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結婚式準備の中で悩ましいのが「演出選び」です。
ゲストに喜んでもらいたい、感動してもらいたいと思う一方で、何をすればいいのか分からないと頭を抱える人も多いはず。だからといって、いい加減に演出を決めてしまっては、「結婚式当日はただバタバタするだけで、気付いたら1日が終わっていた」という事態にもなりかねません。
そこで今回は、結婚式を成功させるための「演出の選びのコツやおすすめの演出」についてご紹介します。
卒花さんの実体験エピソードを踏まえた満足度ランキングや、プランナー厳選のおすすめ演出など、プレ花嫁さんの役に立つ情報が満載です。この記事を参考に、しっかりとした知識をつけて丁寧に演出の準備を進めていきましょう。
【アンケート】結婚式の演出、みんなはどうやって決めた?
世間の新郎新婦さんは、結婚式の演出をどのようにして決めているのでしょうか。特別な一日にしたいとはいえ、自分で考えるのにも限界がありますよね。
まずはじめに、卒花さんのアンケートを元にした「演出の決め方」について、詳しく解説します。どんな演出をしようかと悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
卒花さんに聞く!なにを参考に演出を決めたの?
結婚式や披露宴の演出プログラムを決めるために参考にしたものに関するアンケートの結果は以下の通りです。
- プランナーさんのアドバイスを参考にした:39%
- ネットや雑誌で紹介されていたものを参考にした:29%
- ゲストとして参列した友人の結婚式を参考にした:29%
- その他:3%
卒花さん77名にアンケートを取ったところ、約4割の卒花さんが「プランナーさんの意見を参考にして演出を決めた」と回答しました。ウェディングプランナー強し、といった印象ですね。
ウェディングプランナーさんはまさに結婚式のプロフェッショナル。これまでいくつもの結婚式を担当してきたプロのアドバイスは、とても参考になりますよね。プランナーさんからは、過去に経験した演出のリアルな空気感やゲストの反響などを聞くこともできますので、演出を決めるために非常に有効なアドバイスをもらうことができます。
結婚式の経験が豊富なウェディングプランナーさんからのアドバイスを中心に据えつつ、ネットや雑誌、ご自身が経験した友人の結婚式の事例などをミックスして決めていくと良いでしょう。その上で、お二人らしさやオリジナリティーを加えられると、なお良いですね。
続いて、具体的な演出選びを進める前に、結婚披露宴の定番の流れや演出を見ておきましょう。
これが定番!結婚披露宴の流れと演出
まずは結婚披露宴の定番の流れと演出プログラムをご紹介します。ここでご紹介する進行をベースに、記事の後半でご紹介する演出をトッピングしていただくと良いでしょう。
オープニングムービー上映 | お二人のプロフィールやゲストへのメッセージを表現した2〜3分のムービーを上映し、披露宴会場のパーティームードを盛り上げます。 |
新郎新婦入場 | 新郎新婦のお二人が披露宴会場に入場します。ゲストの拍手に包まれながら高砂へと歩みます。 |
開宴の挨拶 | 司会者が開宴の挨拶を述べ、お二人を簡単にご紹介します。 |
主賓あいさつ | 新郎新婦それぞれの主賓1名ずつがゲストを代表してスピーチします。 |
乾杯 | 準主賓による1〜2分の短いスピーチと乾杯の発声です。主賓が兼ねることもあります。 |
歓談・会食 | 各テーブルに料理がサーブされ、ゲスト同士の歓談と食事がスタートします。高砂でゲストの写真撮影することも多い場面です。 |
ケーキ入刀 | ウェディングケーキの入刀やファーストバイト。親族参加型も人気です。和婚の場合は鏡開きに代わるケースも。 |
友人スピーチ | 新郎新婦それぞれの友人を代表して1名ずつスピーチします。 |
新郎新婦の中座 | はじめに新婦、次に新郎の順で、家族や友人にエスコートされてお色直しのために中座します。 |
プロフィールムービー上映 | お二人が中座している間に、生い立ちから結婚に至るまでの歩みを紹介するムービーを上映します。5〜8分程度の長さが一般的です。 |
新郎新婦再入場 | お色直しを終えたお二人の再入場です。装いを新たにしたお二人に会場が再び盛り上がります。 |
テーブルラウンド | 各テーブルを回ってゲストとの会話や写真撮影を楽しみます。再入場した流れで行うこともあります。 |
余興 | 新郎新婦それぞれのゲストを代表した余興やビデオレターなどのイベントで会場を盛り上げます。 |
祝電披露 | 披露宴に出席できなかった方からのお祝いの電報を司会者が読み上げます。 |
花嫁の手紙 | 花嫁から両親へ向けた感謝の手紙を読み上げます。披露宴後半でもっとも感動ムードが高まる場面です。 |
花束・記念品の贈呈 | お二人から両親へ感謝を込めて花束や記念品を贈呈します。思わず涙する両親も多い感動シーンです。 |
代表謝辞 | 一般的にはまずは新郎の父、そして新郎の順にゲストへ向けた感謝の言葉を述べます。 |
新郎新婦退場 | 司会者の案内に従って新郎新婦と両家の親が披露宴会場から退場します。 |
エンドロールムービー上映 | 感動的な余韻が残る披露宴会場で、列席のゲスト名にコメントを添えた3〜5分程度のムービーを上映します。 |
閉宴の言葉 | 司会者による閉宴の言葉です。これを受けてゲストは退席します。 |
送賓 | 会場の出口で新郎新婦と両家の親がゲストを見送ります。簡単な会話を交わしながらプチギフトを手渡しして見送るのが一般的です。 |
以上が結婚披露宴の一般的な流れと定番の演出プログラムです。全体で約2〜3時間ほどの時間内にこれらを進行していくことになります。
これらの定番の型をベースに、映像演出を増やしたり、サプライズの催しを加えたりといったお二人のオリジナリティーを反映していくと演出選びがスムーズになるはずです。
- 定番には結婚披露宴に適した良さがある
- 定番を基準にトレンドやお二人の個性を反映する
- 時間、予算、やりたいことのバランスを意識する
【5選】絶対に外せない披露宴の人気演出ランキング
ここからは、披露宴に欠かせない人気演出をランキング形式(※)で発表します。卒花さん77名による実体験アンケートから「おすすめ度」の高かった上位演出をピックアップ!実際にやってみた感想も要チェックです。
1位:映像演出
卒花さんのおすすめ演出、第1位は「映像演出」です。なんと、おすすめ度は89%!
プロフィールムービーやエンドロールなどの映像演出は、今や披露宴の定番といっても過言ではありません。ふたりの馴れ初めや思い出を楽しく振り返ったり、時には家族やゲストへの感謝の気持ちが込められていたりと、上映内容によって披露宴の雰囲気がガラリと変わります。
さらに、ゲストの写真を加えた映像なら盛り上がること間違いなし!新郎新婦の入退場前後やフィナーレの直前に流すことで、シーンの切替えにも効果的です。
- 絶対やるべき:38%
- おすすめ(やったほうが良い):51%
- どちらでも良い:8%
- 絶対におすすめしない(やらなければ良かったと後悔している):4%
「映像演出」に関する卒花さんの感想
自分たちもワクワクしました
新郎新婦の入場前に、今までの2人の思い出の写真や小さい頃からの成長記録をかんたんにまとめたオープニングムービーを上映しました。 ゲストの皆さんも喜んでくれていましたし自分達もモニターで会場を見ていてとてもワクワクしたのを覚えています。(大阪府 26歳 女性)
ゲストが盛り上がる工夫がポイント
プロフィールムービーでは映像の中にゲストの写真を取り入れると会場が盛り上がります。私は友人全員が映像内に出てくるように写真を選びました。「どうしてあの写真にしたの!?笑」とか「あの写真は笑った」とか楽しく観てもらえて良かったです。(長野県 33歳 女性)
撮って出しエンドロールが良かった
エンドロールは、当日の結婚式の様子を編集して結婚式の最後に流しました。私たち自身も結婚式当日の様子を振りかることができ、ゲストの様子や自分たちの姿をいつまでも残しておけるのでやって良かったと思いました。オープニングは手作りしたのですが、素材を撮ったり編集したりして、いい思い出になっています。映像演出は、本人たちもゲストも楽しめるのでお勧めです。(埼玉県 29歳 女性)
2位:花嫁の手紙
卒花さんのおすすめ演出、第2位は「花嫁の手紙」です。おすすめ度は81%!
花嫁の手紙はフィナーレに組み込まれることが多く、両親に対する思いや来てくれたゲストへの感謝がつづられたもの。今まで語られなかった「新婦の本音」が知れる感動的なシーンでもあり、披露宴の見どころとしても挙げられます。
最近は新婦だけでなく、新郎も一緒に手紙を書いて読み上げるというケースも。結婚式という場だからこそ伝えられる言葉によって、会場中が感動で包まれます。
- 絶対やるべき:45%
- おすすめ(やったほうが良い):36%
- どちらでも良い:17%
- 絶対におすすめしない(やらなければ良かったと後悔している):1%
「花嫁の手紙」に関する卒花さんの感想
恥ずかしいけどやって良かった
親に手紙を書いて読む機会なんてほとんどないので、今まで一生懸命育ててくれた親に感謝する素敵な機会だと思います。少し恥ずかしいですがせっかくの大舞台なのでぜひゲストの皆さんの前で親に感謝の気持ちを伝えてほしいと思います。(大阪府 26歳 女性)
両親の素晴らしさをゲストに紹介できた
結婚前は照れくさくて両親に感謝の気持ちを伝えることはできませんでしたが、手紙の朗読で思い切り感謝を伝えることができました。両親も涙で喜んでくれました。両親とのエピソードも手紙に入れましたので、ゲストからは「愛情深いご両親ですね。」と感動してもらえましたし、親戚からは「そんなことがあったんだね。」と両親の意外な一面を伝えることもできました。(大阪府 35歳 女性)
声に出して感謝を伝えられて満足
花嫁の手紙は、結婚式にはなくてはならない演出かと思います。ゲストも、そして何より親自身がとても楽しみにしていると思います。家族だけが知り得るエピソードにじーんときたり、この日この場だから伝えられる感謝があったり・・・。父が亡くなっていた私は、母へはもちろん父への感謝も声に出せして読み上げることができて良かったと思っています。(東京都 32歳 女性)
花嫁の手紙について詳しくは【例文つき】花嫁の手紙の書き方とおすすめBGM!感動のレタームービーも紹介もご覧ください。
3位:親への花束・記念品の贈呈
卒花さんのおすすめ演出、第3位は「親ヘの花束・記念品の贈呈」です。そのおすすめ度は80%!
花束記念品の贈呈はフィナーレの中盤に組み込まれ、会場の感動ムードが一気に高まる演出です。その感動レベルは、花嫁の手紙に匹敵するほど。贈呈後、新郎新婦と両親が互いに言葉を掛け合ったり、感極まって抱き合ったりする様子からは、何とも言えない感動が生まれます。
披露宴の後は、記念品が自宅に飾ってある様子を見て「やってよかった」と思う新郎新婦が多いようです。
- 絶対やるべき:36%
- おすすめ(やったほうが良い):44%
- どちらでも良い:18%
- 絶対におすすめしない(やらなければ良かったと後悔している):1%
「花束・記念品の贈呈」に関する卒花さんの感想
花束を抱きしめる母の姿に感動
花束をそれぞれの両親にプレゼントしました。会場の雰囲気が一番感動的に高まったように思います。花束を受け取った母親が花束をぎゅっと大事そうに抱きしめていたのをよく覚えています。(神奈川県 34歳 女性)
いつまでも使える掛け時計を
私たちは生まれてから結婚式までの日にちを記した掛け時計をプレゼントしました。形に残るものだし、掛け時計をリビングに設置して、いつでも幸せな空間や感情を思い出してもらいたいという願いを込めて贈りました。今でも時計を見ては結婚式の思い出話で盛り上がることもあるので、時計にして良かったなと思います。(愛知県 36歳 女性)
両親のありがたさを振り返る子育て感謝状
記念品として「子育て感謝状」というものを両親に送りました。感謝のメッセージに加えて、子供のころの写真や生まれてから結婚式までの日付を記載しました。当日手渡すときには両親は涙を流して喜んでくれましたし、いまでも嬉しそうに実家に飾ってくれている母の姿を見ると、贈って本当によかったなと思います。(東京都 34歳 女性)
4位:テーブルラウンド
卒花さんのおすすめ演出、第4位は「テーブルラウンド」です。おすすめ度は74%であり、4位とはいえ大多数の人が実施しているようです。
その魅力は、新郎新婦がゲスト全員と関わることのできる貴重なシーンであること。ゲストが新郎新婦の席へ行くのは勇気がいりますよね。特に親族だと、来賓や友人に遠慮してしまう人も多いはず。また、高齢や身体が不自由な人ともなれば、高砂席へ行くのは尚更ハードルが上がります。
そんな時、新郎新婦からゲストのテーブルに足を運べば、これらの問題が一度に解決!1人ひとりと顔を合わせられる上、写真撮影もできれば素敵な思い出に残ります。もしテーブル数が多くて全て回り切れない場合は、優先順位を決めておくと後悔しません。また、数卓分まとめて撮影するプランを立てておけると、時短にもなるので◎
- 絶対やるべき:35%
- おすすめ(やったほうが良い):39%
- どちらでも良い:23%
- 絶対におすすめしない(やらなければ良かったと後悔している):3%
「テーブルラウンド」に関する卒花さんの感想
会話や写真撮影の貴重な機会
結婚式ではなかなかゲストと直接話す時間が設けられないので、やってみて本当によかった。特に、親族は遠慮して高砂に上がってこないことも多く、テーブルラウンドがなければ一緒に写真を撮ることができなかった人もいたので、演出に組み入れる価値が非常にあったと思います。(栃木県 28歳 女性)
ゲストの人数に応じて演出を工夫しよう
テーブルラウンドをやった事によってゲスト1人1人にご挨拶をしながら写真撮影することができました。ただし、出席人数が多いと長い時間を使うことになるので、もしテーブルラウンドとして何かするのであれば出席人数によってラウンド演出を決めた方がいいと思います。(千葉県 32歳 女性)
素敵なドレス姿の写真を撮ってもらえた
友人は高砂へ写真を撮りにきてくれますが、親戚や家族などは高砂まで遠慮してきにくいようですし、高齢の方には移動は負担になるのでこちらが移動することで参列してくだっている方と写真を撮ることができました。また、高砂に座っているとせっかく選んだドレスがバストアップしか写真に映りません。テーブルラウンドをすれば、カメラマンの方がドレス全体が写る写真を撮りやすくなる点も良かったと感じるポイントです。(愛知県 33歳 女性)
5位:友人スピーチ
卒花さんのおすすめ演出、第5位は「友人スピーチ」です。そのおすすめ度は64%で、ランキングでは5位となりましたが、半数以上の新婦さんから支持されている人気の演出です。
スピーチをお願いするのは、友人の中でもとびきり仲良しだった人というケースが多いはず。そんな人が語る思い出エピソードからは、新郎新婦の素の一面が伺えます。新婦のあまり知られていない意外な部分が披露される可能性もあり、披露宴がほっこり温かいムードに包まれるのが最大の魅力です。
- 絶対やるべき:17%
- おすすめ(やったほうが良い):47%
- どちらでも良い:31%
- 絶対におすすめしない(やらなければ良かったと後悔している)5%
「友人スピーチ」に関する卒花さんの感想
照れくさいエピソードでも大感動
高校の友達にスピーチをお願いしました。お互い照れくさくて恥ずかしい話もあったのですが、途中から大泣きしてしまうほど嬉しかったです。感動します。(宮城県 32歳 女性)
引き受けてくれる友人がいればおすすめ
ゲストのためというより完全に自分たちのための演出ですので、無理にお願いするものでもないとは思います。「スピーチするよ」と申し出てくれる友人や、お願いできそうな人がいる場合はしてもらうと思い出になると思います。私はとても嬉しかったのでやってよかったです。(京都府 27歳 女性)
自分たちの意外な一面をお伝えできた
新郎新婦それぞれの学生時代の友人にスピーチをしてもらいました。学生時代のエピソードは社会人になって知り合った人は知らない内容ばかりなので、興味深く聞いてもらえた様子でした。自分達の意外な一面を友人目線で披露してくれたり、クスッと笑えるエピソードもあったりと、披露宴会場の雰囲気が和やかになってよかったです。(大分県 35歳 女性)
ここまで、卒花さんからのおすすめ度が高い演出をランキング形式で紹介してきました。体験談を見ると「やめておこうかな…」と悩んでいた演出であっても、実際終えてみると「やってよかった!」という気持ちに変化した事例が多く見受けられました。
また、今回のランキングに入らなかったものの、ケーキ入刀やファーストバイト、ゲストの余興といった定番演出もまだまだ高い人気を誇っているようです。
【12選】プランナーが厳選!テーマ別おすすめ演出
披露宴の演出は定番を押さえるのも良いですが「ゲスト参加型」「感動」といった、新郎新婦が大切にしたいテーマに沿って選ぶことも大切です。
ここからは、累計150組の挙式披露宴を担当してきたプランナー経験者が、結婚式や披露宴で人気の高い4つのテーマに沿ったおすすめ演出を厳選して紹介します。(以下、挙式と披露宴の両方の演出を含みます)
テーマ1:ゲスト参加型で盛り上がる演出3選
まずは、ゲスト参加型の演出を3つご紹介します。それぞれの演出内容やメリットまで詳しく解説!ゲストに楽しんでもらいたい、来てよかったと思ってもらえる結婚式にしたいと思うプレ花さんは、ぜひチェックしてください。
ゲスト参加型のおすすめ演出1:フラワーシャワー
フラワーシャワーは、挙式後の退場に欠かせない演出です。ゲストに花道を作ってもらい、そこを通る新郎新婦に対して、幸せの花びらを放ってもらいます。
シャワー用のアイテムは花びら以外にも、セロハンを細かくしたペーパーシャワー(コンフェッティ)や、羽をまぜたフェザーシャワー、折り鶴シャワーなど、ラインナップが豊富なのも魅力的。シャワーに参加することで「おめでとう!」という言葉が自然と溢れるのも嬉しいポイントです。
ゲスト参加型のおすすめ演出2:ウェルカムパーティー
ウェルカムパーティーは、挙式と披露宴の間の時間帯に行われるカジュアルパーティーです。決められた演出は無く、フォトタイムをとったり、ピンチョスやカナッペといった軽食を食べたりして、新郎新婦とゲストがリラックスした時間を過ごせるのがポイント。
本来披露宴で行われる乾杯やケーキ入刀も、ウェルカムパーティー中に実施することでグッとカジュアルな雰囲気になります。いつもと違ったオシャレな披露宴を実現させたい人におすすめの演出です。
ゲスト参加型のおすすめ演出3:デザートビュッフェ
デザートビュッフェは披露宴終盤のデザートタイムに行う、子供と女性に大人気の演出です。10~20種類のミニデザートがズラリと並ぶ中、食べたい物を好きなだけセレクトできるのが嬉しいポイント。甘いものが苦手な人でも、選ぶスタイルなら無理なく楽しめますよね。
式場によっては、デザートの種類を変更できたり、和菓子ビュッフェや寿司ビュッフェといった一味変わったスタイルにできたりすることも。おもてなし重視の披露宴なら必ず取り入れたい、おすすめ度100%の演出です。
テーマ2:サプライズ演出でゲストを驚かせる演出3選
2つ目のテーマは「サプライズ」です。全ゲストからの注目を集めるものから、内輪で喜べるちょっとしたものまで、おすすめのサプライズ演出を3つご紹介します。
ゲストを驚かせたい!大げさにならない程度のサプライズがしたい!と考えている人は要チェックです。
サプライズにおすすめの演出1:ファミリーミート
ファミリーミートは、新郎新婦の支度が整った後、両親にその姿を披露するサプライズ演出です。今まで人気だったファーストミート(新郎新婦の顔合わせ)に次いで、最近広まりつつある家族とのミートイベント。挙式前に両親と特別な時間を過ごすことで、喜びを直に感じられると話題です。
ファミリーミート中は育ててもらったことへのお礼を伝えたり、手紙を渡して読んでもらったりしても良いですね。自然とこぼれる涙や笑顔をカメラマンに撮影してもらえれば、一層素敵な思い出に残ります。
サプライズにおすすめの演出2:エスコート演出
エスコート演出は、新郎新婦がお色直しをするシーンに組み込むサプライズ演出です。新郎新婦はそれぞれ誰と一緒に退場するのか、予めゲストの中から決めておきます。
その相手はもちろんヒミツ。退場シーンになって初めて披露されるので、名前を呼ばれたゲストは驚くこと間違いなし!ゲストの注目を集めるサプライズイベントになります。
エスコート役に選ぶ相手は、仲良しの友人や家族、会社関係の人など誰でも構いません。とはいえ、その人とは特別なツーショット写真が残るため、思い入れのある人物を決めておくのが良いでしょう。
サプライズにおすすめの演出3:メッセージプレート
メッセージプレートは、デザートのお皿にメッセージを書き添えて、ゲストのテーブルに運ぶ演出です。
サプライズの規模は小さいけれど、意外とゲストからの反響が大きいのがポイント。「誕生日おめでとう」「いつもありがとう」「受験頑張ってね」など、わざわざ全員の前で紹介する程ではないけれど、伝えたいメッセージがある時におすすめです。
テーマ3:ゲストの涙を誘う感動の演出3選
3つ目のテーマは「感動」です。結婚式には、感情が込み上げるシーンが欠かせないもの。ゲストの中には、そのような演出を楽しみに来ている人も意外と多いため、進行に入れておくと喜んでもらえます。
それでは、ゲストの涙を誘うおすすめ演出を、ポイントと共にチェックしていきましょう。
感動的なおすすめ演出1:ベールダウン
ベールダウンは、挙式の定番ともいえる感動演出です。花嫁のベールには「魔除け」の意味があり、母親が下ろすことで「災いから身を守って新郎の元まで辿り着けるように」という願いが込められます。
ベールダウンのシーンは一瞬ですが、その様子からは今まで大切に育てられた新婦への愛情が感じられ、胸が熱くなるシーンに。花嫁の支度をより思い出深く残したいなら、必ず取り入れるべき演出です。
感動的なおすすめ演出2:生演奏
プロによる生演奏をバックミュージックに用いることで、披露宴中の演出が一層感動的なシーンに仕上がります。
特におすすめなのが、ピアノ・サックス・ベースによるジャズトリオ。シーンによってソロやデュオとしても使い分けられれば、ゲストの感情が揺さぶられること間違いなし。披露宴がグンと上質な空間になり、同時に感動値も高まります。
感動的なおすすめ演出3:ゲストレター
ゲストレターとは、新郎新婦からゲスト一人ひとりに宛てた手紙のことを指します。席札の裏面に書かれるメッセージとは違い「便箋」に思いをつづることで感動が倍増!その手紙をフィナーレの直前に読んでもらえば、高まる雰囲気の中、クライマックスへ進めることができます。
自分たちしか知らない思い出や、今までの感謝をエピソードと共に記しておくのもおすすめ。新郎新婦とゲストの心が一つになる、とびきりの感動演出です。
テーマ4:和婚ならではの伝統的で趣深い演出3選
最後のテーマは「和」です。和婚だからこそ取り入れたい伝統演出を、見どころと共に紹介します。日本文化を大切にしたい、和装に相応しい演出をしてみたいという人は、是非チェックしてみてください。
和婚におすすめの演出1:花嫁行列
花嫁行列とは、神前式に組み込まれる和婚演出です。和婚版バージンロードともいわれ、新郎新婦の誕生から幸せな未来までの道のりを表す行列からは、特別な雰囲気を感じることができます。
見た目の美しさはもちろん、なかなか味わえない緊張感も体験できるため、神前式を検討しているなら取り入れておきたい演出です。
和婚におすすめの演出2:人力車・番傘入場
人力車や番傘を使った入場は、和婚にピッタリの映え演出です。人力車でド派手に、もしくは番傘で上品に…。いずれにしてもゲストが盛り上がること間違いなし。「ただ入場するだけでは物足りない…」という人におすすめしたい、人気の和婚演出です。
和婚におすすめの演出3:鏡開き
鏡開きは、お祝いの席に相応しい和婚演出です。清酒が入った大樽を新郎新婦が木槌で叩き割る様子は、見ている人を楽しませ会場中を盛り上げます。
乾杯シーンと組み合わせてもよし、ケーキ入刀の代わりに取り入れてもよし。「ふたりの幸せを切り開く」という意味が込められた日本の伝統演出なので、老若男女問わず全員で楽しみたい場合におすすめです。
このパートでは、プランナー経験者によるおすすめ演出を4つのテーマに分けてご紹介してきました。どれもが結婚式や披露宴のムードを盛り上げてくれる素晴らしい演出ばかりですが、一方で、気になる演出を全て進行に含めるはなかなか難しいもの。「何を大切にしたいのか」ふたりでよく話し合い、バランスよく取り入れていくのが成功の秘訣です。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
今回の記事は、結婚式の演出について紹介しました。最後に、記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。
- 演出はプランナーのアドバイスが参考になる
- 定番演出を入れておくとゲストが披露宴の流れを理解しやすい
- 定番にトレンドやオリジナリティーを上手く組み合わせると会場が盛り上がる
- 卒花さんのおすすめ演出上位は感動系が占める
- 何を大事にしたいのか「テーマ」を決めておくと演出を決めやすい
ゲストのことを思えば思うほど、演出の決め手が分からなくなってきますよね。そんな時は、まず結婚式場のプランナーさんに相談してみましょう。
この記事を参考に、お二人の一生の思い出に残る素敵な結婚披露宴の演出を選んでいただけると幸いです。