結婚挨拶で女性はスーツ?ワンピース?服装マナーとカラー診断で印象アップ

結婚挨拶で女性はスーツ?ワンピース?服装マナーとカラー診断で印象アップ

結婚挨拶は第一印象がとても大切。服装やヘアメイクなど身だしなみのポイントを押さえて、清楚で上品な女性を目指しましょう。

目次

  1. 結婚挨拶はどんな服装で行った?先輩花嫁の声
  2. 結婚挨拶にふさわしい女性の服装とは
  3. 結婚挨拶は服装だけでなく靴やアウターにも気を配ろう
  4. 小物と服装を上手に組み合わせて上品さアップ
  5. 結婚挨拶は服装だけじゃない?メイクや髪型もトータルコーディネート
  6. あなたにぴったりの色は?パーソナルカラー診断で服装選びをもっと楽しく

彼のご両親に結婚の挨拶に行くことになったけど、「何を着て行ったらいいの?」「普段着はカジュアルなものしか持ってない・・・」とお困りではありませんか?

この記事では、結婚挨拶の服装に悩む女性のみなさんに、マナーを押さえたオススメの服装を解説します。パーソナルカラー診断も参考にして、自分に似合っていて印象がよく見える服を選んでくださいね。

結婚挨拶はどんな服装で行った?先輩花嫁の声

結婚挨拶において、女性は上下スーツでなければいけないという決まりはありません。とはいえフォーマルな場なので、何でも良いというわけではなさそうですよね。そこでどんな服装で挨拶に伺ったのか、先輩花嫁さんのアンケートを参考に、詳しく見ていきましょう。

結婚挨拶の服装を先輩花嫁に大調査!

結婚挨拶の服装は、上下スーツ(スカートまたはパンツ)、ワンピース、キレイめの服、普段通りの服のどのタイプだったか、先輩花嫁に聞いてみました。

有効回答数69名(既婚女性69名/2021年5月プレハナ調べ)

アンケート結果から、上下セットのスーツ姿で挨拶に行った女性はかなり少数派で、半数近くがワンピースということがわかります。その次に多いのが「キレイめの服」ということですが、具体的にどのような服装なのか先輩花嫁の声を聞いてみましょう。

白いシンプルなブラウスに、膝下丈の黒のレーススカート(20代 女性)

白いブラウスに、ベージュのパンツ(20代 女性)

白の丸首アンサンブルカーディガンに、ネイビーのふんわりした膝丈スカート(30代 女性)

このように、白いブラウスや膝丈のスカートなど、上品で女性らしい服装が目立ちました。一方で、パンツスタイルという声もあり、必ずしもスカートでなければダメというわけではないようです。

そこで今回は、結婚挨拶にふさわしい服装をスカート派とパンツ派に分けてご紹介します。また、パーソナルカラーチャートであなたに似合う色を診断し、より好印象な雰囲気の服装選びのお手伝いをします。

結婚挨拶にふさわしい女性の服装とは

親への結婚挨拶は、結婚準備の第一歩。特にこれから家族になる、義理の両親に与える第一印象はとても大切です。第一印象をよくするための重要なポイントは、「清潔感」です。普段はカジュアルな服装が多いあなたも、持っておくと何かと便利な「お呼ばれ服」をこの機会に用意しましょう!

ハズレなし!王道のワンピースのポイント

まずオススメなのは、アンケートでも一番着用率が高かったワンピースです。ポイントはなんといっても、たった一枚でコーディネートが完成するところ。アクセサリーや合わせる小物によって、普段使いで着回しやすいのも人気の理由です。

ワンピースはしっかりとウエストマークがあり、スカート部分がふんわりとした形がおすすめです。女性らしさを表現できるだけでなく、メリハリがつきスタイルがよく見えます。シフォンやレースといった柔らかい素材を選べば、より優しい印象に。透け感や光沢感のありすぎるものは、派手な印象を与えるため避けましょう。長さはひざ下丈がベストです。

また、明るくクリーンな色を選ぶと第一印象がぐっと爽やかになります。普段落ち暗めの着いた色が多いという方は、白やベージュが挑戦しやすいですよ♪シンプルできれいめなデザインを選び、コントラストの強い柄物など派手な印象を与えるデザインはなるべく避けて。

ワンピースの上からジャケットなどを羽織る場合は、薄めの素材を選びましょう。きちんとしていながらも堅くなりにくくおすすめです。夏にノースリーブワンピースを着る場合は、涼しげなジャケットやカーディガンなどの羽織りものを合わせ、露出は控えましょう。

スカートは細部にまでこだわって

ワンピースを新調するのはちょっと・・・という方は、お手持ちのニットやブラウスなどにスカートを合わせてもOK。合わせるトップスによってコーディネートの印象が変わってきます。

スカートはフレアタイプのように裾が広がったデザインで、ひざ下丈のものがおすすめです。ボディラインがくっきりと出るタイトスカートや、ミニ丈、足首まであるロング丈のスカートはだらしない印象になりかねないので避けましょう。

ワンピースと違って、トップスが明るい色であればスカートを落ち着いた色にするのも◎。柄物を選ぶ場合は、小さめの小花柄や細いストライプといった、派手に主張しすぎないデザインにしましょう。

合わせるジャケットは、インナーがダーク系なら明るい色がおすすめです。季節を問わず着られるカーディガンも持っておくと便利なアイテムです♪

パンツスタイルは女性らしさを意識すると◎

近頃ではパンツスタイルのウェディングドレスも出回ったりと、女性でもパンツがフォーマルな服として取り入れられる時代です。普段着としても着回しやすいのも魅力です!

パンツで気をつけたいのは、他の服よりもカジュアルに見えやすいところです。オフィスにも着ていけるような、キレイめなものを基準に選びましょう。

センタープレスパンツやハイウエストパンツは、きちんと感が出るだけでなく脚長効果も期待できるためおすすめです。タイトすぎず、ダボっとしすぎず、少しゆとりがあるくらいの形がいいでしょう。丈は足首が軽く見えるくらいがベスト。七分丈より短いとラフな印象になりますし、長すぎるとだらしなく見えやすいです。デニム生地やワークパンツはNG。

素材はマットな質感のものが落ち着いた雰囲気でオススメ。普段ダークカラーを選びがちな方は、この機会に爽やかな色のパンツに挑戦してみるのもいいですね♪

パンツに合わせるトップスは、フェミニンなブラウスやシャツで女性らしさを演出しましょう。アイテム単体ではなく、コーディネート全体で見て選んでいくと、理想のイメージに近づけますよ。

ジャケットを合わせる場合はスカートスタイルと同じく、かっちりしすぎないよう柔らかい色や素材を選ぶと優しい雰囲気になりやすいです。

結婚挨拶は服装だけでなく靴やアウターにも気を配ろう

洋服の次は、合わせる靴やアウターにも気を配りましょう。家に上がる時には脱ぐからといって、カジュアルすぎるものはやめましょう。見えにくいところにも気がつく女性だと、さりげなく印象づけることが大切です。

結婚挨拶の靴はパンプスがオススメ

スカートでもパンツでも、控えめなヒールのあるパンプスを選ぶと良いでしょう。バレエシューズ、ミュール、サンダルやスニーカーは避けましょう。ストラップ付きなど、複雑で着脱に時間のかかるものは結婚挨拶には向きません。シンプルなフォルムと色で、マットな素材がオススメです。

冬は寒くてブーツを履きたくなりますが、この日だけと思い、寒さに負けずパンプスで頑張りましょう!

アウターは全体とバランスを調整

スカートと同じひざ丈くらいのコートを選ぶと、コーディネートがきれいにまとまります。肌寒い時期は、トレンチコートがぴったり。しっかり防寒するなら、チェスターコートやステンカラーコートがオススメです。ダウンジャケット、ダッフルコート、モッズコートなどはカジュアルに分類されるので避けましょう。洋服と同じく、派手な色や柄も選ばないように気を付けましょう。

プラスアドバイス

インターホンを押す前にコートを脱ぎ、マフラーや手袋など他の防寒具も外した状態で準備しておきましょう。その際に、脱いだコートは裏地を外側にして持ちます。外の汚れを家の中に持ち込まないことが理由ですが、見た目もすっきりとして美しいです。帰るときも同様、外に出てから着るようにします。

脱いだコートは、玄関先に置かせてもらうか、鞄の上に畳んで置きましょう。

小物と服装を上手に組み合わせて上品さアップ

気品のある女性を演出するためには、アクセサリーなどの小物も忘れずに!細かいところほど、その人らしさが滲み出ます。気を抜かずにポイントを押さえましょう。

ストッキングは季節を問わず着用がマナー

夏でも冬でも関係なく、ストッキングは必ず着用します。素足で相手のご自宅に上がらないようにしましょう。また、パンプス用の浅履きソックスも避けたほうが無難です。

ストッキングは肌の色に自然に馴染む色で、靴を脱いだときに毛玉やほつれ、穴あきがないようになるべく新品に近いものが安心です。挨拶に行く途中で破れて困らないように、予備のストッキングをバッグに入れておくと安心ですよ!

アクセサリーは控えめに

パールのアクセサリーはフォーマルな場面で活躍します。普段使いでカジュアルなコーディネート にも合わせやすいので、持っておいて損はありませんよ♪大ぶりのものやギラギラとした派手なものは避け、つけすぎにも注意しましょう。

ピアスとネックレスをつけたなら他は何もなしなど、バランスを見て少し控えめなくらいがオススメです。

バッグは目立ちすぎないように

バッグはコンパクトかつ、必要最低限のものが入るハンドバックやクラッチバッグがいいでしょう。また、いかにもハイブランド!というものは結婚挨拶では好ましくありません。義理の両親に金銭感覚の違いなどの不安感を与えてしまう可能性があるためです。

バッグひとつで印象が大きく変わることもあります。あくまでも、落ち着いた気品のある女性をイメージして選びましょう。

身だしなみのポイントまとめ
  • ワンピースとスカートシルエットにこだわる
  • パンツはきちんと感のあるものを
  • 靴はパンプスでストッキングを忘れずに
  • アクセサリーやバッグは控えめなものを

結婚挨拶は服装だけじゃない?メイクや髪型もトータルコーディネート

服装がきちんとしていても、メイクや髪型が適当では台無しになってしまいます。ポイントを押さえて自分自身に似合うヘアメイクを理解すると、ぐっと素敵な印象になりますよ。

メイクはナチュラルが好印象

結婚挨拶の場では、「自然に馴染むメイク」であることが重要です。ノーメイク、濃すぎるメイクでは印象が悪くなります。自分の肌の色に合うファンデーションで健康的な顔色を作り、眉毛は髪色に合わせて自然な色にしましょう。

アイシャドウは落ち着いたピンクやブラウンがオススメ。まぶたは薄づきに、目のキワだけ濃い色で締めてグラデーションになるようにすると◎アイライン、マスカラは少し控えめを意識して。つけまつげや過度なマツエクやは避けましょう。

チーク、リップはナチュラルな色味を選びましょう。普段は真っ赤なリップ派の方も、なるべくピンクやオレンジブラウンなど控えめな色に。

髪型はスッキリと清潔感を意識しよう

髪色は明るすぎず自然な色にしましょう。またカラーやパーマでダメージがひどい髪も印象が悪いので、ヘアオイルなどでしっとり艶やかにしておきましょう。

アップスタイルで顔まわりをすっきりさせると、明るい印象を与えやすいのでオススメです。肩より長い髪は、出来るだけまとめましょう。首が詰まったトップスならすっきりとポニーテール、デコルテが見える服ならハーフアップなど、服装とのバランスをみるのもポイントです。巻き髪やアレンジはやりすぎて華美にならないよう注意しましょう。

また、結婚挨拶ではお辞儀をする場面が多いので、前髪やサイドの髪が顔にかからないよう、スプレーやピンで固定するなど工夫をしましょう。

ヘアメイクのポイントまとめ
  • メイクはナチュラルに&ノーメイクはNG
  • 髪は自然な色にしてすっきりまとめる

以上が大きなポイントになりますが、どの部分にも共通して言えることは、清潔感や女性らしさが大切だということです。シンプルですが、このポイントを押さえるだけで第一印象は大きく変わります。

彼の両親に好印象を持ってもらえるように、自信の持てるコーディネートのコツやマナーを知っておくと安心です。もっと自分に似合う服やメイクを研究したい!いう方は、パーソナルカラーを知ることでさらに自分の魅力を引き出すことができます♪

あなたにぴったりの色は?パーソナルカラー診断で服装選びをもっと楽しく

パーソナルカラーとは、生まれ持った肌や瞳、髪に調和する色のことです。パーソナルカラー診断では、色タイプを4つ(春・夏・秋・冬)に分類します。似合う色を身につけると、肌がきれいに見え、一層上品で華やかな印象になります。

さらに、服やコスメ選びの判断材料となり、悩んでいた時間が楽しめるようになるというメリットも。パーソナルカラーアドバイザー監修のチャートで簡単自己診断をしてみましょう!

結果はいかかでしたか?タイプによって、得意な色は様々です。春と秋はイエローベース、夏と冬はブルーベースに分類されます。さらに、春はコーラルピンクなど明るく鮮やかな色、秋はテラコッタなど落ち着いた深みのある色、夏はラベンダーなど爽やかで柔らかい色、冬はハッキリとした原色系やモノトーンといった特徴があります。

似合う色を理解することは、身だしなみを整えるうえでとても重要な役割を果たしてくれます。結婚挨拶の服装準備をする時は、ぜひ今回の結果を参考にしてみてくださいね。

記事のまとめ
  • 服選びのテーマは清潔感と女性らしさ
  • メイクや髪型は自然体を意識しましょう
  • 似合う色を理解し、自分を魅力的に見せてくれるアイテムを身につけましょう

結婚挨拶といっても、最低限のマナーさえ押さえれば、あとは普段通りの自分でOKです!身だしなみに自信を持てたら、自然と笑顔になれるはず。凛とした気持ちで彼のご両親に会いにいきましょう♪

また、結婚挨拶のための服装や手土産の準備、当日の流れと基本マナーを知りたい方は結婚挨拶の流れとマナーガイド!義理の両親に好印象を与える言葉づかいや振る舞いをシーン別に解説もぜひご覧ください!

この記事を書いた人
ヨシオカ ツキ
ブライダルの専門学校を卒業後、4年間ウェディングドレス・和装のコーディネーターを務める。結婚を機に退職し、現在は一児の母として子育て中。
保有資格:色彩技能パーソナルカラー検定、着付師、ビジネスマナー検定