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結婚式の会場に飾るだけではなく、一生のふたりの記念写真にもなる前撮り。前撮りでキレイに撮ってもらうためにはメイクが欠かせません。ただ、メイクをプロにしてもらった経験がなく、プロに任せてもよいかセルフメイクにするか悩んでいるプレ花嫁さんも多いのではないでしょうか?
この記事では、プロに任せるかセルフメイクにするかで悩んでいる方向けに、それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。前撮りのメイクを選ぶときの参考にぜひ読んでみてくださいね。
前撮りメイクをプロに任せたときのメリット
プロはなんといっても豊富な知識でその人に似合うメイクを施してくれるため安心感があります。プロに任せた場合のメリットは下記の2点です。
- 写真映えに特化したメイクをしてもらえる
- こまめにメイク直しをしてくれるため、写真撮影に集中できる
なお、プロによるメイクは前撮りパックの中に入っている場合が多いです。そのため、プロに任せる人が多数ですが、こだわりがある人は一部だけセルフメイクする人もいるようです。
写真映えに特化したメイクをしてもらえる
プロに任せるメリットは、プロの技で写真映えに特化したメイクをしてもらえることです。前撮りをするときは、普段の写真とは異なりドレスを着たり、ロケーションが変わります。そして、その雰囲気にあわせたメイクをすると写真映えすることが多いです。
例えば、洋装と和装の時のそれぞれ似合うメイクの違いなど、プロはメイクのポイントを熟知しています。そのため、プロへ任せると写真映えに特化したメイクをしてもらえる安心感があります。
こまめなメイク直しで安心
プロはこまめなメイク直しをしてくれるため、写真撮影に集中できるメリットがあります。メイクさんは屋外でのロケにもついてきてくれるため、化粧がくずれたときでもすぐに直してくれます。
試着だけだと気づきにくいのですが、着物やドレスなどを着て動き回る時は意外と体力を使います。とくに夏場では汗をかくこともしばしば。そんなとき、プロがいるとこまめにメイクを直してもらえます。汗をかいてもメイク崩れの心配がなくなり、本来の目的である撮影に集中できるのは大きなメリットです。
前撮りメイクをプロに任せたときのデメリット
一方、プロに任せた場合では下記のようなデメリットが起こる可能性があります。
- 費用が高くなる
- 納得できない仕上がりになることがある
ただし、デメリットを知って対策しておくことでメイクに失敗しないことも可能です。大切なのは、費用やメイクの仕上がりイメージを事前によくスタジオやメイクさんに確認することです。デメリットについてもポイントを押さえておきましょう。
費用が高くなることがある
前撮りのプランではメイク代が含まれていることが多いです。ただ、メイク代が含まれていない場合は別料金がかかり、費用がかかることがあります。
また、メイクさんの交通費も負担することになるため、遠方での撮影の場合は高くつくケースもあるようです。費用については事前にスタジオとよく相談して、予算を考えることをおすすめします。
イメージが共有できないと納得いかない仕上がりに
自分の想像しているイメージが曖昧な場合、メイクをしてもらった後に「なにか違う…」と納得できない仕上がりになることがあります。美容室で自分のイメージと違う髪型になってしまったという経験をしたことはないでしょうか?メイクも同じで、プロとのイメージにずれがあると理想通りにならないことがあります。
失敗を避けるために、イメージを共有するべく具体的な写真などを用意し、メイクさんとしっかりとコミュニケーションをとりましょう。
前撮りメイクをプロに任せたときの注意点
「プロに依頼したのに、自分のイメージとちがう…」と、せっかくプロに頼むならそんな失敗は避けたいですよね。そこで、プロに任せた場合の前撮りメイクで失敗しないための5つの注意点を紹介します。プロに任せると決めた場合はぜひチェックしてくださいね。
- スキンケアはした上で、すっぴんで行く
- 自分のメイク道具をもっていく
- メイクのこだわりを伝える
- ポイントメイクだけ自分ですることも可能
- お気に入りのネイルも忘れずにする
すっぴんで行くがスキンケアはしっかりしておく
スタジオにメイクを依頼した場合は、スキンケアをしっかりした上で、すっぴんで行きましょう。メイクをして行くとメイクを落とす必要があり、手間がかかります。
また、撮影中は乾燥することも多く、スキンケアをしておくことで化粧のりもよくなります。メイクはせずに、化粧水と乳液でスキンケアはきちんとして行くことがおすすめです。
自分のメイク道具を持って行く
スタジオに頼んでも、自分のメイク道具を持って行けばメイクをしてもらえます。下記に当てはまる場合は、自分のメイク道具をもっていきましょう。
- 敏感肌でスタジオの化粧品が肌に合わず肌荒れする可能性がある
- こだわりのメイク道具がある
メイクさんに事前に相談して、持参したメイク道具でメイクをしてもらえるか確認してくださいね。
メイクにこだわりがあるなら伝えておく
メイクでこだわりがあったり、カバーしてほしい部分があるときは、事前にメイクさんに伝えましょう。
例えば、
- 使いたいカラーや眉毛の形など、こだわっている部分がある
- 顔にコンプレックスがある
これらのポイントを伝えておくことで、コンプレックスをうまくカバーしつつ、好みのメイクにしてくれます。プロに任せた違いを実感できそうですね。
ポイントメイクだけ自分でするのもOK
プロに任せる場合でも、ポイントメイクだけ自分ですることもでき、その方が満足した仕上がりになることもあります。
例えば、アイプチやつけまつげは自分でする機会も多いことから、セルフの方がきれいにできる可能性もあります。他にも、アイシャドウやチークなどのポイントメイクにこだわりがある場合は、自分でしたいと伝えましょう。
ネイルはお気に入りのものを
撮影当日は忘れずにお気に入りのネイルをすることがおすすめです。
ネイルをするとよい理由は
- 衣装に合うものをして行くと後悔しなくて済む
- 手元がうつる写真でも綺麗に見える
これらのことがあげられます。
メイクの中にネイルは含まれていないため、事前にネイルを自由にすることができます。ネイルは事前に忘れずにしておきましょう。
前撮りメイクをセルフメイクにしたときのメリット
前撮りのパックにメイク代が入っていても、こだわりがあるならセルフメイクで依頼することもできます。セルフにすると2つのメリットがあります。ここでは、それぞれのメリットを紹介します。
- 納得したメイクで撮影できる
- 費用の節約になる
納得したメイクで撮影ができる
セルフメイクを選ぶメリットはなんといっても、納得したメイクで撮影できることです。プロに任せたときのデメリットにもあげましたが、メイクさんに希望を伝えてもうまくイメージが伝わらないこともあります。そのため、セルフのほうが納得した仕上がりになる可能性があります。
セルフで行う際は、写真にうつるため、アイメイクとチークは普段より濃いめにすることがポイントです。
費用の節約になることがある
下記のような場合は費用が節約できる可能性があります。
- 前撮りのプランにヘアメイクが含まれていない
- 屋外で撮影する
前撮りは多くの場合、ヘアメイクもプランに含まれています。また、屋外で撮影するとメイクさんの交通費も負担しなければいけないことがあります。これらのケースはセルフで行ったほうが安くなる可能性があるため、費用を節約したい人はセルフメイクを検討してみましょう。
前撮りメイクをセルフメイクにしたときのデメリット
セルフメイクのデメリットは写真映えするメイクと普段のメイクは違うという点が大きいです。その点をふまえて、下記の2点のデメリットを説明します。
- 撮影向けのメイクは素人には難しい
長持ちするメイクが必須となる
撮影向きのメイクは素人には難しい
撮影向きのメイクは普段のメイクと異なり、写真映えするためには注意が必要です。
例えば、
- スタジオ撮影なら照明で色が飛ばないように、アイメイクやチークはしっかりと色を入れる
- 洋装と和装では似合うメイクが異なる
このような注意点をプロはおさえていて、撮影向きのメイクはプロが一番よくわかっています。一方、セルフメイクの撮影は、思っていたよりも化粧が薄く見えてしまったという後悔を生むことがあります。
長持ちするメイクをしなければいけない
撮影中で注意が必要なのが、化粧くずれです。セルフメイクの場合、自分で直す必要がでてくるため、長持ちするメイクが必須です。
当日は撮影される側であるため、自分のメイクがどれだけ崩れているのかはわかりづらくなります。また、汗でメイクがくずれたときに自分でメイクを直さなければいけません。
そのため、屋外での撮影にも耐えられる長持ちするメイクをする必要があります。
前撮りメイクをセルフメイクにしたときの注意点
セルフメイクをするなら、写真映えするメイクの知識を学んでおく必要があります。
そこで、セルフメイクのポイント7点を紹介します。ポイントをおさえて、満足した仕上がりになるセルフメイクにぜひチャレンジしてくださいね。
- スキンケアはしっかりする
- ベースメイクはマットからセミマットを選ぶ
- 衣装の色にあわせてメイクの濃薄を決める
- アイシャドウはナチュラルにする
- アイラインは黒でしっかり書く
- 眉毛はしっかり描く
- リップは筆で塗る
スキンケアはしっかりしておく
プロに頼むときと同様に、スキンケアはしっかり行いましょう。屋内撮影の場合は照明で、屋外だと外気で肌が乾燥しやすくなります。化粧くずれを防ぐためにも、化粧水と乳液によるスキンケアはしっかりして、肌を保湿しておく必要があります。
とくに、セルフだと化粧直しをしてくれるプロがいないため、化粧くずれ予防のためにもスキンケアはしっかりすることがおすすめです。
衣装の色を考えてメイクの濃淡を決める
洋装か和装だと雰囲気も変わるのでどのようなメイクが合うか悩んでしまいますよね。そんなときは、衣装の色とあわせてメイクの濃薄を決めてみましょう。
例えば、
- 濃い色の振り袖の場合
メイクの色味も合わせて濃いめにすることで、顔をぼやけさせない - 白いウェディングドレスの場合
ナチュラルに見えるメイクをすることで、全体のバランスを整える
衣装とメイクのトーンを揃えるだけで、しっくりした仕上がりになるので意識してみてくださいね。
ベースメイクはマットからセミマット
前撮りのときは、明るめの白肌を目指すのがよいとされています。ファンデーションを使うときは下記の3点を意識してみてください。
- ツヤ肌系はてかりやすいため、マットからセミマットを選ぶのがおすすめ
- 首との色の境目が出ないように、ファンデーションはぼかす
- 顔の内側から外側にかけてファンデーションを塗って、外側は薄めに仕上げる(顔全体に均等にファンデーションをのせると顔が大きく見えるため)
また、ファンデーションだけではなく下地も大切です。
- 下地はうるおい成分が含まれているものを選んで乾燥を避ける
- パール系の下地でくすみをとばしておく
ベースメイクのポイントをおさえてから、下地とファンデーション選びをはじめてみてはいかがでしょうか?
アイシャドウはナチュラルに
アイシャドウは、ベージュ系やブラウン系のナチュラルカラーを使うのが基本です。ただし、ブラウン系は色を重ねすぎると目が落ちくぼんで見えてしまうことがあります。慣れていない人は練習してから本番を迎えましょう。
また、カラードレスや振り袖だと色がついたアイシャドウをワンポイントとして入れたい場合もありますよね。衣装に合わせて色を入れるなら一色までがおすすめです。
アイラインは黒でしっかり描く
アイラインは、黒がおすすめです!しっかりとラインを引くことで、写真映えする大きな目になるためです。
また、書き方のポイントを3点お伝えします。
- リキッドペンシルで目尻から少しはみ出るようにぬる
- 目尻は自然にするために、跳ね上げはしない
- アイラインを伸ばした部分が目立たなくするために、薄めのブラウンのアイシャドウで伸ばしたラインの下に薄く影を入れる
アイラインは黒を選び、目尻の書き方をとくに意識してみましょう。
眉毛はしっかりめに
眉がよく見えるヘアセットの場合だと、眉はとても重要な部分です。そのため、眉毛はしっかりめに描きましょう。また、衣装や雰囲気、顔のタイプによっても似合う眉毛は変わってきます。
- 和装の場合
毛が明るい色だと似合わないことがあるため、衣装と髪色とのバランスを考えて眉マスカラを使用する - ドレスの場合
淡い色合いにしても柔らかいイメージになるが、あまり明るい色だとライトで飛んでしまうため、明るめの中間色を選ぶ
他にも、かわいい系を目指すならアーチ眉、ナチュラル系なら平行眉にする。面長の人は平行眉の方が似合うなど、ポイントは多数あります。
自分にあった眉毛を考えてみましょう。
リップは筆を使ってぬる
リップのフチがぼけないように、リップは筆でぬるのがおすすめです。また、リップメイクは衣装をふくめた全体のバランスを見ながら、濃いめのカラーを選びましょう。カラーは、赤やピンク系はかわいく、コーラル系やオレンジ系だとナチュラルに仕上がります。
なお、ナチュラル系がよいならグロスは塗らないようにしましょう。また、グロスでテカテカにすると、撮影のライトでギラギラして見えることもあるため注意してくださいね。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
この記事では、プロに任せた場合とセルフメイクの各メリットとデメリット、注意点をお伝えしました。最後にこの記事のポイントを振り返っておきましょう。
- プロに任せると、写真映えに特化したメイクやメイク直しをしてくれる。一方で、費用が高くなったりイメージと異なるメイクになることもある
- スキンケアはしっかり行いネイルも忘れずにする。メイク道具を持参したり、メイクのこだわりがある場合は事前にメイクさんへ伝える
- セルフメイクをすると納得したメイクに仕上がり、節約になる可能性がある。ただ、撮影向けのメイクはプロの方が詳しく、長持ちするメイクが必須となる
- 写真映えのためには、衣装の色にあわせてメイクの濃薄を決めたり、顔のパーツ(ベース、アイシャドウ、アイライン、眉毛、リップ)ごとのメイクポイントをおさえる
プロによるメイクははじめてという方は、仕上がりに不安と思う方もいると思います。ただ、プロは撮影にあったメイクをしてくれます。大切なのは理想のイメージをきちんと固め、メイクにこだわりがあるときはメイクさんにしっかりと伝えることです。
一方セルフメイクをする方は、写真映えに注意して、納得できる仕上がりになるようチャレンジしてみましょう。プロかセルフメイクで悩む方はぜひこの記事を参考にして、素敵な前撮り写真をとってもらってくださいね。