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入籍や結婚式を終え、普段からお世話になっている方々に、年賀状を出すタイミングで結婚報告ができないかを考えている新郎新婦も多いのではないでしょうか。
しかし、「結婚報告を年賀状で行ってもマナー上問題はない?」「よく写真入りで結婚報告を兼ねた年賀状をもらうけど、写真は載せるべき?うざいと思われないか不安だな…」などといった心配事が出てくるかもしれませんね。
そこでこの記事では、年賀状で結婚報告をしても問題ないケースや、年賀状で結婚報告を行うにあたって参考にすべきデザインや文例をご紹介します。また、年賀状での結婚報告を「うざい」「ないがしろにされている」などとネガティブに捉えられないために気を付けるべきポイントも解説していますので、相手の反応が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
年賀状で結婚報告をしてもいいケースとは?
手紙やハガキで結婚報告する場合、基本的には入籍または結婚式後1〜2ヶ月以内に発送するのがマナーとされています。もちろん、結婚報告と年賀状を兼ねても問題はありませんが、入籍や結婚式からあまりに期間が空いていると、「結婚報告はついでなのだろうか?」という印象を持たれる可能性も出てきます。
その場合、相手はないがしろにされたように感じてしまうため、10月以前に入籍や結婚式を行った際は、年賀状ではなく結婚報告はがきを出すのがいいでしょう。
喪中の場合は?
自分たちが喪中の場合は、年賀状を出してはいけません。喪中であることを知らせるために、年賀状受付の開始時期である12月15日までに喪中はがきが届くように準備をしましょう。なお、喪中はがきで結婚報告をするのは厳禁です。そのため、松の内を過ぎた頃から立春までの間に、「寒中見舞い」で結婚報告を行うのがおすすめです。
一般的には1月8日〜立春の前日である2月3日の間に寒中見舞いを送るのが一般的ですが、地域差があるため気をつけましょう。関東では松の内は1月7日まで、関西では1月15日までとされています。家庭によっても変わるため、失礼のないようあらかじめ確認しておくのが望ましいです。
寒中見舞いで結婚報告を行う際の文例は以下の通りです。
寒中お見舞い申し上げます
立春とは名ばかりの寒い日が続きますが いかがお過ごしでしょうか
私事ですが 昨年の◯月◯日に結婚いたしました
二人三脚で私たちらしい家庭を築いていきたいと思いますこれからもどうぞよろしくお願いいたします
年賀状で結婚報告をする相手は誰?
前述したように10月以降の入籍・結婚式であれば、年賀状で報告してはいけない人はいません。とはいえ、結婚は人生の節目であるため、日頃からお世話になっている恩師や上司、よく連絡を取り合う友人などであれば、直接報告するのが一番です。
一方で、結婚報告のためだけにわざわざ予定を合わせてもらうのを心苦しく感じる相手や、普段のやりとりが年賀状だけになっている相手もいるでしょう。そういった方には年賀状を活用するといいですよ。
また、結婚式に参列できなかった方にも、写真入りの年賀状で報告すると、結婚相手を紹介できます。年賀状だとあくまで近況報告の一環として、結婚を伝えられるため、相手に気を遣わせたり、後ろめたさを感じさせたりしないのがメリットです。
もちろん結婚式に参列してくださった方や、結婚祝いをいただいた方に対して改めて年賀状でもお礼を込めて報告するのもいいでしょう。
年賀状でおしゃれに結婚報告できるのはどんなデザイン?
毎年出している年賀状とはいえ、人生の節目である結婚報告をするとなると、例年よりおしゃれなデザインにしたいものですね。また、結婚式やフォトウェディング、前撮りなどで写真素材があるがゆえに、どのようなデザインがいいのかも悩むところです。一方で、写真を載せるべきなのか、載せない方がいいのかも判断が難しいですよね。
続いては、写真の有無についてや写真を選ぶ上でのポイントとデザイン例をご紹介します。
年賀状での結婚報告に写真は載せる?あるとうざい?
写真を載せると新郎新婦ふたりの顔がわかり、お互いのお世話になった方に結婚相手を紹介できるので、載せるのがおすすめです。ただ、選ぶ写真によっては「うざい」と思われてしまう恐れもあります。
例えば、キスやお姫様だっこをしている写真は不快に思う方もいらっしゃいます。また、何枚も写真をレイアウトするのも、乱雑な印象を与えるので避けましょう。他にも、何年も連絡をとっていない相手にいきなり写真入りの年賀状を送ると、身構えてしまう場合もあります。そのため、相手との距離感も踏まえて写真の有無を選択するのがいいでしょう。
写真を選ぶ際は、新婚旅行や結婚式、前撮りなどの自然な雰囲気の写真が無難です。以下のように、送る相手によって使い分けてもいいかもしれませんね。
- 今後、付き合いがある可能性のある親戚:ふたりの顔がよく見える写真
- 結婚式に参列してくれた方:結婚式の写真
- 参列できなかった方:新婚旅行の写真
親戚は家族と近しい関係なため、結婚相手のことがよくわかるように、顔がよく見える写真がよいとされています。結婚式に参列できなかった方に結婚式の写真ではなく、新婚旅行の写真を送るのは、参列できなかった罪悪感を抱かせないためです。
結婚式は行わないナシ婚の方や、式がまだの方は旅行先や新居での2ショットがおすすめです。フォトウェディングを行っている場合は、その写真から選ぶのも、もちろんいいでしょう。
結婚式や前撮りの写真を使った年賀状
続いて、年賀の挨拶と結婚報告を兼ねた事例を卒花さんたちのインスタ投稿から見てみましょう。前撮り写真を使っている方が多く、インスタ投稿の本文に年賀の挨拶と結婚報告の内容を含めることがポイントです。
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結婚式の写真を使えば、ゲストの方には式当日のことを思い出してもらえます。また、何よりもふたりが幸せいっぱいで、皆から祝福されている様子が伝わってくるため、結婚報告にふさわしいです。前撮りで和装を行った方は、年賀状の和のテイストにピッタリなので、ぜひ取り入れたいですね。
普段の写真を使うのもOK
結婚報告を兼ねた年賀状には、前撮りや挙式当日の写真だけではなく、普段のお二人の姿を撮影した写真を使うのも素敵です。形式張った姿ではなく、リラックスしたお二人の様子をお伝えできる点が魅力ですね。
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出典:【最速2022】結婚報告はがきを年賀状で♡おしゃれで安いデザイン&サービスまとめ
結婚式がまだの場合やする予定がない場合は、ふたりの思い出の写真を載せてもいいです。年賀状に合った写真がなければ、自分たちで撮影するのも一つの手ですよ。
写真は載せず、干支などでシンプルに
出典:【最速2022】結婚報告はがきを年賀状で♡おしゃれで安いデザイン&サービスまとめ
あまりプライベートでの親交がない会社の上司や目上の人などへは、干支のみの落ち着いたデザインを選ぶのが無難です。
また、自分たちの2ショット写真を年賀状に使うのに気恥ずかしさを感じる方もいるでしょう。そういった方は無理に写真を載せる必要はなく、通常と同様のデザインの年賀状でかまいません。もし、顔出しが恥ずかしいということであれば、背中や足下のみの写真を載せるのも一つの手です。
去年はNG!?結婚報告で使ってはいけない言葉
結婚はお祝いごとなので、縁起が悪いとされる「忌み言葉」や別れを連想させる「重ね言葉」を使うのはNGです。年賀状で使いがちな「去年」も「去る」という言葉が入っており、縁起が悪いため「昨年」「旧年」などと言い換えましょう。同様に区切りや終わりを連想させる「、」「。」の句読点もお祝いごとのため控えます。
結婚報告の際に避けるべき言葉については、別記事の結婚報告の文例7選!SNSやはがき、年賀状での報告はこれでカンペキで詳しく紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
結婚報告を年賀状でするならコレでOK!使える文例
年賀状で結婚報告を行う場合、通常の結婚報告とは異なり、あくまで新年の挨拶がベースとなります。また、どのような相手に送るかによって、ふさわしい文面も異なります。ここでは「定番の文例」をはじめとした8つのケースの文例をご紹介します。
定番の文例
あけましておめでとうございます
昨年◯月◯日に私たちは結婚いたしました
ふたりで迎える初めてのお正月となります
まだまだ未熟なふたりですが 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます
まず、新年の挨拶をしたあとに結婚報告を行うのが、年賀状で結婚報告を行ううえでのポイントです。新年の挨拶は、通常の年賀状と同じく「あけましておめでとうございます」の他に、「謹賀新年」や「A Happy New Year」などを用いてもいいです。
ただ、「A Happy New Year」はカジュアルな表現になるため、友人や職場の同僚など親しい相手に留めておきましょう。
結婚式に参列した相手へ送る文例
新年おめでとうございます
昨年は私たちの結婚式にご出席いただき ありがとうございました
おかげさまで 初めてふたりで新年を迎えることができました
ふたりで支え合って 笑顔の溢れる家庭を築いていきたいと思います
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
結婚式に参列いただいたお礼を必ず入れましょう。可能であれば、「遠方からお越しいただき ありがとうございました」などと相手に応じて文面を変えるとなおいいです。
結婚式に参列・招待できなかった相手への文例
謹賀新年
私たちは昨年◯月◯日に結婚式を挙げ 新しい人生をふたりで歩み始めました
今後はお互いを思いやりながら 幸せいっぱいの家庭を築いていきたいと思います
今年もどうぞよろしくお願いいたします
結婚式の場に立ち会えていないため、結婚した日にちを入れたうえで、結婚報告を行うのがポイントです。年賀状だけのやりとりとなっている相手や、長らく会っていない相手にも、結婚がいつのことなのかわかるように同様の対応をしましょう。
上司や親戚など目上の人への文例
新春のお慶びを申し上げます
このたび 私たちは◯月◯日に結婚し 家族となりました
多大なるお心遣いをいただき 誠にありがとうございました
まだまだ至らぬふたりではございますが
お互いに助け合いながら 温かい家庭を築けるよう努めてまいります
今後ともご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い申し上げます
自分より立場が上の方に対しての文面のため、結婚報告だけでなく、日頃の感謝も伝えましょう。また、結婚したことによる抱負も併せて伝えられるといいですね。
結婚式には参列できなかったが、お祝いをいただいた相手への文例
あけましておめでとうございます
昨年は私たちの結婚にあたり 温かくお祝いいただきまして 誠にありがとうございました
お心遣いに心より感謝申し上げます
本年も何卒よろしくお願いいたします
お祝いやプレゼントをいただいた場合は、感謝の気持ちを伝える一文があるといいでしょう
結婚報告自体をまだ済ませていない相手への文例
あけましておめでとうございます
旧年中は大変お世話になりました
ご報告が遅くなりましたが 私たちは昨年〇月〇日に結婚しました
これからはふたりで協力して 温かい家庭を築いていきます
本年もどうぞよろしくお願いいたします
結婚報告自体を年賀状で初めてする相手は、普段頻繁に会ったり、連絡を取り合ったりすることがない場合が多いでしょう。よって、軽い近況報告としてシンプルな文面に留めるのがポイントです。仰々しい内容にすると「お祝いが必要だろうか?」と相手を悩ませてしまう可能性もあるためです。
入籍のみを報告する文例
謹賀新年
私どもは昨年〇月〇日に婚姻届を提出し 結婚して初めてのお正月を迎えました
本年が〇〇様にとって素晴らしい一年となりますよう 心よりお祈り申し上げます
結婚式を行った日ではなく、婚姻届を提出した日を伝えます。また、親族で食事会を行った場合は、下記のように追記すると受け取った相手は詳細がわかるため、より丁寧な印象を持ちます。
「結婚式・披露宴は行わず 親族のみで食事会をいたしました
ご報告が遅れてしまい申し訳ございません」
これから結婚式を控えている方は、式に招待する方へ「〇月〇日に結婚式でお会いできるのを楽しみにしています」などのメッセージを追記するのもいいでしょう。
授かり婚の場合の文例
あけましておめでとうございます
私たちは昨年〇月〇日に結婚しました
新しい家族も授かり 賑やかなお正月となりました
何かと至らぬ点があるふたりですが 本年もどうぞよろしくお願いいたします
年賀状を出す時点ですでに子どもが生まれている場合は「〇月に第一子も誕生し」などといつ生まれたかを添えてもいいですね。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
今までお世話になった方と親交を続けていくうえで年賀状は大切なツールです。そんな年賀状で結婚報告をするにあたり、相手に対して失礼や不快に思われる振る舞いを避けるためには以下の点が大切です。
- 年賀状での結婚報告は、基本的には10月以降に入籍や結婚式を行った場合におすすめ
- 喪中の場合は、年賀状を出してはいけないので、寒中見舞いなどで対応する
- 新郎新婦の2ショットを載せるか否かは受け取る相手によって判断する
- 終わりや別れを連想させる忌み言葉は避ける
- 新年の挨拶をしたうえで、結婚報告を行い、文面も相手によって合わせるのがベスト
喪中や忌み言葉など、マナーがしっかりと決まっているものと異なり、写真の掲載や文面については、正解がありません。だからこそ、受け取った相手の立場に立って判断するのが鍵です。
自分たちの人生の門出を報告するような大切な相手なのですから、気遣いを忘れず、丁寧な対応を心がけてくださいね。