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結婚式でゲストの皆様をお出迎えするのに欠かせないのがウェルカムボードです。ウェルカムボードは、自分たちで手作りすることもできますし、プランナーさんを通して式場や専門の業者さんに依頼することもできます。
せっかくウェルカムボードを作るなら、ゲストの皆様に喜んでもらえる物にしたいですよね。心を込めてお出迎えするために、ウェルカムボードの手書きを検討する卒花さんも多いですよ。そこで、この記事では手書きのウェルカムボードの作成事例やメリットについて、画像を交えながらご紹介します!
そもそも「ウェルカムボード」とは?
ゲストへの歓迎や感謝の気持ちを伝える看板のこと
ウェルカムボードとはゲストへ向けて歓迎の気持ちや感謝の気持ちをメッセージとともにお伝えする看板のことです。結婚式のウェルカムスペースに設置することが一般的です。ウェディング以外では、飲食店の店先や自宅のポーチなどに設置してあることもありますね。
結婚式のウェルカムボードは、新郎新婦からのメッセージ・お二人の名前・挙式日を記載するのが基本です。このほか似顔絵や写真をあしらうものも人気です。披露宴会場の入口やウェルカムスペース、受付に設置します。
来場するゲストをご案内するためには欠かせない必須アイテムで会場に到着したゲストが一番最初に目にするアイテムですので、見た人全員がワクワクするようなウェルカムボードを作りたいですよね。
ウェルカムボードを手書きや手作りにする人はどれくらいいるの?
結婚式経験者のおよそ7割は「手作り」と回答!
結婚式経験者に聞いたところ、なんと68%がウェルカムボードを手作りしています。
結婚式の始まりをあらわす大切なアイテムだからこそ、こだわりを持つカップルが多いのです。
近年ではスマホのカメラ機能やSNSが発達していることもあり、記念として投稿するユーザーも多くいます。デザインは会場の雰囲気に合わせたり、趣味をモチーフにしてみたりとさまざまです。「手作りでデコレーションするのが好き」「挙式までの期間に余裕がある」という方は、ゲストに喜んでもらえるようなお二人らしいウェルカムボードを作ってみませんか?
手作りについてさらに詳しく知りたい方は7割が手作り!ウェルカムボードの作り方とおしゃれ&節約が叶うDIY事例まとめをご覧ください。
ウェルカムボードを手書きにするメリット・デメリット
手書きのメリット
歓迎する思いが伝わる
外注した場合と大きく違うのは、単純に「自分が作ったものか、そうでないのか」という点です。心を込めて手作りすることで、式場へ来てくれたゲストへの「最初のおもてなし」を自ら伝えることができます。
もちろん式場や専門業者に発注するメリットはありますが、手作りのボードで迎えられた方が、ゲストは嬉しい気持ちになるものです。ゲストへの感謝の気持ちも込めて、最高のお出迎えをしましょう。
制作費用を軽減できる
式場や専門業者に発注したときの相場はおよそ1~2万円程度です。
対して、手作りの場合は100円ショップや「手作りキット」を活用すれば、数千円で収まることがほとんどです。DIY用品など種類がたくさんあるので、自分の欲しいものが見つかるはずですよ。
外注への発注に比べると、予算を半分にすることができるので、節約にも繋がります。浮いたお金でドレスや食事など、自分がこだわりたいところに充てられます。
思い出の記念品になる
結婚式当日に使用した物は、記念品として手元に残すこともできます。おしゃれに作ればインテリアとして使うこともできます。ウェルカムボードを見るたびに結婚式を思い出せるので、毎日幸せな気持ちで過ごせますよ。
数年後、数十年後には「あの時は手書きでウェルカムボードを作ったね」「一緒に材料を買いに行ったね」など夫婦での思い出話にも花が咲きます。夫婦円満でいられる、とっておきのアイテムかもしれませんね。
手書きのデメリット
時間と手間がかかる
手作りだと時間と手間がかかり、こだわればこだわるほど比例していきます。ウェルカムボードを作成するまでにかかる期間はおよそ2ヶ月。手配の方法やデザインの考案を含めると、プラスで時間が必要です。
仕事などで忙しい人は、期間に余裕を持って計画的に作成していく必要があります。空き時間にSNSやインターネットを見るなど、デザインの候補をあげておくとスムーズに作業に移れますよ。
もちろん、専門業者や家族・友達に依頼することはマナー違反ではありません。手作りにするのか、依頼をするのかは夫婦でよく話し合ってから決めましょう。
【おしゃれ&低コスト】ゲストに喜ばれる文字の作り方
さて、手書きのメリットとデメリットをお伝えしましたが、続いては実際に手書きのウェルカムボードを制作する際に費用を抑えながらおしゃれに仕上げるためのポイントをご紹介していきましょう。
ポスターカラーのペンで描く
「ポスターカラー」とは水性インクで、鮮やかな発色ができるペンのこと。カラフルで鮮やかな仕上がりになることが特徴で、色塗りや絵を書く際に最適な道具です。
ポスターカラーは1本100円~数百円で販売されています。3色使用したとしても、「ボード代+1000円程度」に収まるので、費用を抑えることができるのがポイントです。
ただ、水性インクなので擦ると字が消えてしまうこともあります。使う場面を考えながら、注意して使用してくださいね。
切り抜きなどの技法を駆使する
子どもの頃にステンシルシートを使ったことがある方もいるのではないでしょうか?ステンシルとは型紙を切り抜き、文字やイラストを浮かび上がらせる技法のことを言います。型紙を使うので、専門的な技術を要することなく、簡単におしゃれな加工ができるのが特徴です。
ステンシルシートも1枚数百円と比較的低予算。自作する場合は費用がかかりません。ボード代とインク・ペン代を合わせても、コストはそこまでかからないので、節約したい方にぴったりです。
【タイプ別】手書きのウェルカムボード事例4選
実際にどんなウェルカムボードが使用されているのか、実例を見てみましょう。以下ではタイプ別に5つご紹介します。自分の結婚式のイメージと照らし合わせながら、どのタイプが合いそうなのかぜひ参考にしてみてくださいね。
似顔絵タイプ
手書きのウェルカムボードのなかでも人気が高いのが、夫婦の似顔絵をイラストで表現するタイプです。SNSにも投稿事例が多く、多くの夫婦が取り入れています。似顔絵ベースであれば、事例もたくさんあるので参考になります。イラストを書くのが好きな家族や友人だったら、お願いもしやすいですよ。
メッセージタイプ
お二人からゲストへ向けたメッセージを中心に構成するタイプも人気があります。文字をメインにしたシンプルなデザインでお二人の思いを表現することができますね。ペンや毛筆でメッセージを書きこみましょう。どうしても手書きに自信がないという方は印刷してもよいでしょう。
黒板をイメージした板書タイプ
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黒板にチョークで描いていくタイプは手書きウェルカムボードの定番です。こちらの事例はキャンバスにアクリル絵の具を使って黒板風のテイストを表現しています。
黒板やチョークは文房具店や100円ショップで購入できます。チョークで手書きする場合の注意点は、手書きする際にボードを袖をこすってしまったり、持ち運びの際に表面に触れてしまったりして消してしまわないようにすること。慎重に作業を進めましょう。
ステンドグラスタイプ
手書きの中でも趣向を凝らしたウェルカムボードがこちらのステンドグラスタイプ。お二人が大好きなディズニーのキャラクターを描いた素敵な事例ですね。本物のステンドグラスではなく、100均アイテムを活用してステンドグラス風に表現してある点がポイントです。費用を抑えながらオリジナリティあふれる仕上がりが見事です。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
この記事でわかったことは、以下の通りです。
- 結婚式経験者の7割がウェルカムボードを手作りしている
- 手書きのメリットは思いが伝わりやすく費用を抑えることができること
- ステンシル、チョークアート、ステンドグラス風など表現方法も多彩
- 似顔絵やメッセージなど手書きするときの構成要素も大切
この記事を参考に、お二人にとってもゲストにとっても思い出に残る素敵なウェルカムボードを作ってみてくださいね。