結婚報告の文例7選!SNSやはがき、年賀状での報告はこれでカンペキ

結婚報告の文例7選!SNSやはがき、年賀状での報告はこれでカンペキ

はがきやLINE、SNSなどで結婚報告するときに誰もが悩むのが文章の内容ですよね。この記事では結婚報告に書くべき内容、文章で気をつけるべきポイント、インスタなどのSNSでの報告に対する注意点をご紹介します。

目次

  1. 結婚報告の方法は何がいい?
  2. 結婚報告はがきを投函する時期はいつ?
  3. 結婚報告はがきの文章で気をつけるべきポイント
  4. 結婚報告はがきに書くべき4つの要素
  5. さまざまなケースに対応!結婚報告はがきに使える文例7選
  6. SNSで報告を行うタイミングは?
  7. 「1分で振り返る」この記事のまとめ

入籍したり、結婚式が終わったりしたあとに行う結婚報告。人生の節目となる結婚を報告するとなると、マナーを守れているかや、失礼がないかなどが気になりますよね。

また、職場の上司や恩師など目上の人に対してと、友人などの親しい人との文例の使い分けや、結婚式に招待しなかった場合、入籍のみの場合など、パターンによってどのように報告すべきかは悩みどころです。

この記事では、結婚報告はがきやSNSで結婚報告をする際に気をつけるべきポイントや、相手別パターン別に結婚報告の文例を7つご紹介します

結婚報告の方法は何がいい?

結婚報告の方法として挙げられるのは以下の5つです。

  • 直接伝える
  • 電話
  • はがき
  • メール
  • SNS

人生において重要な報告ですから、可能ならば会って直接伝えるのが望ましいです。とはいえ、交友関係のある人全員に会って報告するのは難しいため、正式な方法である電話やはがきも使って報告しましょう

特に、結婚報告はがきは結婚式に出席してくれた方や、お祝いをくださった方へのお礼状も兼ねるため、活躍するシーンが多いです。そこで、次からは結婚報告はがきの投函時期や気をつけるべきポイント、文例についてお伝えします。

結婚報告はがきを投函する時期はいつ?

結婚報告はがきは、入籍もしくは挙式後の1〜2ヶ月以内に出すのがマナーです。しかし、この時期を過ぎると出してはいけないわけではありません。年賀状や暑中見舞いを兼ねて結婚の報告をしてもいいですし、結婚内祝いのお礼状代わりとして送る場合もあります。実際、挙式後の1〜2ヶ月以内にはがきを出す夫婦は少なく、式の翌年の年賀状で報告する傾向にあります。

ただ、挙式や入籍日が10月よりも前の場合は、事前に結婚報告の手紙を出して、新しい住所を知らせておくのが望ましいでしょう。その場合は、暑中見舞いなどを兼ねて報告する方法もあります。逆に、10月以降に入籍や挙式を行った方は、年賀状と兼ねて、結婚報告のはがきを出す方が多いです。特に12月に結婚した方は、その傾向が強くなっています。

喪中の場合はどうする?

相手の方が喪中の場合は、お祝いごとは避けるべきとされているため、年賀状と同じく、結婚報告はがきを送ってはいけません。自分たちが喪中の場合も同様です。

代わりとして、寒中見舞いや暑中見舞いを兼ねて送ります。その際のはがきのデザインは、ウェディングフォトは載せないほうが無難でしょう。喪中の場合は、結婚報告はがきの対応が限定されます。お悔やみごとが関わるデリケートなケースなので、失礼のないように慎重に対応しましょう。

結婚報告はがきの文章で気をつけるべきポイント

結婚報告はがきに記載する文章には、結婚式の招待状と同じく気をつけるべきポイントがあります。それは以下の3つです。

気を付けるポイント!
  • 「、」「。」の句読点は使わない
  • 「去る」「別れる」などの忌み言葉は使わない
  • 「近々」など、同じ言葉を繰り返す重ね言葉は使わない

句読点は文章を区切るために使われるため、「終わり」を連想させ、縁起が悪いです。同様に、「去る」や「近々」なども離婚を連想させ、お祝いごとである結婚にふさわしくありません。よって、「去年」などと記載する際は、「昨年」と書き換えます。

ただ、重ね言葉の中でも、「ますます」「いよいよ」などの縁起の悪い印象が薄いものについては使ってもよいとされています。これらを踏まえたうえで、次に紹介する基本の構成に沿って、文章を考えていきましょう。

結婚報告はがきに書くべき4つの要素

画像出典:結婚スタイルマガジン

画像出典:結婚式準備.com

結婚報告はがきは主に、次に挙げる4つの要素で組み立てられています。

結婚報告はがきの4つの要素
  • 冒頭の挨拶
  • 本文
  • 結びの挨拶
  • 差出人の住所と名前

それぞれに押さえておくべきポイントや、盛り込むべき内容があるので、順に解説していきます。

冒頭の挨拶

冒頭の挨拶として「拝啓」と呼ばれる頭語と「◯◯の候」と記載される時候の挨拶を続けます。◯◯に入る言葉は季節によって異なるため、以下の表を参照して、はがきを送る時期にあったものを選びましょう。

1月初春、新春、厳冬、大寒
2月立春、向春、余寒、残雪
3月早春、浅春、春分、春色
4月陽春、桜花、春日、花冷え
5月新緑、薫風、若葉、暮春
6月梅雨、入梅、青葉、薄暑
7月盛夏、大暑、猛暑、酷暑
8月残暑、晩夏、秋暑、立秋
9月新秋、秋分、​​白露、野分
10月清秋、紅葉、秋雨、秋晴
11月深秋、落葉、深冷、向寒
12月師走、歳末、初冬、新雪

時候の挨拶に迷った際は、季節を問わず使える「時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」と記載するのも一つの手です。

なお、「拝啓」と「時候の挨拶」の組み合わせは、丁寧な印象を与えるため、職場の上司や恩師など、目上の人に向けたはがきには入れるのが望ましいでしょう。一方で、友人など親しい間柄の人に対しては、少々堅苦しい印象を与えるため、省いてもよいです。

本文

挨拶を終えたあとは、「さて」「このたび」などの接続詞をはさんで、結婚報告を行います。結婚報告にあたり、書く内容は以下の通りです。

結婚報告に書く内容
  • 結婚報告
  • 入籍日や結婚式を挙げた日
  • 今後の抱負やお付き合いのお願い
  • 新居のお知らせ

入籍日と結婚式を挙げた日は、どちらを書いてもかまいません。もし、はがきに結婚式の写真を載せる場合は、結婚式を挙げた日を記載したほうがわかりやすいでしょう。

実際の記載例については、このあとの「基本的な結婚報告はがきの文例」で紹介しています。

結びの挨拶

最後は、以下のような結びの挨拶で締めます。

  • 未熟なふたりですが ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします
  • これからも よろしくお願いいたします

冒頭の挨拶で「拝啓」を使った場合、拝啓のセットである結語の「敬具」で結ぶようにしましょう。結語は頭語に対して、はがきや手紙の結びに書く挨拶です。結びの挨拶として、日付を記載する場合もあります。その場合は、敬具のあとに書きましょう。

日付を縦書きする場合は、年号と漢数字で書くと品格の高い印象になります。横書きの場合は、年号と西暦のどちらを使ってもかまいません。また、数字の表記は算用数字を使うのが基本です。

差出人の住所と名前

通常のはがきを記載するときと同じく、郵便番号、住所、ふたりの名前の順に記載します。気をつける点といえば、新婦の名前の記載でしょう。同じ苗字なので、新婦は下の名前のみを書き、名前のあとに旧姓を記載します

こちらも詳しくは「基本的な結婚報告はがきの文例」で紹介していますので、確認してみてくださいね。

さまざまなケースに対応!結婚報告はがきに使える文例7選

結婚報告はがきを出す相手には、目上の人や親しい人など、さまざまな間柄の人がいます。また、入籍のみの場合や結婚式に招待しなかった場合、結婚祝いをいただいた場合、年賀状や寒中見舞いなどと結婚報告を兼ねる場合など、報告する内容のパターンもさまざまです。

続いては、結婚報告はがきを出す相手や、内容のパターンごとにそのまま使える7つの文例をご紹介します。

基本的な結婚報告はがきの文例

結婚報告はがきに書くべき4つの要素として

  • 冒頭の挨拶
  • 本文
  • 結びの挨拶
  • 差出人の住所と名前

があることをお伝えしました。このうち、冒頭の挨拶、本文、結びの挨拶は、はがきを受け取る相手によって表現のくだけ方が異なります。「目上の人向け」と「親しい人向け」の2つの文例を紹介しますので、この基本的な文例や後に続くケース別の文例を参考に相手に寄り添った文章を書いていきましょう。

目上の人や職場の上司に向けた文例

拝啓

◯◯の候 皆様におかれましては ますますご健勝のこととお喜び申し上げます

私事ではございますが このたび◯月◯日に結婚いたしました
皆様から頂戴した温かいお言葉を胸に ふたりで力を合わせて幸せな家庭を築いていきたいと思っております

左記に新居を構えましたので お近くにお越しの際にはぜひお立ち寄りくださいませ

今後も仕事と家庭を両立できるよう 精進してまいります
何かと至らない点の多い私たちですが 今後ともご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます

敬具

令和◯年◯月◯日

〒七一六 – 七七一六
東京都◯◯区◯◯七丁目一番六号
TEL ◯三 – 七七一六 – 七七一六
七色 映太
   花子(旧姓 花嫁)

友人など親しい人向けの文例

We have just married!

このたび◯月◯日に入籍をし 私たちは家族となりました
ふたりで力を合わせて 幸せいっぱいな家庭を築いていきます

下記に引っ越しましたので お近くへお越しの際は ぜひ遊びにいらしてくださいね!

これからも末長くよろしくお願いいたします

20◯◯年◯月◯日

〒716-7716
東京都◯◯区◯◯7-1-6
TEL 03-7716-7716
七色 映太
   花子(旧姓 花嫁)

年賀状と結婚報告はがきを兼ねる場合の文例

謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年中は大変お世話になり ありがとうございました

私たちは昨年◯月◯日に結婚式を挙げ ふたりで迎えるはじめてのお正月となりました
未熟なふたりではございますが 本年もどうぞよろしくお願いいたします

寒中見舞いと結婚報告はがきを兼ねる場合の文例

寒中お見舞い申し上げます
寒さはこれからが本番ですが 皆様にはお変わりございませんか

私事ですが 昨年◯月◯日に結婚いたしました
お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください

本年もよろしくお願い申し上げます

結婚式のお礼を兼ねた文例

拝啓

◯◯の候 お健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます
先日はお忙しいなか 私たちの結婚式に(遠方から)お越しいただきありがとうございました

おかげさまで素晴らしい一日となり 感謝の気持ちでいっぱいです
皆様からいただいた温かい祝福を胸に ふたりで力を合わせて幸せな家庭を築いていきたいと思います

なお 左記(下記)の住所にてふたりで暮らしはじめましたので お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください

今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます

敬具

身内のみで結婚式を挙げた場合や、結婚式に呼ばなかった場合の文例

拝啓

◯◯の候 皆様におかれましては ご健勝のこととお喜び申し上げます

◯月◯日私たちは親族のみでささやかに結婚式を挙げ 入籍いたしました
左記(下記)住所に ささやかな新居を構えましたので お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい

これからも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます

敬具 

入籍のみの場合の文例

目上の人や職場の上司向けの文例

拝啓

◯◯の候 皆様にはおかれましては ご清祥のこととお慶び申し上げます

さて私たちはこのたび◯月◯日に入籍をいたしました
挙式 披露宴は行わず 両家の家族のみで食事会を行いました
ご報告が遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます

左記の住所に新しく住まいを構えて 新しい生活を始めております
お近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください

これからはお互いに協力して 楽しい家庭を築いていきたいと思っております
未熟で至らぬ点も多いふたりでございますが 今後ともご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます

敬具

友人向けの文例

We got married!

私たちは◯月◯日に入籍しました
これもひとえにみんなのおかげです

これからはふたりで 笑顔の溢れる家庭を築いていきたいと思います

下記の住まいにて新しい生活を始めました
近くにお越しの際は ぜひお立ち寄りください

これからもよろしくお願いいたします

結婚祝いをいただいた場合の文例

拝啓

◯◯の候 ◯◯様におかれましては ご健勝のこととお慶び申し上げます

このたびは 私たちの結婚に際し 過分なお祝いを賜り 誠にありがとうございました
お気遣いに心より感謝申し上げます

お礼の印に心ばかりの品をお贈りいたします

これからはふたりで支え合い 笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思います
今後ともよろしくお願い申し上げます

敬具

SNSで報告を行うタイミングは?

一度に結婚報告ができるSNSは便利ですよね。他の花嫁さんがSNSで結婚報告しているのを見て、憧れている方もいるでしょう。しかし、職場や親戚、友人など個別で報告したい人に伝え終わるまで、SNSでの結婚報告は控えた方がよいです。なぜなら、SNSで初めて結婚を知った場合、投稿を見た相手が「軽んじられた」という印象を受ける恐れがあるからです

また、職場の方に報告する場合は、まず直属の上司に報告し、指示を仰ぐものですが、SNSにアップしてしまうと、自分の口から上司に報告する前に、上司がその投稿を見てしまう可能性もあります。仮に上司とSNSで繋がっていなくても、その投稿を見た同僚などから上司に伝わるということも考えられます。

そのため、SNSにアップする前に、

  • 直接伝える
  • 電話で伝える
  • 結婚報告はがきで伝える

などの方法で、先に報告するようにしましょう。

「1分で振り返る」この記事のまとめ

結婚報告は、新郎新婦ふたりが家族として歩んでいくことを、今までお世話になった人たちに伝える大切なものです。そんな結婚報告について、この記事では以下の6つの要素をお伝えしました。

記事のまとめ
  • 結婚報告は直接行うのが望ましいが、難しい場合は電話やはがきで行うのがマナー
  • 年賀状で結婚報告を行う新郎新婦が増えている
  • 喪中の場合は、寒中見舞いや暑中見舞いで結婚報告を行う
  • お祝いごとなので、終わりを連想させる「、」「。」や忌み言葉は使わない
  • 結婚報告はがきは「冒頭の挨拶」「本文」「結びの挨拶」「差出人の住所と名前」の4つで構成する
  • SNSでの結婚報告は個別に伝えたい人への報告が終わってから行う

今までの感謝を伝え、これからのふたりを安心して見守ってもらうためにも、上記を押さえて失礼のないように対応しましょう。