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結婚が決まってワクワクする一方、「これから結婚式に向けて何をしたらいいの?」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。結婚式までに準備するものは非常に多く、1年近く時間をかけて対応するカップルが大半です。そう聞くと大変そうですが、しっかりスケジュールを立てて準備すれば問題ありません。
この記事では、結婚式当日を迎えるまでのスケジュールや準備するものを徹底解説!早めにじっくり準備をしたいカップル向けに、早くからできること・手作りできるもの・時短できるものもリストでご紹介します。まずは結婚式準備のイメージをつかんで、理想の結婚式への第一歩を踏み出してくださいね。
【スケジュール順】結婚式までに準備するものリスト
ゼクシィ 結婚トレンド調査2022によると、結婚式場の検討を始める時期は平均12.3ヶ月前、結婚式場の決定時期は平均10.5ヶ月前と、式の10ヶ月前には会場や日取りが決まっているという結果に。予約が埋まりやすい人気の会場やレンタル衣装を押さえるために、1年ほど前から検討開始するカップルも多いですよ。
ただし、どんなに早く会場を決めても、一般的に打ち合わせがスタートするのは式の約4ヶ月前です。このスケジュール感を念頭に置いて、まずはやることリストをチェックしてみましょう。
結婚が決まったら
- 婚約指輪の購入(プロポーズ時に購入済みの場合もあり)
- 両親への挨拶
- 結婚式場の検討(ブライダルフェアなど)
- 結納または両家顔合わせ
- 周囲への結婚報告
結婚が決まったら、式場を探す前にそれぞれの両親への挨拶は済ませておくのが望ましいです。挨拶のときに、日取りなど結婚式の相談をしておくとスムーズですよ。
ブライダルフェアには、大体のゲスト人数やイメージを固めてから参加するのがおすすめです。条件に合いそうな式場を、事前に絞り込んでおくと効率よく見学できます。スムーズに式場が決まっていれば、顔合わせや周囲への結婚報告の際に報告できるのでスマートです。
6ヶ月前〜
- 衣装選び
- 結婚指輪の購入
- 前撮りの予約
式の半年前くらいから衣装選びがスタートです。ドレスやタキシード選びは、事前に着たい衣装の雰囲気をリサーチしておくと、多くのドレスのなかから運命の1着をみつけやすくなりますよ。
結婚指輪は、受け取りまでに時間がかかる場合もあります。前撮りや挙式に間に合うよう、早めにオーダーしておきましょう。前撮りも、人気のカメラマンやスタジオは予約が埋まりがちです。ムービーやペーパーアイテム作成に写真データが間に合うように、余裕をもって前撮りのスケジュールを組むのがおすすめです。
3・4ヶ月前〜
【式場との打ち合わせ】
- プログラム・演出の検討
- 写真・ビデオの検討
- ヘアメイクの検討
- ペーパーアイテムの検討
- 料理・飲物・ケーキの検討
- 装花・装飾の検討
- 引き出物・プチギフトの検討
【自分で進めること】
- 招待ゲストの決定
- ブライダルエステの検討
- スピーチ・余興・司会者・受付の依頼をする
- 前撮り
- プロフィールムービーなどの発注または自作
- 二次会の計画
- 両親への記念品手配
- 招待状の作成・発送
4ヶ月前頃になると、式場との打ち合わせがスタートします。プログラムやおもてなし・装飾など、結婚式に必要なものを同時進行で決定していくので対応事項が一気に増えて忙しくなってきます。
同時に、招待するゲストをリストアップして、招待状の準備を進めていく時期でもあります。招待状に二次会の情報も同封する必要があるので、二次会も開催する予定なら早めに計画を始めましょう。なお、結婚式直後に新婚旅行にいくなら、旅行の手配をするのもこのタイミングです。
オープニングやプロフィールムービーを業者に発注するなら、2ヶ月前までにはオーダーしておきたいところです。一方、前撮りのデータ納品は1ヶ月前後かかる場合もあるので、逆算してスケジュールを組んでおくと安心です。
1ヶ月前〜
- 席次表・席札の作成
- 遠方ゲストの宿泊・交通手段の手配
- 最終打ち合わせ
- 式場への支払い
- 花嫁の手紙や当日の挨拶の作成
- ヘアメイクリハーサル
- 美容(ネイル・シェービング・ヘアカラーなど)
- アイテムの搬入
この頃になると、招待状の返信が揃ってゲストが確定する時期です。出席ゲストがわかると席次表や席札の作成もできるようになります。司会者・フローリスト・カメラマンなど、それぞれの担当者と詳細な打ち合わせをするのもこの時期です。
式の1〜2週間前くらいには最終見積もりが出て、支払いが必要になります。直前で焦ることがないよう常に見積もりの金額は把握しておきたいところです。とっても忙しい時期ですが、ネイルやヘアカラーなどの美容も追い込みです。ふたりで協力して計画的に進めていきましょう。
前のめり派必見!結婚準備で早めにできることは?
「式場との打ち合わせはまだ先だけど、結婚式の準備を早く始めたい!」と、やる気に満ち溢れているカップルもいるのではないでしょうか?何かと忙しくなる結婚式直前期の負担を減らすためにも、今からできる結婚式準備をチェックしてみましょう。
ふたりで結婚式について話し合う
式場探しをする前に、まずは2人で結婚式の条件を整理しておくのがおすすめです。例えば、話し合っておきたい話題は以下のとおりです。
- 予算
- 結婚式でやりたいこと
- やりたいことの優先順位
- 親の要望はあるか
- 招待したいゲスト
結婚式場に求める条件や優先順位がしっかり決まっていると、式場探しや打ち合わせもスムーズに進みますよ。
理想の結婚式のイメージを固める
結婚式準備が本格化する頃には、少ない期間でどんどん決めていく必要があります。衣装・前撮り・装花・ヘアメイクなど…時間があるときにSNSなどでイメージに合う写真を見つけてストックしておくと、のちの打ち合わせでも担当者にイメージを伝えやすいのでおすすめです。
情報収集
これから式場を探すなら、卒花さんのSNS情報がかなり参考になります。気になっている会場で式を挙げた卒花さんのSNSがあれば、チェックしてみましょう。また、ドレスや結婚式で使うアイテムで気になるものを発見したら、購入できるお店のURLなどをリスト化しておくとスムーズですよ。
BGMや思い出の写真の選定
プロフィールムービーを作成するのに必要な幼少期の写真は、年末年始など実家に帰るタイミングでチェックしておきましょう。BGM選びも、通勤などのスキマ時間に進めていけば、数ヶ月後には立派なリストに!仕事が忙しくてもできる作業なので、新郎にお願いする新婦も多いようです。
結婚式アイテムで手作りで準備できるものは?
早めに準備を始めて、細部までこだわりたいと考えている人も多いのではないでしょうか?結婚式で使うアイテムを手作りすると、個性が出せるだけでなく節約になる場合もあります。ここからは、結婚式で手作りできるものをチェックしていきましょう。
ペーパーアイテム
- 招待状
- 席次表
- プロフィールブック
- メニュー表
- 席札
- メッセージカード
結婚式の手作りアイテムの定番といえば、招待状や席次表などのペーパーアイテムです。結婚式のテーマや装飾の雰囲気に合わせて、手作りするカップルも多いですよ。席次表・メニュー表・新郎新婦のプロフィールを、雑誌のように1冊にまとめたプロフィールブックも人気です。
座席にはゲストの名前を表示した席札を置きますが、席札の裏にメッセージを書いておくのも定番の演出です。ゲストへのメッセージをスマホのメモに書き溜めておいたりすると、のちの作業がスムーズに進むでしょう。
ウェルカムグッズ
- 芳名帳
- ウェルカムボード
- ウェルカムスペースの装飾(ウェディングツリー・ドール・ウェルカムツリー・トランクなど)
披露宴会場の受付周辺を飾るアイテムも手作りして、オリジナリティを出すカップルも多いです。特にウェルカムボードは定番アイテムです。前撮り写真を使ったものや、似顔絵・アクリル板・ドライフラワーなど、さまざまなデザインがあるのでテーマに沿ったものを用意しましょう。
芳名帳はゲストが受付で名前を書く帳簿ですが、式場で用意されているものはシンプルなデザインがほとんどです。新郎新婦の手元に残すものなので、可愛いデザインがよければ自分で用意するのもアリです。
他にも、ゲストにスタンプなどを押してもらうウェディングツリーや、ウェルカムドールなどエントランスの装飾アイテムは種類が豊富です。ぜひチェックしてみてくださいね。
衣装・アクセサリー
- 花冠
- ベール
- ブーケ・ブートニア
- ドレス
ドレスに合わせる花冠やベールは、DIY初心者でもチャレンジしやすいアイテムです。ブーケ・ブートニアを手作りすれば、結婚式が終わったあとも思い出として飾っておけるので素敵です。なかにはドレスを作る花嫁さんも。時間と洋裁経験のある花嫁さんは、チャレンジしてみる価値がありそうです。
挙式・演出
- 結婚指輪
- リングピロー
- フラワーシャワー
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- 両親への贈呈品(ウェイトドールや感謝状など)
工房などで職人さんに教えてもらいながら、結婚指輪をふたりで作るカップルもいます。手作りの結婚指輪は一生の宝物になるでしょう。挙式で指輪を載せるリングピローの手作りも人気です。
挙式の演出としてフラワーシャワーが定番ですが、リボンやチュール・コンフェッティなどを手作りしてアレンジするカップルもいます。和婚では折り鶴シャワーにするのも雰囲気があって素敵ですね。
オープニングムービーやプロフィールムービーも手作りが可能です。ただし、著作権の問題で曲の使用が制限される場合もあるので、式場に詳しい条件を確認したうえで作った方が安心です。ウェイトドールや感謝状など、両親への贈呈品を心を込めて手作りするカップルも多いですよ。
おもてなし
- 会場の装飾(ゲストテーブル・高砂)
- プチギフトのラッピング
会場の装飾にも、手作りアイテムを取り入れることができます。代表的なのは高砂にガーランドやタペストリーを飾るケースです。ゲストテーブルのテーブルナンバーも手作りの定番ですね。会場装花のスタッフと相談して決めましょう。
披露宴のお見送りでゲストに渡すプチギフトも手作りできます。ポピュラーなのは、購入したギフトに手作りのラッピングを施すケースです。感謝の一言メッセージと共に、心を込めて準備しましょう。
メリハリが重要!「あえて」自分でやらない準備も
一生に一度の結婚式。全部にこだわりたい気持ちはあっても、実際は仕事と両立して結婚式準備を進めるのはかなり大変です。
手作りは気持ちが伝わりやすい一方、プロ並のクオリティを出すには時間と労力がかかるものです。こだわる部分にはとことんこだわって、一部はプロにお願いして効率化するのもおすすめです。ここからは、効率化できるポイントをご紹介します。
【式場選び】結婚相談カウンターを利用して数ケ所に絞る
膨大な数の結婚式場から、自分達で情報収集してブライダルフェアに行くのは大変です。そこで、多くのカップルが大手結婚式場紹介サービスを利用して、効率的に候補を絞り込んでいます。
筆者も夫と遠距離で式場選びに時間がかけられなかったので、結婚相談カウンターで条件を提示して、式場をピックアップしました。知らなかった会場も教えてもらえるので、結婚式場の知識に自信がなくても安心です。
【招待状】ペーパーアイテムをWebにする
最近では、Web招待状やオンライン席次表を採用するカップルも急増中です。新郎新婦は印刷・封入・発送・出欠管理の手間が大幅に削減され、ゲストも当日に持ち帰る紙のアイテムが減って楽になります。引き出物を宅配にする選択肢もあります。持ち帰る引き出物がないと、高齢や子連れのゲストにも喜ばれますよ。
【演出】ムービー作成は外注する
オープニングムービー・プロフィールムービー・エンドロールと披露宴中に3回ムービーを上映するパターンが多く、全てを手作りするとかなりの時間がかかります。
ゼクシィ 結婚トレンド調査2022によると、63.5%のカップルがムービーを業者に委託しているという結果に。ゲストの印象に残りやすい演出なので、プロが作ったクオリティの高いものを流したいと考えるカップルも多い印象です。プロが作るムービーを格安で注文できるナナイロウェディングでは、早割キャンペーンも実施しているので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね。
【二次会】幹事代行ですべておまかせ
結婚式だけでも準備するものが沢山ありますが、同時並行で二次会の準備も進める必要があります。友人に幹事を頼むのは申し訳ないけど、自分達も余裕がない…という場合には、幹事代行サービスを利用するのも手です。
実際に筆者も利用しましたが、1〜2回の打ち合わせでプロが企画・司会をしてくれるので本当にスムーズでした。手間がかかるゲームや景品の用意もすべてお任せなので、当日の忘れ物の心配もなく、安心して当日を迎えられますよ。
結婚式準備をふたりで協力して進めるコツは?
「結婚式準備で喧嘩が増えてしまった…」というのは結婚式準備あるある。結婚式を迎えるまで1年近くの長い道のりですが、できるだけ新郎新婦仲良く進めていきたいところです。最後に、結婚式準備をふたりで協力して進めるコツをチェックしてみましょう。
役割分担をする
二人の間で役割とゴールを明確にすることで、効率よく準備を進めることができます。「彼が何もしてくれない!」という声もよく聞きますが、もしかしたら何をしたらよいのか分かっていないだけかも知れません。具体的に何を・いつまでにするのか、お互い事前に確認しておくとよいでしょう。
進捗の共有をする
役割分担をしたら、お互いに「どこまで進んでいるのか」「どんなことに困っているか」をこまめに共有するのがおすすめです。片方に余裕があれば相手をフォローすることもできるので、1人が抱え込みすぎてストレスを溜めてしまうことも減るでしょう。
余裕を持って進める
準備が忙しくなってくると、会話や休日の予定が結婚準備一色になりがちです。〆切に追い込まれると、余裕がなくなって些細なことで喧嘩になることも。たまには結婚式以外のことで気分転換しながら、準備を進めていけるといいですね。4ヶ月前以降はやることが山積みになるので、早めにできることは忙しくなる前に対応しておくのがおすすめです。
まとめ
この記事では、結婚式当日を迎えるまでに準備するものをスケジュール順に解説しました。ポイントをおさらいしましょう。
- 結婚式に向けて準備するものは非常に多いので、1年ほど前から動き出すカップルが多い
- 半年前くらいから衣装選び、式の打ち合わせは約4ヶ月前からスタートするのが一般的
- 打ち合わせが始まる前には、ふたりで式のイメージを固めたり、情報収集するのがおすすめ
- 早くから準備に取り掛かれるなら、結婚式アイテムの手作りをすると個性を出せる
- 無理に手作りにこだわる必要はなく、プロに依頼するなどメリハリをつけて準備すると負担が少ない
早めに準備を始めたい人向けに、手作りアイテムや準備のコツもご紹介したので、ぜひ参考にしてみてください。大変な結婚式準備ですが、楽しくて幸せな時間もたくさんあります。ぜひおふたりで理想の結婚式を叶えてくださいね。