プロフィールムービーをどうしてもやりたくない!
プロフィールムービーは披露宴で上映されることも多く、友人の結婚式などで見た経験があるという方も多いのではないでしょうか?
でも、いざ自分がやるとなると果たして必要なのか…悩みどころだと思います。
多くの新郎新婦は結婚式でプロフィールムービーなどの映像演出をおこなっています。統計データによると、新郎新婦の78.7%、実に5組のうち4組が披露宴でムービーを上映していると言われています。(※ブライダル総研「ゼクシィ結婚トレンド調査2015」より)
一方で、残りの1組となる20%以上の方は、結婚式での映像演出を行っていません。プロフィールムービーを上映するのが普通!そんな声もあるなか、実はやらない方もたくさんいらっしゃるのです。
プロフィールムービーをやらなかった新郎新婦は、どんな理由でやりたくないと思ったのでしょうか。その理由をランキングでまとめてみました。
第1位 費用が高い
プロフィールムービーを外部業者に制作委託する場合は、それぞれ費用がかかってしまいます。
一般的な費用は結婚式場で頼む場合 | 50,000円~70,000円程度 |
ネットなどの専門業者に注文する場合 | 20,000円~40,000円程度 + 持込料 |
プロフィールムービーを注文することになると、決して少なくない金額がかかってしまいます。一回の結婚式で放映するためだけに、「そんなに費用が払えない」「そのお金は結婚後の生活資金にしたい」と思う場合も多いようです。
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第2位 写真がない
プロフィールムービーは自分の生い立ちを写真入りで紹介するため、写真が無くて作るにも作れない・・・だから「やりたくない」「できない」という理由も意外に多いようです。
特に新郎が写真を持っていないことも多く、新婦側が諦めてしまうこともあります。小さいころの写真が全くなくて、一番最初が中学校の卒業式なんてことも・・・。これでは「できない」と思ってしまう理由にも納得が出来ます。(ただ、実際にはご両親がきちんと持っている場合も多いので、この機会に小さいころの写真があるか、一度聞いてみるのもおすすめです。)
第3位 忙しくて作る余裕がない
どこかに注文したら、費用がかかる。ムービーならパソコンで作れるからここは自作しよう!しかし・・・仕事に、結婚の準備に、引越しに、式の準備まで・・・忙しくてとても作る余裕がない。やる気がない訳では無いけど優先順位を考えたら難しい。
色々なことで時間がなくて作る余裕がない為「やりたくない」と思ってしまう方もいるようです。作る予定でも式直前で作る余裕がなくて、結果出来なかったという意見も多く聞かれます。
その他番外編
その他の意見では、
- 自分の過去の写真が恥ずかしい・・・
- 普通過ぎて、もっと人とは違う形で紹介したい!
- 上映する機材がなくて用意できなかった。
などといった意見もありました。確かにどれも共感できる理由ばかりですね。 では、なぜ多くの新郎新婦は生い立ちをムービーで紹介するのか、「プロフィールムービーをなぜやるのか」について次にご紹介させていただきます。
そもそもプロフィールムービーってなぜやるの?
はじめにプロフィールムービーについて簡単にご紹介します。プロフィールムービーとは、披露宴で上映される新郎新婦の生い立ちと、ふたりの出会いから今日に至るまでを紹介する映像の事です。
一般的にはお色直しの中座の時間(披露宴会場に新郎新婦がいない時間)を使ってゲストにご覧いただきます。例えば、生まれたときの写真だったら「平成3年4月5日生まれ なんと3500ℊ!」、高校の入学式の写真なら「◯◯県立◯◯高校入学」のような感じです。
写真と同時に生い立ちを紹介することでゲストにもわかりやすく二人がここへ来るまでを、みなさんに知ってもらうためにとても便利なツールが、プロフィールムービーです。
では、なぜ披露宴でプロフィールムービーを上映する新郎新婦が多いのでしょうか?それは、自分たちのプロフィールを紹介するのがひとつのおもてなしだからです。もちろん司会者が口頭で紹介をすることもできますが、会場を暗くして、ゲストの手を止めて映像を見て頂くことに意味があるのです。
自分の親族は小さいころの自分を知っているかもしれません。でも、相手方の親族は自分の小さいころや生い立ちを、知りませんよね。なかなかこうして両家の関係者が集まることは少ないですから、せっかくのこの場できちんと紹介しておこう、という新郎新婦が多いのです。
披露宴中には、新郎新婦が自分たちの口から自己紹介をする時間もなかなか取れないので、分かりやすく見やすい映像を使って、全員のゲストに一度に紹介できるのが一番のメリットです。
生い立ちを紹介する、といってもあまり気負わず人生の要点だけ紹介するようにすれば、新郎新婦が用意する写真の枚数も多くなり過ぎず、ゲストの時間もとられ過ぎず、自分たちの紹介もできてみんなが幸せなムービーになるのです。
プロフィールムービー以外で、ふたりの生い立ちを知ってもらう方法
プロフィールムービーは、あくまで「新郎新婦のことをゲストへご紹介する」ことが目的ですので、必ずしもムービーにこだわる理由はありません。
そこで、「どうしてもムービーはちょっと・・・」という方に、ムービー以外で新郎新婦の生い立ちを紹介できる方法をご紹介いたします。まずは簡単で自然にプロフィールを紹介できる方法がこちらです。
席次表にプロフィールを載せる
席次表は披露宴会場での全員の席順を載せたペーパーアイテムです。これは、通常ゲストが受付をする時点で渡されているものなので、ここにプロフィールを載せておけば、ほとんどの人が待ち時間の間に見てくれるのです。
派手に紹介するのが苦手な方には一番おすすめです。
司会者に紹介をしてもらう
披露宴の入場をした後に司会者から新郎新婦の生い立ちを紹介してもらうという方法もあります。入場した後、というのがポイントでゲストにまだお酒が入っていないうちにやるほうがきちんと聞いてもらえるのでムービーをやらないのであればこのタイミングにしっかり行うのがおすすめ。
小さいころのおもしろい話題をいれてもらえば場が和み、そのあとのゲスト同士の会話にもつながるので、ここは押さえておきたいポイントです。なんといっても、ムービーのように費用がかからないのが魅力です。
ウエディング新聞をつくる
ちょっと変わった演出では、自分たちの紹介をスポーツ新聞や写真週刊誌のイメージで作って紹介するサービスもあります。記念にも残りますし、ちょっとおもしろい感じにしたい方にもおすすめの方法です。
控室にアルバムを置いておく
親族の方は想定よりも早く来ることが多い為、控室に小さいころから今までをまとめたアルバムをおいておく方法もおすすめです。この場合は新郎新婦のラブラブすぎる写真は控えたほうが無難です。できれば前撮りで和装の写真を撮っておくと、年配のゲストにはすごく喜ばれますよ!
式場によっては挙式会場で上映できるところも
披露宴で上映するのが一般的なプロフィールムービーですが、実は挙式会場・チャペルにスクリーンが付いている会場もあります。感動的な挙式にしたい、人とは違う紹介の仕方にしたい、という方には特におすすめですので、会場探しの時点で聞いてみるのが一番です。
タイミングは新郎新婦がチャペルに入場する前、ゲストが全員入ったチャペルに新郎新婦の生い立ちの写真を上映し、今から結婚式を挙げる二人を紹介します。みんなが感動に包まれる素敵な演出です。
親族だけの少人数の結婚式なら・・・全員自己紹介
20人位までの少人数の結婚式なら、全員にマイクを回して自己紹介をするのも手です。堅苦しいのが嫌いな新郎新婦には特におすすめで名前や新郎新婦との関係、趣味など親族だけならではの紹介の仕方もアリです。
まとめ
ここまで披露宴でのプロフィールムービーについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
結婚式に呼んでいる方々はふたりの事を想ってきてくれている方ばかりです。ゲストには二人の幸せな姿を見るのが、何よりも嬉しいはず。結婚式は、そんなゲストの皆様に感謝を伝える場でもあります。
ふたりの紹介をきちんとすることは大切なことですが、その方法が必ずしもプロフィールムービーでなくても大丈夫なのです。プロフィールムービーを上映することはあくまで一つの手段であり、ゲストに新郎新婦の事をきちんとご紹介する、ということが一番の目的です。
新郎新婦が自分の気持ちやいらっしゃるゲストの状況に合わせて、柔軟にプロフィール紹介の方法を検討するのが良いと思います。
このほか、卒花さんに人気の演出やプランナーおすすめ演出を知りたい方は、別記事の結婚式の定番&おすすめ演出17選!流れとポイントをプランナーが解説もぜひご覧ください。