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「結婚内祝いにメッセージをつけたいけど、何を書けばよいか分からない」と悩んではいませんか?メッセージカードをつけたいものの、結婚の内祝いをもらったことがなく、どんな内容を書けばよいかイメージしづらい人も多いと思います。
そこでこの記事では、内祝いに贈るメッセージの書き方を解説します。相手別の例文やInstagramで紹介されている実物も紹介しているので、あわせて参考にしてください。
なぜ結婚の内祝いにメッセージを添えるの?
結婚の内祝いにメッセージを添える理由は、ギフトだけよりも新郎新婦の感謝の気持ちが相手に伝わるためです。そもそも、内祝いを直接渡す場合はお礼の言葉をその場で伝えられるため、メッセージカードは必ずしも必要ではありません。
ただ、最近では郵送で内祝いを贈ることが多いため、メッセージカードを添えることで感謝の気持ちを伝える方が増えています。ギフトに添えられたメッセージカードは、相手により丁寧さが伝わり、温かい気持ちにさせてくれるはずです。
結婚の内祝いに贈るメッセージに含めたい3つの内容
いざ、書くときに悩むのがメッセージの内容。メッセージの内容は、感謝の気持ちを自分の言葉で伝えることが一番大切です!
ただ、書いておきたい内容を知っておくことで、失敗が少なく、スムーズに文章が作りやすくなります。ここでは、内祝いのメッセージに含めたい3つの内容を紹介します。
- 氏名、住所、連絡先の基本情報
- 時候の挨拶
- お礼の言葉と近況や抱負
1. 氏名や住所
結婚後は年賀状や暑中見舞いなどのやり取りをする可能性があるため、住所・氏名・連絡先の情報をいれるのは基本です。
結婚で苗字が変わった方は分かりやすいように旧姓と新姓をいれておきましょう。また、電話番号やメールアドレスは夫婦どちらか一方の連絡先を記載します。
2.時候の挨拶
時候の挨拶をお礼状に入れるのはマナーです。贈る時期に注意して、季節に合った言葉をメッセージカードにいれましょう。上司には堅い文面のもの、友人には気さくなものなど贈る相手に合った文面にしてください。
3. お礼の言葉と近況や抱負
結婚祝いのお礼の言葉はもちろんですが、近況や今後の抱負も合わせて書いておきましょう。相手にお祝いして良かったと思ってもらえるようにするため、良好な関係を続けていきたいという気持ちを伝えることが大切です。下記の点にも意識したメッセージを考えましょう。
- 無駄に長い文章にならないようにする
- 締めの言葉には「これからもよろしくお願いします」と一言添える
結婚の内祝いに贈るメッセージの基本的なマナー
基本的には、内祝いのメッセージは何を書いても自由です。ただ、知らないうちに失礼にあたる言葉を使わないためにも、メッセージの書き方のマナーを知っておく必要があります。ここではおさえておくべきマナーを3つ紹介するので参考にしてください。
- 句読点「、」と「。」を使わない
- 「忌み言葉」と「繰り返し言葉」は使わない
- 冗長な文章にしない
句読点(「、」と「。」)を使わない
結婚祝いのメッセージでは、別れを連想させる句読点「、」と「。」を使わないのがマナーです。
句読点は、本来は子どもが文章を読みやすくするために使われていた歴史があり、文章を分ける意味で使います。特に、マナーに詳しい目上の人に句読点を使うと失礼になる可能性があるため注意してください。
「忌み言葉」と「繰り返し言葉」は使わない
縁起の悪い「忌み言葉」と「繰り返し言葉」は結婚のお祝いにはタブーとされています。どちらも普段何気なく使うことが多い言葉なため、言い回しを変えるなどして注意してください。
- 忌み言葉…「切れる」「離れる」。結婚が終わるような言葉で悪印象
- 繰り返し言葉…「ますます」「いろいろ」。結婚を繰り返すことを連想させる
冗長な文章にしない
メッセージは簡潔にまとめましょう。長過ぎる文章はマナー違反と見られることもあり、なによりも読みにくいです。また、カード内に書ききれても文字が小さくなって見えづらくなってしまいます。
【相手別】結婚の内祝いに贈るメッセージの例文
「いざ、気持ちを込めて書こうとしたら、思ったよりも長文になってしまった…」そんな経験はないでしょうか?気持ちを伝えたいからこそ、長文になってしまうこともあると思います。文章の長さが気になる人や、書く内容に悩む場合は、一度例文に目を通すのがおすすめです!
親戚や友人、会社の上司など贈る相手によって内祝いのメッセージの書き方が変わるため、ここでは相手別の例文を紹介します。なお、直接渡す場合は短文でも問題ありません。
- 親族
- 友人・同僚
- 職場の上司・目上の先輩
- 短文メッセージ
基本的なメッセージの例文
基本的なメッセージの構成は下記の通りになります。
- 時候の挨拶
- 結婚祝いをいただいたことへのお礼を丁寧に伝える
- 近況や今後の抱負を簡潔にまとめる
- 終わりには今後もより良い関係を続けていきたい言葉を添える
- 新姓と旧姓、住所や電話番号を忘れない
下記の例文は比較的硬めの文章になりますが、贈る相手によってもう少しくだけたメッセージにするなどして、アレンジして使ってみてくださいね。
拝啓 晴天が続き 暑さ厳しい今日この頃 皆様お変わりなくお元気でいらっしゃいますか
この度は私達の結婚に際し、 温かなお気遣いをいただき誠にありがとうございました
ささやかではございますが 内祝いのお品をお送りさせていただきます
未熟な2人ではございますが 力を合わせて温かい家庭を築いていきたいと思っております
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます 敬具日付
住所
新郎姓名・新婦名前(旧姓◯◯)
親族
まずは親族(両親・祖父母・親戚)へ贈るメッセージの例文を紹介します。身内の場合は堅苦しすぎなくて問題はありませんが、相手(夫・妻)の身内の場合は失礼のないように丁寧な文章を心がけましょう。
両親(義両親)
両親
この度は結婚お祝いをありがとうございました
これからは◯◯さんと2人で楽しい家庭を築きたいと思います
これからも温かく見守っていてください
義両親
暑い日が続いていますが お変わりありませんか
先日は私達の結婚に際して 素敵なお祝いをありがとうございました
ささやかではございますが お礼の気持ちをお送りさせていただきます
お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい
夫婦共々末永いお付き合いをいただけますよう どうぞよろしくお願いいたします
祖父母
暑さ厳しい折 いかがお過ごしですか
この度は私達の結婚に際し 過分なお心遣いをいただき ありがとうございました
素敵なお祝いをありがとうございました
ささやかながらこころばかりの品をお送りいたします
2人で協力し 明るい家庭を築いていくので温かく見守っていてください
今後もご指導いただけますよう 心よりお願いを申し上げます
親戚
拝啓 さわやかな◯◯の日が続いておりますが 皆様いかがお過ごしでしょうか
先日は私達の結婚に際し お祝いをいただきましてありがとうございました
ささやかではございますが お礼の品をお送りいたします
ご笑納いただければ幸いです
未熟ではありますが2人で支え合い 幸せな家庭を築いて参ります
これからも変わらずご指導をよろしくお願い申し上げます
親しい友人・同僚
続いて、親しい友人や同僚への例文になります。こちらも身内の場合と同様でくだけたメッセージで問題ありません。感謝の気持ちや食事のお誘いなどの言葉をいれてみましょう。
素敵な結婚祝いをありがとう
いただいた◯◯はとても気に入りました 新生活で活躍しています
引っ越しが落ち着いたのでまた新居にも遊びに来てね
また一緒にランチでも行きましょう
これからもよろしくお願いします
職場の上司・目上の先輩
職場の上司など目上の人へのメッセージは丁寧な文章とマナーを意識した文章にしてみましょう。
謹啓 ◯◯の候 ◯◯様におかれましてはご清祥のこととお喜び申し上げます
この度は私どもの結婚に際し ご丁寧なお祝いをいただきありがとうございました
お礼のしるしに 心ばかりの品をお贈りします
ご笑納いただければ幸いです
未熟な私どもですが 今度ともご指導ご鞭撻をいただけますようお願い申し上げます
末筆ながら ◯◯様のご健康とご多幸を心より申し上げます 敬白
短文メッセージ
短いメッセージの中には簡単な挨拶と本文を含めましょう。時候の挨拶や堅苦しい文面だと長文になりやすいため、短文にしたい場合は省いて問題ありません。
この度は結婚祝いをいただきありがとうございました
これからは夫婦で支え合い温かな家庭を築いていきたいと思います
ささやかではありますが 内祝いの品をお贈りします
今後ともどうぞよろしくお願いいたします
実際の結婚内祝いのメッセージカードをチェック
「例文で大体のイメージはできたけど、実際のメッセージカードはどんな感じか気になる!」と思う方も少なくないはず。内祝いをもらったことがあれば実物を見る機会もありますが、ない方も多いですよね。
ここでは、Instagramで紹介されているメッセージカードの実物2例を紹介します。
- シンプルなデザイン
- 写真付き
シンプルなデザイン
この投稿をInstagramで見る
この年代の方にも印象が良さそうなシンプルなデザインのメッセージカードです。過度な装飾を抑え、心を込めたメッセージを伝えることができますね。
写真付き
この投稿をInstagramで見る
出産の内祝いでは定番な写真付きのメッセージカードです。結婚式の写真や2人での写真入りだと、贈った相手に近況をお伝えできる喜ばれること間違いなしです。
結婚内祝いのメッセージカードを手作りするときのポイント
メッセージカードはさまざまな種類がありますが、やはり心のこもった手作りのカードはもらったらうれしいもの。
オリジナルのメッセージカードは自分たちの記念にも残るのでおすすめです。ここではメッセージカードを手作りするときのポイントを3つ紹介します。
- 新郎新婦の写真をいれる
- 明るい色やデザインにする
- お手軽アイテムを使ってアレンジする
新郎新婦の写真を入れる
メッセージカードに2人の幸せそうな写真をいれると近況がわかるのでおすすめです。お祝いに対する感謝の気持ちも大切ですが、近況は写真の方が伝わりやすいです。ただのテンプレートではないため、オリジナリティあふれるメッセージカードに仕上がります。
明るい色やデザインにする
結婚祝いの内祝い用のメッセージカードは、黒やグレーといった暗い色よりも、おめでたい雰囲気がでる明るい色を選びましょう。
なお、幅広い年齢層の人に贈る場合は、派手過ぎず万人受けするシンプルなデザインの方が好まれます。また、春だったら桜、夏は海や花火など、季節に合わせたデザインにするのもおすすめです。
お手軽アイテムを使ってアレンジする
手軽におしゃれなメッセージカードを手作りしたい場合は、デコレーションできるアイテムやスマホアプリを使ってアレンジしてみましょう。100均ではマスキングテープやスタンプなどがたくさん揃っているため、絵やセンスに自信がない方や不器用さんでも安心です。
また、Canvaというアプリではおしゃれなテンプレートや文字、写真入れまで簡単にできておすすめです。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
この記事では、結婚の内祝いにそえるメッセージカードの書き方を紹介しました。今回のポイントは下記の4点です。
- メッセージには、氏名・連絡先、時候の挨拶、お礼の言葉と近況を含めるとよい
- マナーとして、句読点や忌み言葉・繰り返し言葉、冗長な文章は避ける
- メッセージカードは、新郎新婦の写真入りやシンプルなものだと万人受けしやすい
- 手作りする場合は、明るいデザインやお手軽アイテムでアレンジするのがおすすめ
結婚内祝いを贈るうえで、一番大切なのは感謝の気持ちを伝えることです。そのため、内祝いだけよりも心のこもったメッセージや近況の写真が添えられていると、より感謝の気持ちは伝わるはずです。
ぜひこの記事を参考にして、結婚内祝いのメッセージを書いてみてくださいね。