薬、少額の現金
前撮りの撮影は予想より長引く可能性もあり、その場合は空腹や喉の渇きを感じる可能性もあります。あらかじめ、軽食や飲み物、のど飴などを持参しておくと安心できます。
飲み物を飲む際は、リップが取れやすくなってしまうのでストローも持参すると安心です。飲食する際は、衣装が汚れてしまわないように充分気をつけましょう。
また、撮影中は緊張して体調を崩す可能性もあるので、普段飲み慣れている薬も常備しておくと、さらに安心です。それと、何らかの買い物をすることも想定して、少額の現金も用意しておくのがおすすめです。
4.暑さ・寒さ対策グッズ
前撮りの日の気温や天気の変化があることを想定して、季節に合わせた対策グッズもあるといいでしょう。夏場の場合は、日焼け止めや羽織り物、日傘といったアイテムがおすすめです。外のロケーション撮影でうっかり日焼けしてしまわないように、日焼け対策は万全にしたいものです。
また、夏場の屋内での撮影の場合は、エアコンがかなり効いていることがあります。肌の露出が多いドレスの場合は、エアコンで身体が冷えてしまう可能性もありますので、上着を持って行くのがおすすめです。
冬場の前撮りの場合は、カイロや上着、膝掛けなどがあると安心です。屋内では暖房が効いていて安心かもしれませんが、外での撮影もある場合は寒さ対策をして風邪などひかないように注意してくださいね!
【希望者のみ】前撮りまでに準備が必要なもの5選
続いて、前撮りをする人全員ではなく、希望や場合により必要な物をご紹介します。撮影のシチュエーションや使いたいアイテムがある人向けの準備物になります。
前撮りの日程が決まったらこちらも合わせてチェックし、準備の参考にしてくださいね。
1.結婚指輪など持ち込みたい撮影小物
結婚指輪や風船・ガーランド、ブーケなど前撮りに自分たちで用意した撮影小物を持ち込みたい場合は、それも用意をしましょう。
前撮りをする人の多くが使う物は式場で用意されていたり、レンタルすることができますが、自分たちにまつわるものを使いたい場合は難しいことも。例えば、新郎新婦の名前を入れたアイテムや、思い出の品などが挙げられます。撮影小物を手作りしたい場合は、事前に準備しておきましょう。
また、撮影小物は会場によっては持ち込み不可のアイテムや、持ち込み料がかかる場合があります。直前で焦ることのないように、事前に確認しておくと安心です。
前撮りに使う小物でお悩みの方は【和装・洋装別】おしゃれな前撮り小物20選!定番からトレンド・面白いアイテムまでをご覧ください。
2.撮影内容やヘアメイクの指示書
撮影内容やヘアメイクにこだわりたい場合は、指示書の作成がとても大切です。どうしても撮影したいポーズや、お願いしたいヘアメイクの希望がある場合は、事前に撮影の指示書を作成しておき、当日カメラマンに渡すとスムーズに進みます。口頭だと伝わりにくいこともあるため、資料にまとめておくとスムーズに進行できるのでおすすめです。
ただし、細かく作りすぎるとかえって自由度が下がってしまう可能性もあるため、作り込みすぎないように注意しましょう。
また、ヘアメイクはやってもらいたいイメージの写真などをスマホにまとめて用意しておくと安心です。自分の化粧品を使うのはもちろん、アイシャドウやリップ、チークの色まで決めておくとイメージが伝わりやすいですよ。
指示書については前撮りの指示書は必要?理想の撮影をするために知っておきたい3つのポイントを紹介!でさらに詳しく解説しています。ぜひこちらもチェックしてください。
3.ブライダルエステやネイル
前撮りのために、ブライダルエステやネイルの準備をするのも楽しみの一つですよね。特に、アップスタイルをする場合や背中の開いたドレスを着る場合は、うなじや背中のシェービングは大切です。
指輪の撮影をする際に手のアップが映ることもありますので、指の先までエステで美しくしてもらえば安心ですよね。
シェービングをすることで、メイクのノリが良くなるほか、肌が綺麗に見えます。ブライダルエステのスケジュールは、前撮りの日程に合わせて調整することが多いので、予約の際に相談してみましょう。
ブライダルネイルをしたい場合も、前撮りの日程に合わせて予約を取りましょう。行きつけのネイルサロンがある場合は問題ありませんが、初めてのネイルサロンだと、ネイルが浮いたりして合わない可能性がありますので注意が必要です。
ブライダルエステ・ネイル共に前撮りの日程が決まったら早めに予約し、間に合うように進めましょう。
4.家族の撮影用衣装
新郎新婦のみで前撮りをするほか、子供や親族も一緒に前撮りをする場合もあります。
結婚式当日も撮影することはできますが、バタバタとしてしまうもの。前撮りで両家の家族を呼んで一緒に撮影することもアイデアの一つです。その場合は、家族の衣装も必要なほか、衣装と一緒に使う靴やカバンなども忘れないように注意しましょう。
家族の衣装のレンタルをしている会場もありますが、基本的には有料になります。自分たちで衣装を用意して持ち込みたい時も、持ち込み料が発生するか事前に確認しておきましょう。
5.自分のカメラ
前撮りでは式場のプロのカメラマンが撮影をしてくれますが、新郎新婦側でも撮影をしたい場合や、親族などに撮影してもらう場合はカメラも必須アイテムです。自分たちでも撮影すれば、より自然な写真が撮れそうですよね。ただ、カメラも撮影小物と同様に持ち込み料がかかる場合もあるため、事前に確認が必要です。
また、会場が繁忙期で十分な時間が取れない場合は、新郎新婦側での撮影が不可になる場合もあります。どうしても自分たちのカメラを使いたい、自分たちで撮影もしたいという場合は、事前に式場に確認をしておきましょう。
前撮りの準備をする際の注意点
続いては、前撮りの準備をする際に注意すべき点をご紹介します。
せっかくの前撮りで後悔しないために、計画的に準備しておくことが重要です。そこで、特に注意しておきたいポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
前撮りの前日までに間に合うように準備しておく
前撮りの日程が近づいてから日数がかかるものを準備すると、納期によっては間に合わない可能性もあります。特に、準備に時間がかかるのは以下のアイテムです。
結婚指輪
結婚指輪は、気に入ったデザインがあってもサイズの発注や文字入れなどに、オーダー後1ヶ月〜数ヶ月かかる場合があるので注意が必要です。
ブライダルエステ
ブライダルエステは、施術内容によって1日のコースもありますが、ブライダルエステはお肌や身体作りのために、数ヶ月かけてすることが多いです。あまり直前に行うと、お肌が荒れてしまう可能性もありますので、余裕を持ったスケジュールが大切です。
ブライダルネイル
前撮りの衣装に合わせて、ネイルの色やデザインも決めておきましょう。普段行きつけのネイルサロンがある場合は安心ですが、初めて行くネイルサロンだと、ネイルがめくれたり剥がれてしまうトラブルもあります。前撮りの日程が決まり次第、できる限り早めに行動しておくのがおすすめです。
会場で借りられるものも多い
前提として、前撮りの会場で借りられるものは多くあるということは頭に入れておきましょう。ただし、費用がかかることもあるので極力自分で準備した方が良い場合が多いもの。とは言え、あまり準備の時間を取れないという人は最初から会場で借りるという選択肢にしてもいいかもしれません。
また、直前で準備できないものに気付いた場合なども、当日借りられないか会場に問い合わせてみてくださいね。
新郎新婦側の体調管理も大切
前撮りに使うアイテムを準備し忘れないようにすることも大事ですが、何より新郎新婦側の体調管理も重要です。
たとえ必要な物がそろっていても、被写体が体調を崩してしまっては意味がありません。特に、準備のために張り切り過ぎるあまり、疲れて体調を崩してしまうなんてことも、意外とよくある話です。
睡眠不足でお肌が荒れるなんてこともないように、前撮り前日には早く寝ることも大切です。前撮りの数日前から体調に注意を払うなど、体調管理を徹底し、前撮り当日を楽しく過ごせるようにしましょう!
前撮りの準備を失敗するとどうなる?
前撮りの準備が上手くできず前撮りで失敗してしまうと、どのようなことが起きるのかご紹介します。失敗してアクシデントが起きてしまうような事態を防ぐためにも、計画的に準備することが大切です。
具体的にご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
思った通りの前撮りが出来なくなる
準備すべき物が準備できていないと、当然ながら自分たちの理想通りの前撮りができにくくなってしまいます。特に前撮りにこだわりのある人の場合、納得のいく仕上がりにならない可能性大です。
前撮り直前になって「こんなはずじゃなかったのに・・・」と後悔してしまったら、かなりショックですよね。焦って準備しないようにするのが得策ですので、スケジュールに余裕を持って準備しましょう。
予想以上に費用がかかってしまう
何かを会場で借りた場合、予想外に費用がかかる可能性もあることも覚えておきましょう。費用を抑えたいと思っていても、予算オーバーになりやすいです。
もし予算に余裕がない場合は、自分たちで準備できるものはできる限り用意してみましょう。事前にきちんと準備をして、少しでも出費を増やさないようにしましょう!
「1分で振り返る」この記事のまとめ
今回は、前撮りのための準備に必要な物をご紹介してきました。最後にこの記事のポイントを振り返っておきましょう。
- 事前に前撮りの準備を万全にしておけば、当日スムーズに撮影ができる
- 前撮り準備に必要なアイテムは、全員が必要な物と、撮影シチュエーションによって違う物がある
- 前撮りの準備に失敗してしまうと、思う通りに撮影ができなくなり費用も無駄にかかってしまう
前撮りをする全員が必要な物もあれば、希望者だけが必要な物まで様々ですよね。事前に準備をしておけば、前撮り当日に安心して撮影に臨むことができることを分かっていただけたのではないでしょうか。ぜひこの記事を参考に、ぜひ素敵な前撮りになるように準備を進めてくださいね!
また、ロケーション撮影を予定している方は前撮りは雨予報…延期の判断基準や雨を味方につけるアイデアショット24選もぜひ参考にしてください。