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披露宴のオーラス、新郎新婦と両家の親御さんが会場をあとにする退場シーンにおすすめの楽曲をまとめてご紹介します。
新郎新婦の退場シーンは、まさに披露宴の締めの場面。そこで流すBGMは、会場内に感動的な余韻を残し、ゲストにとってお二人の結婚式の印象を決定づける要素のひとつとなります。笑いあり涙ありの1日の最後に、「いい式だったね」と、ゲスト同士が言葉を交わしたくなるような素敵な披露宴にするためにも、最後の退場シーンのBGMにもしっかり気を配りましょう。
演出したい雰囲気に合わせた曲を選ぶ
結婚式の退場は、新郎新婦によって雰囲気が大きく異なる自由度の高いプログラムです。曲も「どんな締めくくりにしたいのか」という目的によって大きく変わります。
例えば、感動のフィナーレにしたいのなら、アップテンポで激しい曲よりもしっとりとしたバラードを選ぶ方が良いでしょう。スローテンポなバラードはゲストへ感動的な余韻を残すことができますよ。一方でこれからの未来にワクワクできるように締めくくりたければ、ポップで明るい曲を選ぶのがおすすめです。爽やかな曲調にゲストの気分も自然と上がり、会場全体が明るく締めくくられます。
このように曲から退場の雰囲気を作っていくと、ご自身のイメージする演出を行うことができますよ。
曲出しと、盛り上がりのタイミングを意識
ほかにも、新郎新婦の退場をよりスムーズにそしてムードを最大限高めるためのコツがいくつかあります。
まずは曲出しのタイミングです。退場は新郎の挨拶の直後に行われることが多いため、結びの言葉で曲だしの合図を決めておくなど退場と曲の始まりのタイミングを合わせると良いでしょう。新郎挨拶で曲をかけている場合はその曲とのつながりの良さを意識するとより統一感のあるスムーズな退場になりますよ。
また、楽曲が盛り上がるタイミングも意識しましょう。新郎新婦とご両親が退場するシーンの長さの中で、きちんと曲の盛り上がり部分が流れるように配慮します。曲の頭から流すのか・サビから流すのかなどタイミングをリハーサルを行いながら調整しておきましょう。
それでは、披露宴の退場シーンにおすすめの楽曲をいくつかご紹介します。
Finally/安室奈美恵
華やかなムードのなかで退場したいカップルにおすすめです。スローバラードでありながらサビの部分では大きな盛り上がりを見せる楽曲で、これからお二人で明るい未来へ歩んでいくイメージを与えてくれる楽曲です。
虹/菅田将暉
いまブライダルシーンで人気が急上昇中の楽曲が、菅田将暉の虹です。「一生そばに居るから 一生そばに居て」といったお二人の絆を感じさせる歌詞から、これから人生をともに歩む新郎新婦の背中を見送る退場シーンにもよくマッチします。サビの歌い方も力強く、披露宴の最後を感動的に盛り上げてくれるパワーがありますよね。最新の人気楽曲を使って退場したいカップルに特におすすめです。
Be the light/ONE OK ROCK
ONE OK ROCKのスローバラードで結婚式ではエンドロールムービーや退場シーンのBGMとして人気があります。2011年の東日本大震災をきっかけに制作された曲ともいわれており、悲しい過去を偲びつつ明日へ向けて力強く生きていこうというメッセージを感じさせてくれる楽曲です。
ハルノヒ/あいみょん
温かいムードで会場をあとにしたいカップルにおすすめの1曲です。「これからの展開をふたりで 飽きるまで過ごしてみるからね 最低限の愛を伝えながら」「どんな未来が こちらを覗いているかな」などの歌詞は、これから始まる新たな人生への新郎新婦の思いを表現してくれます。
Life is Beautiful/平井大
美しいウクレレの音色と平井大の歌声が心地よい楽曲です。おだやかなリラックスしたムードで披露宴を締めくくりたいというカップルには非常におすすめです。肩の力を抜き、地に足をつけて人生を楽しんでいこうという新郎シプの思いが伝わるようですね。
Bloom/Superfly
新郎新婦の二人で育んできた愛を綴ったような歌詞が印象的なSuperflyのバラードです。ゼクシィ25周年のテーマソングにも起用された作品で、いまやブライダルシーンでは欠かせない楽曲のひとつとなっています。結婚式らしいハッピーで晴れやかなBGMはお二人の退場シーンにもぴったりです。
鱗/秦基博
爽やかな夏の情景を思わせる歌詞とメロディーが特徴的な楽曲で、披露宴の締めくくりにお二人を見送る退場シーンにも絶妙にマッチするおすすめ曲です。秦基博の「ひまわりの約束」とならんで人気の高い退場シーンBGMです。
あなた/宇多田ヒカル
情熱的な歌詞が印象的な宇多田ヒカルのスローバラードです。落ち着いた大人の披露宴を締めくくるBGMにおすすめしたい楽曲です。もともとは母から子への思いを形にした作品ですが、「あなたと歩む世界は 息を飲むほど美しいんだ」という歌詞は、新郎新婦の思いと重ねて聴くことができますね。決して派手に盛り上げるタイプのBGMではありませんが、ゲストの心にいつまでも余韻を残してくれる1曲です。
ルキンフォー/スピッツ
新たな人生を歩む新郎新婦の思いをそのまま歌詞にしたような作品です。「ルキンフォー どこまでも つづくデコボコの 道をずっと歩いていこう」というサビは、お二人の前向きで力強い姿をイメージさせてくれますよね。退場シーンのほかエンドロールムービーのBGMにもおすすめです。
希望の轍/サザンオールスターズ
サザンの名曲中の名曲、希望の轍も退場シーンのBGMにぴったりです。歌詞やメロディーの良さもさることながら、どんな年代のゲストでも親しめるメジャーな曲である点は特におすすめのポイントです。披露宴の締めくくりに会場が一体となって新郎新婦を見送るにはこれ以上ふさわしい曲はありません。
笑顔/いきものがかり
曲名の通り、披露宴会場のだれもが笑顔になれるハッピーな楽曲です。笑いあり涙ありの結婚式の1日、その最後を素敵な笑顔で締めくくりたいというときにぴったりのBGMです。しっとりしすぎず明るく披露宴を締めたいカップルにはぜひこの曲をおすすめします。
ひだまり/ゆず
曲名そのものの、陽だまりのように明るく温かいムードを作ってくれる楽曲です。ゆずの伸びやかなボーカルも、披露宴会場をあとにする新郎新婦の姿を見送る場面によく合います。「ありふれた日々が訪れる事 それをきっと幸せって言うんじゃないかな」という歌詞は、これから互いに支え合って家庭を築いていくお二人にぴったりですね。
ただ、ありがとう/MONKEY MAJIK
結婚式は、家族や友人、出席してくれたすべてのゲストへの感謝を伝える場でもあります。「この幸せを伝えたくて」や「ありがとう、君と出会えて」など、この曲の歌詞にはゲストへ向けた感謝のメッセージと重なる内容が含まれていて退場シーンのBGMにぴったりです。
Flowerwall/米津玄師
いまや国内のトップアーティストの一人となった米津玄師の初期の作品であり、隠れた名曲です。お互いの欠点を補い合って、目の前に立ち塞がる困難を乗り越えていこうという内容の楽曲で、新たな人生を歩む新郎新婦の姿に重ねて聴くことができます。ポップなメロディーも印象的で、披露宴のオーラスである退場シーンを明るい雰囲気で演出したいカップルには特におすすめです。
Wonderful Tonight/エリック・クラプトン
「今夜の君は最高だよ」というロマンチックな歌詞とゆったりとした美しいメロディーが魅力的な名曲です。1977年にリリースされた作品(日本では「幸せの決断」というドラマの主題歌となった曲)ですが、発表後40年経ったいまでもなお愛され続けている楽曲です。結婚式の締めくくりである退場シーンのBGMに流せば、ゲストも感動的な披露宴の余韻に浸りながらゆったりと新郎新婦を見送ることができるでしょう。
まとめ
さて今回は、結婚披露宴の締めである新郎新婦の退場シーンにふさわしいおすすめ曲をまとめてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
この記事でご紹介してきたように、退場シーンに使う楽曲には、華やかなもの、感動的なもの、明るく前向きなものなどさまざまなタイプがあります。どんなタイプのBGMを選ぶのかはもちろん新郎新婦の自由ですが、披露宴全体を通してお二人が大切にしたいコンセプトを考慮しつつ選んでみると良いでしょう。
お二人の晴れの日を祝福しに駆けつけてくれたゲストのみなさんの思いにも想像をめぐらしつつ、いつまでも記憶に残る退場シーンになるような素敵なBGMを選んでみてくださいね。
披露宴の退場シーン以外にも結婚式BGMの選び方やおすすめ曲を知りたいという方は[最新版]結婚式の楽曲リスト!BGMの選び方とシーン別おすすめ曲をご覧ください。