いつから準備すれば良い?結婚式ムービー制作の基礎知識

いつから準備すれば良い?結婚式ムービー制作の基礎知識

結婚式の準備のなかでも後回しになりがちなのがムービー制作。あまり知られていませんがムービー制作には思いのほか時間がかかります。「いつから準備を始めればよいのか分からない」という方のために結婚式ムービー制作の基礎知識をまとめました。

目次

  1. 結婚式ムービーってなに?
  2. どうやって作るの?金額は?
  3. どんなものを準備すればいいの?
  4. どんなところに気をつければよいの?
  5. 先輩カップルからのアドバイス
  6. まとめ

結婚式ムービーの準備はお済みですか?

結婚式のさまざまな準備のなかでもプロフィールムービーやオープニングムービーの準備は後回しになりがちです。一方で、ムービー制作にはどのような準備が必要で、どのくらい時間がかかるのか、ということはあまり知られていません。

結婚式を終えた先輩カップルへのアンケートによると約40%のカップルが「もっと早めにムービー制作の準備を始めておけばよかった」と回答しています。(当社調べ)

そこでこの記事では、結婚式ムービー制作のために知っておきたい基礎知識をまとめました。

  • そもそも結婚式のムービーってなに?
  • 制作する方法は?費用はいくらくらい?
  • いつ頃から準備を始めればよいの?
  • どんな準備が必要なの?

といった疑問にお答えする内容となっています。

「まだ結婚式まで時間があるから大丈夫」と安心している方も、ぜひ一度目を通してみてください。

この記事を書いた人
プレハナ編集部
プレハナを運営するナナイロウェディングは年間5,000本以上の結婚式ムービーを制作する、国内トップクラスのウェディングムービー制作サービスです。多くの卒花さんのお声をもとに、結婚準備を進めるプレ花嫁さんの役に立つ情報をご紹介しています。

結婚式ムービーってなに?

結婚披露宴でゲストへ向けて上映するムービーを総称して「結婚式ムービー」と呼びます。いくつかの種類がありますので特長をご紹介します。

開宴を盛り上げるオープニングムービー

披露宴開宴前、新郎新婦のお二人が会場に入場する前に上映するムービーです。お二人のかんたんな自己紹介(お名前、趣味、職業、エピソードなど)やゲストへ向けたメッセージを添えた内容とするのが一般的です。これからはじまる披露宴のパーティームードを盛り上げる効果があります。

笑いあり涙ありのプロフィールムービー

映像演出のメインともいえるムービーで、披露宴半ばのお二人が中座しているタイミングで上映するのが一般的です。新郎新婦のそれぞれの生い立ちを懐かしい写真とともに振り返り、ゲストの皆様へお二人のひととなりを知っていただきます。ムービーの後半はお二人が出会ったきっかけや結婚に至るまでのエピソード、思い出をご紹介しましょう。

感謝と感動で締めるエンドロールムービー

披露宴を締めくくるムービーで、新郎新婦が披露宴会場を退場したあとに上映します。ゲストとともに写った思い出の写真とともに披露宴出席への感謝のメッセージを添えるのも良いでしょう。最近では披露宴当日の様子を撮影した写真や映像を上映する「撮って出し」タイプのエンドロールも人気があります。

これら3種類が結婚式の代表的なムービーです。

この他にもサプライズムービーや両親や友人へ向けたサンクスムービーなどを制作する場合もあります。どのムービーを用意するかは披露宴のコンセプトや内容、予算に応じて決めるようにしましょう。

どうやって作るの?金額は?

結婚式ムービーを作る方法は大きく分けて2つあります。

1つ目は、自分たちの手で制作する(自作する)方法です。新郎または新婦みずから動画制作ソフトを使ってムービーを作っていきます。 この方法のメリットは、お二人のこだわりを詰め込んだオリジナルムービーを制作することができる、金銭的なコストがかからないといった点があります。デメリットは、映像制作初心者だと高いクオリティのムービーを制作するのが難しい、制作に膨大な時間がかかるといった点があります。

2つ目は、外注する方法です。結婚式場やムービー制作専門の会社に作ってもらうことになります。

この方法のメリットは、クオリティの高いムービーを制作できる、制作にかかる手間暇を減らすことができる(手軽さ)といった点があります。デメリットは、金銭的なコストがかかるということです。

また、映像制作に精通した友人に頼むケースも一種の外注です。結婚式場やムービー制作専門の会社に依頼する場合と比べ、友人にムービーを作ってもらうケースの方が手間はかかりますのでご注意ください。

また、大人のマナーとして謝礼は必要ですのでお忘れなく。プロフィールムービーを友人に頼むときの注意点!謝礼金の相場や知っておきたいマナーを解説で詳しく解説していますので興味のある方はぜひ参考にご覧ください。

ムービー制作を外注する場合の金額の相場

外注する先によって費用にばらつきはありますが、大まかな目安は次のようになっています。

  • 結婚式場:4〜8万円
  • ムービー制作会社:2〜4万円
  • 友人(謝礼):3〜5万円

※プロフィールムービー1本を外注する場合

これらはあくまでも目安の金額ですが、一般的に結婚式場に依頼する方法が最も金額が高いということは知っておきましょう。クオリティと金額のバランスを考えると結婚式ムービー制作専門の会社に依頼する方法がおすすめです。

どんなものを準備すればいいの?

結婚式ムービーの制作に必要な準備は次の通りです。

写真

幼少期から青年期までお二人の写真を用意します。特にプロフィールムービーには幼少期の写真が欠かせません。古い写真を実家から取り寄せたり、集めた写真のなかかからムービーに使用するものを選んだりといったプロセスには思いのほか時間がかかります。できるかぎり早めに取り掛かることをおすすめします。

コメント

ムービー内に表示するコメントづくりも大切な準備のひとつ。写真1枚づつに添えるコメントや、ムービーの冒頭や締めの部分でゲストの皆様への思いを込めたメッセージなどを作っていきます。

実際に制作するムービーによって必要なコメントの数や内容は異なりますので、具体的なムービーを決めたあとに写真選びと同時にコメントを準備していきましょう。写真ごとに大まかな内容をメモ書きしておき、最後にムービー全体の流れを見ながら内容を調整していく方法がおすすめです。

音楽

ムービーのBGMに使用する音楽(楽曲)を決め、そのCDや音源データを用意します。ムービー制作を外注する場合はどのような形態で音楽を用意すればよいのか確認するようにしましょう。「好きな曲がたくさんあって選べない…」「結婚式にふさわしい曲ってなんだろう…?」といったように、楽曲選びには悩みどころも多いものです。写真と同じく早めに準備を進めましょう。

なお、ムービーに使用する音楽については著作権の侵害に気をつけましょう。使用する楽曲によっては利用のために適切な手続きと費用の支払いを行う必要がありますのでご注意ください。ムービーを上映する結婚式場の担当者ともよく相談し、著作権について詳しくは【3分で読める】結婚式の音楽著作権の基本ガイド!演奏権と複製権とは?をご覧ください。

どんなところに気をつければよいの?

結婚式ムービー制作で最も気をつけなければいけないのがスケジュールです。 ムービー制作は事前の準備(写真選びなど)に始まり、制作する方法を決め、出来上がった映像のチェックや修正、完成DVD受取り、披露宴会場での事前試写などたくさんのプロセスを経て完成します。

どんなに遅くとも結婚式の3ヶ月前にはムービー制作の準備を始めましょう。自分たちだけで完結できる部分とそうでない部分とを区別しながら進めていくことも大切なポイントです。

自分たちだけで完結できる部分

  • 自分で作るか?外注するか?を決めること
  • 写真や音楽の準備

誰かに依頼したり調整が必要な部分

  • ムービー制作や修正の作業(外注の場合)
  • 披露宴会場での試写(式場との調整が必要)

もし外注する場合は1日でも早く外注先を決めて注文することをおすすめします。

注文したムービーに応じて新郎新婦お二人が用意しなければいけない内容(写真の枚数やコメントのボリューム、楽曲数など)が決まってきます。注文してしまえば具体的な準備をどんどん進めていくことができます。

先輩カップルからのアドバイス

実際に結婚式ムービーを制作した先輩カップルの声を見ると、早めの準備をおすすめする声がたくさんあります。

早め早めにやろうと思っていても結構ギリギリになってしまいました。早すぎるかも!?くらいのスピードで作成することをお勧めします。あとは、自分たちが楽しんでムービーを作れば、参列の方も楽しんでくれますよ。
– 東京都 MAさま / 挙式会場:クラシカ表参道
ムービー製作は早めに手を付けた方がいいと思います。納期短くても対応いただける製作会社さんもありますので諦めずに納得のいくムービーを作ってください!
– 大阪府 TAさま / 挙式会場:ザ・コルトーナシーサイド台場
写真の絞り込み、コメント作成には最低3週間要すると思います!早めの準備を!
– 沖縄県 KAさま / 挙式会場:沖縄ハーバービューホテル
その他の準備で忙しいと思うけれど値段を抑えたいのであれば早めにムービーの準備する事をお勧めします。写真選択や曲選択などもあり、決めるのがギリギリになってしまい結局特急料金でお願いする形になってしまいました笑
– 埼玉県 KUさま / 挙式会場:アンジェローブジェルネ
新郎新婦の幼少期の写真などは早めに準備して結婚式前のギリギリの写真もいれるといいと思います!
– 千葉県 TMさま / 挙式会場:チャペルリベルテ
できるだけ早めに子供の頃の写真集めをした方がいい!!意外とどこにあるかわからなかったり年代別で分けたりが大変なので
– 兵庫県 AUさま / 挙式会場:ザガーデンオリエンタル大阪
写真を選ぶ作業は思った以上に時間がかかりました。早め早めに取り掛かった方がよいと思います。
– 秋田県 MHさま / 挙式会場:フォレストリゾート山の手ホテル
写真、コメント、音楽などの素材をすべて用意するにはそれなりに時間がかかります。また時間をかけて用意した素材でも動画にすると修正したいこだわりポイントが見えて来ると思います。完璧な素材を時間をかけて用意するよりも、修正ありきで早めに素材を提供し動画で見た方が結果としてより良い物が早く仕上がると感じました。
– 東京都 MSさま / 挙式会場:南青山サンタキアラ教会
写真をさがしたり、コメントを考えたり、何度も修正すると思ったより完成まで時間がかかるので、早めに取りかかった方が良いと思います。
– 京都府 YAさま / 挙式会場:ザクラウンパレス新阪急高知

出典:ナナイロウェディング

ムービー制作の準備はとにかく早めに始めることがポイントですね。だれしも結婚式ムービー制作は初めての経験ですので、ぜひ先輩カップルの声を参考にしていただければと思います。

ここまでの内容を踏まえ、結婚式ムービー制作のポイントをおさらいしておきましょう。

結婚式ムービー制作のポイント
  • ムービーの種類を決めよう
  • 制作する方法を決めよう
  • 準備するものは早めに着手しよう
  • 最も気をつけるのは「スケジュール」

まとめ

結婚式ムービー制作の準備についてポイントを解説してきましたが、全体の流れや準備するものについてイメージいただけたでしょうか?

結婚式のさまざまな準備のなかでも特に後回しになりがちなのがムービー制作です。しかし、この記事で説明してきたようにたくさんの準備や時間が必要だということはあまり知られていません。繰り返しですが、どんなに遅くとも結婚式の3ヶ月前にはムービー制作に着手することをおすすめします。

式場探し、ドレス選び、ペーパーアイテムの制作など結婚式には準備するものがたくさんあって大変ですが、ムービー制作も早めの準備を忘れないようにしてくださいね。