どうすれば盛り上がる?家族婚の流れとおすすめの演出

どうすれば盛り上がる?家族婚の流れとおすすめの演出

家族婚の流れや演出でお悩みのカップルのためにおすすめの流れや演出、家族婚ならではのメリットや魅力をまとめてご紹介します。「家族だけで盛り上がるの?」という疑問や不安をお持ちの方はぜひ参考にしてください。

目次

  1. 家族婚とは?
  2. 家族婚の流れ1番人気のプラン 挙式+会食
  3. カジュアルな家族婚を望むなら会食のみもあり
  4. 挙式のみの家族婚もあり
  5. 家族婚を挙げるときの注意点
  6. 「1分で振り返る」この記事のまとめ

結婚式を考えているなら「家族婚」を検討している方も多いのではないでしょうか。一般的な結婚式と比べて少人数の家族婚は、新型コロナウイルスの感染リスク軽減にもつながり、アットホームに式を挙げたい方にはぴったりの挙式スタイルになります。

一方で家族だけだと「盛り上がらないのでは?気まずい雰囲気になるのでは?」という不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし家族婚は演出次第でみんなが楽しめる、そして思い出に残るような結婚式作りが可能です。

この記事では次のような内容を解説します。

この記事でお伝えすること
  • 家族婚について
    家族婚のメリット・デメリット
    家族婚の流れ
    家族婚を盛り上げる演出
    家族婚を挙げるときの注意点

そrでは早速見ていきましょう。

家族婚とは?

家族婚とは、家族や親族・親しい友人のみを招待した少人数の結婚式のことです。家族婚が選ばれる背景として、新型コロナウイルスの感染リスク軽減などの昨今の情勢による理由であったり、人前に出るのが苦手・本当に親しい人だけを招待したいという結婚式の新たな価値観により、家族婚が選ばれています。

招待するゲストの人数は家族のみの場合は6〜12名程度、親族や友人が加わると10〜25名程度になることが多いです。次に家族婚の予算やメリット・デメリットについて紹介していきます。

家族婚の予算

家族婚には「挙式のみ」「会食のみ」「挙式+会食」などさまざまなスタイルがあります。スタイルによっても予算はそれぞれ異なりますが、おおまかな予算として10名以下の平均予算は20〜40万円(家族のみ)、30名以下の平均予算は30〜40万円(家族+親族+親しい友人)ほどです。

参考:家族のみの結婚式の流れとタイムスケジュール&少人数でも使える演出

家族婚の3つのメリット

家族婚を挙げるにあたって大きく3つのメリットがあります。

1つめは「アットホームな雰囲気」で過ごせることです。家族婚なら会社の上司など目上のゲストがいないので、失礼がないか気にする心配がなく、リラックスして過ごすことができます。また両家の親同士もゆっくり話ができるので、両家の絆も深まることでしょう。

2つめは「準備が比較的簡単」であることです。一般的な結婚式だと招待客の選定から引き出物の手配などやるべきことが多いのですが、家族婚なら人数も少なく準備が比較的簡単です。また料理を決める際も家族の食の好みがわかっているのでメニューを決断しやすいでしょう。

3つめは「自由度が高い」ということです。ゲストの人数が少ないため結婚式のスタイルは自由自在です。例えば挙式と旅行を兼ねてリゾート地に出掛けるなど、少人数だからこそ叶えられることが多いです。またアットホームな式なので、小さなお子様がいるゲストも子供と一緒に参加しやすいのも嬉しいポイントです。

家族婚の3つのデメリット

そんな家族婚にもいくつかデメリットがあります。

1つめは「新郎新婦の自己負担額が増えること」です。人数が少ないということは、もらえるご祝儀の総額も減る、ということです。演出やオプション次第では自己負担額が増えてしまう可能性があるので、見積もりの段階でしっかりシミュレーションしておきましょう。

2つめは「親族へのあいさつが必要になる」ということです。家族のみで挙式を行う場合は、親族へ事前にあいさつしておく必要があります。直接会いに行くことでより丁寧な印象がありますが、遠い親戚など会うのが難しい場合には電話であいさつを済ませましょう。

3つめは「会場が限られる」ということです。少人数に見合う会場を選ぶ必要があるので、会場の選択肢が限られます。ただし比較的カジュアルな人前式ならレストランなどで行うこともできるので、結婚式専門会場以外も視野に入れることで選択肢が広がります。

家族婚に向いている人

家族婚のメリット・デメリットを踏まえ、家族婚はこんな人におすすめです。

  • コロナウイルスの感染リスクを減らしたい
  • 人前に出るのが苦手
  • 気を遣わずに結婚式を楽しみたい
  • ゲストとの時間を大切にしたい
  • 本当に親しい人たちだけに参加してもらいたい
  • 費用を抑えたい

ゲスト目線からすると、少人数で感染症のリスクも少なく、新郎新婦とたくさんコミュニケーションを取ることができるので、より思い出に残る結婚式となりそうです。アットホームな雰囲気で自分たちらしい結婚式を挙げたいカップルには、家族婚がおすすめです

家族婚の流れ1番人気のプラン 挙式+会食

続いて家族婚の流れについて紹介していきます。家族婚でも一番人気のプランは「挙式+会食」のスタイルです。所要時間は挙式で30〜40分ほど、会食で2時間ほどと合計2時間半が目安です。挙式に加えて会食もあるので、新郎新婦からのおもてなしもでき、ゲストの満足度も高くなるでしょう。

挙式+会食の予算

家族婚の「挙式+会食」における予算は以下の通りです。

  • 10名以下の平均的予算:40〜80万円 (家族のみ)
  • 30名以下の平均的予算:120〜200万円(家族+親族+親しい友人)

ウェディングドレスやカラードレスなどの衣装、演出、食事にこだわると予算は高くなる傾向にあります。

参考:家族のみの結婚式の流れとタイムスケジュール&少人数でも使える演出

挙式+会食の流れ

「挙式+会食」を行う場合の大まかな流れとしては、

  • 集合
  • 挙式
  • 写真撮影
  • 会食
  • おひらき

という流れです。詳しいタイムスケジュールは以下の通りです。

8:00新婦のヘアメイクと着付けをおこなう
9:00新郎のヘアメイク・着付けをおこなう
9:30親族到着
親族控室へ移動
10:00新郎新婦が親族控室に挨拶に行く
10:30新郎新婦がチャペルへ移動
挙式リハーサルと写真撮影
※写真撮影はプラン外の場合もある
11:00挙式
11:30挙式結び
12:00会食スタート
14:00会食おひらき
14:10ゲストのお見送り

カジュアルな家族婚を望むなら会食のみもあり

会食のみなら、おしゃれなレストランで開催することも可能です。衣装は会場に合わせて、ウェディングドレスではなくフォーマルなワンピースを着る方が多いです。またカジュアルな会食のみというスタイルなら新郎新婦のみならず、ゲストもリラックスして参加することができます。

  • 家族との会話やコミュニケーションを重視したい人
  • 海外で挙式を行った人
  • 再婚の人
  • 堅苦しい儀式が苦手な人

そんな方に「会食のみ」のスタイルはおすすめです。会食のみの場合は引出物は用意せず、プチギフトを用意することが多いですよ。

会食のみの予算

家族婚の「会食のみ」における予算は以下の通りです。

  • 10名以下の平均的予算:30〜80万円 (家族のみ)
  • 30名以下の平均的予算:100〜200万円(家族+親族+親しい友人)

「挙式+会食」に比べると予算を抑えることができますが、会場や料理にこだわると価格は高くなる傾向にあります。

参考:家族のみの結婚式の流れとタイムスケジュール&少人数でも使える演出

家族婚の会食を盛り上げる演出

次に家族婚を盛り上げる演出をご紹介します。

ケーキカット

少人数なのでケーキは小さいものを用意して、ケーキ入刀をするのも結婚式らしくておすすめです。新郎新婦で食べさせ合う「ファーストバイト」や、両親に感謝の気持ちを込めてケーキを食べさせる「サンクスバイト」、両親から新郎新婦へ最後に食べさせてもらう「ラストバイト」は盛り上がる演出のひとつなのでおすすめです。

新郎新婦の衣装チェンジ

お色直しの演出を取り入れるのもおすすめです。衣装チェンジをすることでガラッと雰囲気も変わり、写真撮影のタイミングも増えるので盛り上がります。

盛り上げ上手なゲストにスピーチを依頼する

もしゲストに盛り上げ上手・話し上手な人がいるならスピーチを依頼して、新郎新婦のエピソードを話してもらうのもいいかもしれません。

テーブルラウンド

新郎新婦がゲストテーブルをまわってあいさつするテーブルラウンドのような演出もおすすめです。ゲストが少ない家族婚だからこそ、ひとりひとりのゲストとじっくりコミュニケーションを取れるのでおすすめです。

両親への感謝の手紙を用意する

家族婚なら取り入れたい「両親への手紙」。一般的な結婚式とは違い、家族だけの空間なので、人前で家族への手紙を読むのは恥ずかしい、という方にもおすすめです。

料理やBGMにこだわる

ゲストへ提供される「料理」にこだわることで、ふたりの気遣い・おもてなしが伝わります。またBGMにもこだわることで、ふたりらしさが出てオリジナリティ溢れる結婚式になります。ふたりの好きなBGMはもちろん、家族の好きなBGMも取り入れてみてはいかがでしょうか。

司会者を用意する

家族婚だし司会者は必要ないかな?と考える方もいるかもしれませんが、プロである司会者を用意することで結婚式がスムーズに進みますし、安心してお任せすることができます。話し上手な親族がいれば頼むのもアリかもしれませんが、ゲストにかかる負担も大きいので、プランナーさんに相談してプロに頼むことも検討してみましょう。

家族全員にスピーチをしてもらう

新郎新婦それぞれの幼い頃のエピソードを家族から話してもらう、という演出もおすすめです。家族しか知らない新郎新婦のことを知ることができ、より絆が深まることでしょう。家族婚だからこそできる演出です!

挙式のみの家族婚もあり

儀式的なしっかりとした結婚式を行いたい方には「挙式のみ」というプランもあります。挙式スタイルによって流れは大きく変わります。プランによっては写真撮影が含まれていない場合もあるので注意しましょう。挙式スタイルは大きく分けて「教会式」「神前式」「仏前式」「人前式」があります。

教会式の流れ

カトリック教派は神父、プロテスタント教派は牧師に対して誓います。チャペルや教会などの十字架の下で執り行われ、衣装はウェディングドレスとタキシードを着用することが一般的です。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 新郎入場
  2. 新婦入場
  3. 賛美歌斉唱
  4. 聖書朗読・祈祷
  5. 誓約
  6. 指輪の交換・ベールアップ・誓いのキス
  7. 結婚宣言
  8. 結婚証明書へ署名
  9. 祝祷
  10. 新郎新婦退場

神前式の流れ

神前式とは神道の神様に誓う儀式のことであり、神社や神殿でおこなわれます。衣装は和装であることが一般的です。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 参進の儀(さんしんのぎ)
  2. 修祓(しゅうばつ)
  3. 祝詞奏上(のりとそうじょう)
  4. 誓杯の儀(せいはいのぎ)
  5. 神楽奉納(かぐらほうのう)
  6. 誓詞奏上(せいしそうじょう)
  7. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
  8. 指輪の交換
  9. 親族杯の儀(しんぞくはいのぎ)
  10. 斎主あいさつ(さいしゅあいさつ)
  11. 退出

仏前式の流れ

仏前式とは仏様に対して誓う儀式で、お寺でおこなわれます。衣装は和装であることが一般的です。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 入堂 ※本堂に入場します
  2. 敬白文朗読(けいびゃくもんろうどく)
  3. 念珠授与(ねんじゅじゅよ)
  4. 指輪の交換
  5. 司婚の儀(しこんのぎ)
  6. 焼香(しょうこう)
  7. 誓杯の儀(せいはいのぎ)
  8. 親族固めの杯
  9. 法話
  10. 退堂

人前式の流れ

人前式とはゲストに対して誓う儀式のことであり、会場は自由でチャペルやビーチ、公園など思い出の場所でもおこなうことができます。衣装は和装・洋装どちらでもOK、自由度が高い挙式スタイルです。大まかな流れは以下の通りです。

  1. 新郎新婦入場
  2. 開式宣言
  3. 誓いの言葉
  4. 指輪の交換・ベールアップ・誓いのキス
  5. 結婚証明書へ署名
  6. 承認
  7. 結婚の成立宣言
  8. 閉式宣言
  9. 退場

ゲストに配慮した演出をしよう

挙式のみの場合は30〜40分程度と早めに終わってしまうため、「あっけなかったなぁ…」と思われる可能性があります。ゲストへの配慮としても演出をいくつか取り入れるのがおすすめです。

旅行を兼ねた挙式にする

リゾート地で挙式を挙げるなど、旅行を兼ねた挙式にすることで、ゲストにも観光を楽しんでもらうことができます。

引き出物にこだわる

参列いただいたお礼の気持ちを込めて、引き出物を豪華にするとゲストに喜ばれます。

非日常感の演出

結婚式らしい非日常感のある演出を取り入れることで、よりゲストに楽しんでもらえます。ガーデンなどで写真撮影をしたり、ブーケトス、バルーンリリースなどの演出がおすすめです。

少人数だからこそ全員が参加できる演出

リングリレーやキャンドルリレーなどの演出は、ゲストが参加できることでより印象に残る結婚式になります。

家族婚を挙げるときの注意点

ゲストの人数が少ない家族婚だからこそ、いくつか気をつけたい注意点があります。思い出に残るいい結婚式にするためにも抑えておきたいポイントについて紹介していきます。

人数に合ったコンパクトな会場を選ぶ

人数に合わせたコンパクトな会場を選ぶことで、新郎新婦とゲストの距離が近くに感じられ、ゲストが少なくても会場がさみしい感じがしないのでおすすめです

招待状はきちんと送る

家族婚だからといって招待状は省略せず、きちんと送ることでいい緊張感が生まれます。結婚式の思い出の品にもなるので、招待状を送るのはおすすめです。

席次は上座と下座に注意

ゲスト同士の関係性がはっきりしている家族婚だからこそ、席次のマナーはしっかりしておきたいものです。新郎新婦の座るメインテーブル(高砂)に近い席ほど上座、遠い席ほど下座とされています。上座には年齢が高い人や目上の人・主賓や友人などのゲストが座ります。下座には若い人や目下の人・主賓・ゲストをもてなすホストが座ります。

フォーマルな結婚式の場合は新郎新婦が上座に座りますが、カジュアルな結婚式の場合は新郎新婦が下座に座ることもあります。新郎新婦に近い家族はホストとして下座に座るのが一般的でしょう。席次についてはマナーに気をつけたいので、両親や結婚式のプランナーさんと相談しながら決めていくのが一番いいでしょう。

友人を呼ぶなら家族婚であることを伝えておく

もし家族婚に友人を数人呼ぶ場合は、事前に家族がメインの式であることを伝えておきましょう。会場について自分以外は家族だけという状況だと、友人が戸惑ってしまう可能性があるので伝えておくと友人ゲストも安心です。

「1分で振り返る」この記事のまとめ

今回は少人数の家族婚の流れについて解説してきましたが、いかがでしたか。最後にこの記事のポイントを振り返っておきましょう。

【家族婚とは】
  • 家族や親族・親しい友人のみを招待した少人数の結婚式のこと。
【家族婚のメリット】
  • アットホームな雰囲気で過ごせる
  • 準備が比較的簡単
  • 自由度が高い
【家族婚のデメリット】
  • 新郎新婦の自己負担額が増えること
  • 親族へのあいさつが必要になる
  • 会場が限られる
【家族婚はこんな人におすすめ】
  • コロナウイルスの感染リスクを減らしたい
  • 人前に出るのが苦手
  • 気を遣わずに結婚式を楽しみたい
  • ゲストとの時間を大切にしたい
  • 本当に親しい人たちだけに参加してもらいたい
  • 費用を抑えたい
【家族婚を挙げるときの注意点】
  • 人数に合ったコンパクトな会場を選ぶ
  • 招待状はきちんと送る
  • 席次は上座と下座に注意
  • 友人を呼ぶなら家族婚であることを伝えておく

近年、コロナ禍の影響や予算の都合で少人数の家族婚を選ぶカップルが増えています。家族婚を検討している方はぜひこの記事を参考にプログラムや進行の流れを組み立てていただければと思います。新郎新婦のお二人はもちろん、ゲストのみなさんも家族婚ならではのメリットを感じられる素敵な結婚式を挙げられることを願っています。

家族婚にしようどうかか迷っているという方は、別記事の注目の家族婚とは?メリットや流れ、おすすめ演出を卒花さん100名のクチコミを元にまとめましたもぜひ参考にご覧ください。