結婚式の準備を始めてみると、予想以上に見積もりが高くなってしまった!なんてことがあるのではないでしょうか?そこで、少しでも費用を抑えたい新郎新婦さん達におすすめしたいのが自作の招待状作りです。
しかし、イチから手作りの招待状を作るのは時間もかかって大変そうですよね。そんなお悩みを解決するべく、テンプレートを活用して簡単にできる招待状作りの方法についてご紹介します。自作招待状のおすすめサイトから、セット内容や印刷方法まで詳しい手順も説明していきますよ。
簡単に素敵な招待状が作れる!おすすめテンプレート3選
ネットには招待状自作のための様々なテンプレートを公開しているサイトがいくつもあります。その中でも、今回は特にデザインが豊富で簡単に作れるおすすめのサイトを3つご紹介します。
アレンジ次第で自分達だけのオリジナルの招待状を作ることができるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
bless
まずご紹介するのは、blessです。ブライダルペーパーアイテム・グッズの通信販売を行っており、利用者からは丁寧な対応が好評の信頼あるサイトです。無料のワードテンプレートを配布していたり文例集なども紹介されているところも嬉しいポイントです。商品のデザインはシンプルなものが多いですが、エレガント、ポップ、和風なども豊富に揃っています。
blessは商品開発から印刷サービス、発送までを全て自社で行っているため、他社と比較すると低価格で提供しているところも魅力の一つです。少しでも費用を抑えたい方には、特におすすめのサイトです。テンプレート探しに迷ったら、まずはblessを参考にしてはいかがでしょうか。
Mikiseabo
続いてご紹介するのはMikiseabo(ミキシーボ)です。とにかくおしゃれで海外風の可愛いデザインが豊富なサイトです。海外の雰囲気が好きなおしゃれ女子にはたまらないのではないでしょうか。ウェルカムボードやガーランドなど式場の装飾も豊富に用意されているので、統一感を出してオリジナルの空間を作りたい方には特におすすめですよ。
また、インスタグラムで公式アカウントフォロー&いいねをすると、可愛くておしゃれな結婚式の招待状テンプレート&フォトプロップスのプレゼントの企画も行なっています。
kamizukan
最後にご紹介するのはkamizukan(紙図鑑)です。紙図鑑は数多くの種類の紙を扱っている紙の専門店です。柄や模様が印刷されていないので、細かくオリジナルなデザインを作成することが可能です。数十種類の紙の実物入り資料も無料で取り寄せができるので、購入前に紙を確認できて安心です。
紙図鑑の紙は全てご家庭のインクジェットプリンターで印刷できますが、印刷に自信がない方は印刷代行サービスを利用することも可能です。紙にこだわってオリジナルの招待状を作成してみたいという方は、ぜひ紙図鑑のサイトを覗いてみて下さいね。
一般的な招待状のセット内容とは?
招待状の中には、本状の他に返信ハガキ、会場案内図、付箋など大切な案内を同封しなければいけません。ゲスト全員に同封するものと、一部のゲストに同封するものなど様々な配慮も必要になります。とても大切な作業なので、細かく確認をしてゲストに失礼のないように準備していきましょう。
招待状本体
結婚式の招待状の役割とは、結婚式の場所や日時をお知らせする大切な案内状のことです。ゲストの名前と住所、出席を確認する役割もあります。招待状の作成と送付はとても大切な作業ですので、良く確認しながら余裕を持って行なっていきましょう。
それでは、一つずつ確認していきたいと思います。
①日時
挙式と披露宴の開始時間を正確に記入しましょう。時間の記載でうっかり間違えてしまいがちな間違いがあります。例えば13時という24時間表記の場合、午後13時と記載しないように注意しましょう。午前、午後をつける場合は1〜12時の表記にします。また、数字の記載は全角・半角どちらかに統一させた方が綺麗で読みやすいでしょう。
②住所
式場の住所を記載します。電話番号も一緒に記載するのを忘れずにしましょう。
③挨拶文
挨拶文には、頭語、時候の挨拶を記入し結語で締めます。お祝い事には終止符を打たないという観点から句読点は使わないことが好ましいとされています。句読点の代わりには空白を用います。重ね言葉、忌み言葉も使わないように気をつけましょう。差出日は、縁起の良い日に送ったことを示すため、日にちではなく◯月吉日と表記します。
④差出人
結婚式の差出人の表記方法には決まりはありませんが、家ごとにも考え方が変わるので、両家での相談は必ず行いましょう。
- 新郎新婦名義
- 両親名義
- 親子連名
など様々な表記方法があります。結婚式にかかる費用を本人たちのみで負担する、両親の援助がある場合によっても変わるかもしれません。
返信用はがき
続いては、返信用はがきについてご紹介します。返信用はがきは、ゲストの出欠の確認をはじめ、アレルギーの有無や送迎・宿泊の要否を確認するための用紙です。
①表面
表面には、出席の確認と、アレルギーの有無の確認欄を用意します。遠方のゲストには宿泊の有無の確認欄など用意してもいいでしょう。
②裏面
裏面には、返信用切手の貼り忘れに注意しましょう。切手はおめでたい行事全般に使用できる慶事用切手が定番です。必ずしも慶事用切手にする必要はありませんが、ゲストに喜ばれますし、目上の方に送っても失礼になりません。
付箋
付箋とは、個別にお知らせする事柄のある一部のゲストに同封する名刺サイズほどのカードのことです。例えば、受付をお願いするゲストに準備のための早めの時間を書いたり、送迎バスやホテルの案内などによく使用されます。
また、乾杯の挨拶、スピーチをお願いしている職場の上司や友人、余興をお願いしているゲストに付箋を入れておくのも配慮があって良いと思います。
受け取るゲストが見落としてしまわないように、招待状にしっかり挟むなど入れ方にも注意しましょう。
①挙式列席のお願い
挙式から参列して欲しい方にはその旨の付箋を入れておきます。親族の場合は、挙式の前に両家同士の挨拶や対面式が行われる場合もあります。その際は親族のみに付箋を入れておきます。
②当日の受付のお願い
受付をお願いしている方には、お礼の言葉とともに来て頂く時間を記載します。
③当日のタイムライン
当日のスケジュールを記載した付箋です。受付、挙式、集合写真、披露宴、お開きの時間まで記載します。二次会がある場合はその時間も記載しましょう。
④交通機関の案内
駅から式場までのシャトルバスが運行している場合は、バスの出発時間や出発場所等の案内などの付箋も入れておきます。他にも送迎タクシーの利用がわかっている場合にはタクシーチケットなども同封しておくといいでしょう。
封筒
①宛名側
招待状の宛名は毛筆、または筆ペンで手書きをするのが正式とされています。字に自信のある人は自分自身で書いてもいいでしょう。よくあるパターンとしては、字が綺麗な親戚の叔父さんや叔母さんにお願いすることも多いです。喜んで引き受けてくれるのではないでしょうか。その他の方法としては式場を通して筆耕を依頼することももちろん可能です。
最近では手書きではなく印刷にしてもマナー違反とまでは言われることはありません。また、夫婦でご招待する場合には連名で記入することも忘れずにしましょう。
②差出人側
封筒の裏面には、招待状の差出人の名前と住所を記載します。
会場までの地図
①会場までの道のりや会場の写真
ゲストが迷うことなく会場に辿り着けるようにわかりやすい地図や写真を入れておくことがマナーです。自分たちで地図を作成する必要はなく、会場が用意している雛形を利用することをおすすめします。
②会場周辺の観光地
式場の周辺に観光地などあれば記載しましょう。目印になるお店やコンビニなど、分かりやすく記載するといいですね。
③会場の住所や電話番号
式場の住所と電話番号は正確に記載しましょう。
④最寄の駅
分かりやすい最寄りの駅を記載します。駅が複数ある場合は、特に近い出口や分かりやすいアクセス方法を記載するとより親切です。
⑤駐車場の場所
式場の駐車場の有無と駐車可能台数を記載しましょう。駐車台数が少ない場合は、式場周辺に隣接するコインパーキングなども調べておいてあげられるようにします。駐車料金や式場と提携の駐車場があるのかも調べておきます。
招待状を美しく仕上げる印刷方法
招待状のデザイン、記載する内容も決まったところで、いよいよ印刷の作業に入ります。素敵なデザインを完成させても印刷作業が失敗してしまったら、せっかくの努力が水の泡になってしまいますよね。印刷まで確実に成功させるために、おすすめの印刷紙と印刷方法を細かくご紹介します。
おすすめの印刷紙を紹介
招待状の印刷紙は、選んだデザインに合わせて選んでみましょう。デザインの雰囲気と紙の素材がピッタリと合えば、とても素敵な仕上がりになりますよ。厚手のものや素材感がしっかりとしたものを選ぶと高級感が出るのでおすすめです。ゲストの皆さんにお届けする招待状の色や雰囲気によってイメージがガラッと変わりますので、慎重に選んでいきましょう。
今回は、印刷紙に最適な4種類の紙のご紹介をしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マーメイド紙
画像出典:minneとものづくりと
まずご紹介するのは、マーメイド紙です。マーメイド紙とは、その名の通り人魚のさざ波を思わせるような表面が凸凹した用紙です。製造加工時に織り模様のついた特殊なフェルト(毛布)を用いるために独特の質感に仕上がります。
厚手でザラザラとした質感からは柔らかな雰囲気が出るので、あたたかい雰囲気を出したい時には最適です。カラーや厚さも豊富にあり、様々な使い方が楽しめそうですね。
アラベール
画像出典:TAKEO公式サイト
アラベールは、独特の風合いで高級感の漂う印刷紙です。画用紙のようにサラリとした質感が感じられます。印刷後は優しく落ち着いた雰囲気に仕上がりやすいのが特徴です。インクジェットプリンターに対応しているので、気軽に印刷できるところも嬉しいポイントです。
ゼオミライ
画像出典:TAKEO公式サイト
ゼオミライは和紙のような風合いと質感が特徴的です。また、銅イオンを担持させたゼオライトを配合しており、細菌やウイルスに対して作用するため、消臭効果もあります。このご時世に結婚式を控えた方にとっては、ゲストにとっても配慮ができる素晴らしい素材です。
トレーシングペーパー
画像出典:amazon.com
トレーシングペーパーは透かして複写などするときに使われる半透明の用紙です。招待状の本体に使用しなくても、トレーシングペーパーを上に重ねて麻ひもやリボンをかけるだけのDIYにするなど、オシャレのワンポイントとして用いることも人気です。ふんわりと可愛い雰囲気に仕上げたい方には特におすすめです。
招待状にはどんな印刷方法があるの?
印刷に使う紙まで決定したら、いよいよ印刷方法を考えていきましょう。方法は大きく分けて3つあります。使用する印刷紙によっては、自宅のプリンターで印刷できることもあれば難しい場合もありますよね。また、どの程度までお金と時間をかけられるか、自分のこだわりたいポイントを再確認しながらじっくり考えていきましょう。
コンビニのコピー機でプリントアウト
自宅にプリンターが無く、費用も抑えたい方におすすめなのはコンビニのコピー機です。カラー印刷で1部30〜40円ほどです。しかし、コンビニによっては利用できる用紙に制限があったり、特殊加工はできないことが多いので、使用する前に確認をしておきましょう。コンビニは人の出入りが激しいため、落ち着いて作業したい方には不向きかもしれません。
自宅の印刷機でプリントアウト
もっとも費用を抑えられるのは自宅での印刷です。自宅で印刷できる自作キットが販売しているので活用してみるのもおすすめです。印刷をする際の向きやインク切れに注意するなど細かい微調整が必要になります。比較的時間に余裕があり落ち着いて作業できる方には合っているかもしれません。
プロに任せる
印刷まで自分で作業するのは自信がない、絶対に綺麗に仕上げたいという方は、やはりプロにお任せしましょう。選んだ紙の種類によっては、コンビニや自宅での印刷は難しい場合もあります。依頼する際に少し手間がかかったり、費用がかかってしまうことが難点です。
また、仕上がりの日程を発送したい日に間に合わせるなどスケジュールの日程などにも十分に注意し、必ずその点だけは確認しておきましょう。
プロに任せるならココ!
最後に、プロにお任せする時におすすめの印刷サービスをご紹介します。
プリントパック
プリントパックは業界で特に有名な印刷サービスで、印刷製品は完全自社製品のため高品質と低価格が強みです。注文方法はユーザー登録後に用紙の種類、厚さ、納期の希望日を選択すると値段が表示されるのでそのまま注文に進みます。サイトもとても見やすくわかりやすいです。
利用者の環境に合わせて、Web入稿、クイックデータチェック、郵送入稿、ご注文前クイックデータチェックの4つの入稿方法が用意されています。様々なデータ形式に対応しており、全国どこでも送料無料、色校正も用意されているなどサービスも豊富に揃っています。印刷サービスに迷ったら、まずはプリントパックのサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。
graphic
最新のデジタルカラーマネジメントシステムを使用した高品質な仕上がりが好評の会社です。注文方法は、仕上がりサイズを確認後、色、加工、用紙を選択すると料金が表示され、梱包とオプションの選択に進みます。入稿方法はWeb入稿、ダイレクト入稿、PDF入稿、Webデザインツール入稿、メディア送付入稿、店頭持ち込み入稿(有料サービス)、Officeファイル入稿の7種類があります。
Web入稿の中でも特にスマートチェックが推奨されており、素早くチェックされ出荷日もすぐに確定されるので、人気のプランとなっています。加工や用紙の種類がとても豊富に揃っているところも魅力的です。
プリンパ
プリンパは、紙選びからできるという他の会社にはないユニークなサービスが特徴です。紙の雰囲気やスペックから選び色を選択していくという手順から、仕上がりのイメージがしやすいのです。珍しい種類の紙やカラーを使用して印刷物を作成することのできる会社です。
また、実例ギャラリーが豊富で、理想とするデザインの仕上がりをイメージしやすいところが魅力的です。紙にこだわりたい、変わった紙質に興味がある方には特におすすめしたいサイトです。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
- ネットを使って招待状を簡単にオシャレに手作りする流れを知ることができる
- 招待状自作のためのテンプレートの入手方法から印刷方法まで知ることができる
- 結婚式の費用を少しでも抑えたい新郎新婦への一つのアドバイスとなる
- 招待状の同封物も全て自作するのでマナーの勉強にもなる
- 結婚式のアイテムを手作りするという楽しさを知ることができる
結婚式の準備というのは、体力も時間も使うのでとても大変な作業です。ですが、一生に一度の結婚式を自分達らしいオリジナリティーに溢れたものにできたら、とても素晴らしいと思います。そのための一つとして、今回は結婚式の招待状手作りに焦点を当ててみました。
招待状はお世話になった人々をお呼びする大切なものです。そんな大切なアイテムを夫婦になるお二人が協力しながら手作りできたとしたら、最高の思い出にもなると思います。この記事を読んで、気になった新郎新婦さんはぜひ手作り招待状にチャレンジしてみてくださいね。
このほか、結婚式の招待状の基礎知識をまとめて知りたい方はよくわかる結婚式の招待状の準備ガイド!手作りアイデアや書き方、おすすめ業者とデザインテンプレートもご紹介もぜひご覧ください。