リングピローは、結婚式に欠かせないアイテムの1つです。そんなリングピローを、近年は手作りする花嫁さんが増えています。自分で手作りした個性的でおしゃれなリングピローがあれば、結婚式がもっと思い出に残るものになりますよ。
そこで今回は、リングピローを手作りするメリットや方法、ポイントなどをご紹介します。リングピローの手作りに挑戦したい方はぜひご覧ください。
リングピローとは
リングピローとは、挙式で交換する指輪を置いておくウェディングアイテムです。
Ring=指輪、Pillow=枕という意味なので、直訳すると「指輪の枕」になります。実際にリングピローは、結婚した2人の間に生まれた赤ちゃんの、初めての枕としても使われるんですよ。
名前から想像できるように、リングピローは枕のような形をした「クッション型」のものが一番有名で、古くから使われているスタンダードなデザインです。一方で近年はクッション型にこだわらず、様々な種類のリングピローが使われるようになっています。
そんなリングピローに関して、最近は既製品を買うのではなく、自分で手作りする花嫁さんが増えてきました。初心者が作りやすい、個性的でおしゃれな手作り用のキットが販売されているので、「手芸なんてほとんどしたことない…」という方も、気軽にチャレンジしてみてくださいね!
リングピローの種類
先ほど軽く触れた「クッション型」を含めて、リングピローには4つの種類があります。
以下では、それぞれのデザインの特徴についてまとめました。既製品を買うにしても、手作りするにしても、どんな種類のリングピローがあるのかを知っておけばデザインを決める時の参考になるので、ぜひご覧ください。
クッション型
柔らかいクッションのような形をした、もっとも定番のデザインです。ドラマや映画で使われるリングピローも、基本的にはこのクッション型と言えるでしょう。
クッション型のリングピローは、布地に刺繍やリボン、花などの装飾が施されていて、可愛らしいデザインのものが多くあります。
また、和婚のような和風の結婚式で使われるリングピローとして、座布団の形を模した「座布団型」のデザインもあり、こちらもクッション型と同じ種類として扱われます。
ボックス型
ここ最近、人気が上昇しているのは、箱の中にクッションやプリザーブドフラワーなどを敷き詰める「ボックス型」のデザインです。中でもガラスケースを使ったボックス型のリングピローは、華やかで上品な印象があるので、多くの花嫁さんに選ばれています。
結婚式後には小物として使うことができるのも、ボックス型のリングピローならではの魅力。おしゃれな上に便利なのはもちろん、自宅で目に入るたびに結婚式のことを思い出して、幸せな気分に浸ることができそうですね。
かご型
バスケットや鳥かごに、プリザーブドフラワーなどを飾ったデザインのリングピローが「かご型」です。まるでフラワーアレンジメントのような華やかな見た目をしているので、リングピローとしてだけではなく、結婚式場のインテリアとしても使えます。
結婚式後には、自宅のインテリアとして飾ることもできます。デザイン次第ではありますが、基本的にはボックス型に比べて自宅の雰囲気に馴染みやすく、浮きにくいのが魅力です。
プレート型
天然石などで作られたプレートに指輪を置くだけの、シンプルでスタイリッシュなデザインのリングピローが「プレート型」です。指輪を置くプレートには文字を彫ったり、書いたりすることで装飾をします。
他の種類のリングピローに比べて準備しやすく、ミニマムな見た目が花婿さん、花嫁さんに愛されています。
またリングピローを手作りする場合、もっとも簡単に作ることができ、かつ個性的なデザインにしやすい種類です。
リングピローを手作りするメリット
リングピローを用意する方法は購入、レンタル、手作りと3つありますが、前述の通り、近年は手作りをする花嫁さんが増えています。結婚式の準備で忙しい中、なぜ手作りを選ぶのでしょうか?
ここからは、リングピローを手作りするメリットを紹介していきます。
費用を抑えられる
リングピローの準備にかかる費用の相場は、既製品で5,305円、手作りで2,685円と言われています。つまり手作りすることで、リングピローの費用を約2分の1に抑えられるのです。
費用引用:https://zexy.net/article/app000000097/
結婚式を挙げるとなると、式場や衣装をレンタルしたり、ゲストをもてなしたり、何かとお金がかかりますよね。リングピローを手作りすることで、そうした費用の負担を少しでも減らせるのが大きなメリットです。
好きなデザインのアイテムを使える
豊富な種類があるとはいえ、既製品は決まったデザインから選ぶので、好みのリングピローがなかなか見つからない可能性があります。その点、手作りのリングピローは完全に自分好みのデザインのアイテムを使えるのも魅力です。花やレースなど、好きな素材を使って、好きなデザインで作ることができます。
海で結婚式を挙げるなら貝殻を使う、和婚を挙げるなら和風にするなど、結婚式のテーマに合わせることも可能です。式場や挙式の雰囲気にマッチするリングピローなら、きっと式がもっと素敵なものになりますよ。
思い出深いアイテムになる
結婚式といえば、一生に一度の大イベント。そんな結婚式を、いっそう思い出深いものにしてくれるのが手作りのアイテムです。リングピローもその1つで、既製品を買うよりも苦労して手作りした方が、後から見た時の感慨深さもひとしおと言えるでしょう。
特にボックス型やかご型のように、結婚式後に小物入れやインテリアにできるものは目にする機会が多いので、ぜひ手作りすることをおすすめします。
個性的でおしゃれな手作りリングピローを準備する方法
ここからは、リングピローを手作りしたい方向けに2通りの作り方をご紹介します。一口に手作りといっても、あまり時間をかけずに手軽に作りたい方もいれば、時間をかけて本格的に作りたい方もいると思います。
手軽に作りたい方も本格的に作りたい方も、リングピローを手作りする方法はあるので、自分に合っている方法にチャレンジしてみてくださいね。
キットを使う
時間をかけず、手軽にリングピローを手作りできる方法です。材料や説明書がセットになっているので、裁縫道具やボンドをお持ちの方ならすぐに作り始めることができます。
キットを使って作れるリングピローには、自分で刺繍をしたり、ボンドでプリザーブドフラワーをつけたりするデザインのものがあります。
短時間で見栄えの良いリングピローを手作りしたい方におすすめの方法と言えるでしょう。
初心者の方や手先が器用ではない方でも挑戦できるので、ぜひチャレンジしてみてはいかがですか?
デザインから考えて作る
時間をかけて、本格的なリングピロー作りができる方法です。キットを使わず、自分で材料を用意し、デザインまで考えます。
材料はユザワヤのような手芸洋品店や100均で購入するのが一般的ですが、自分達で育てた花やデート先で拾った貝殻を使うなど、工夫次第でいっそう2人の愛を表現できるリングピローに仕上がります。
世界でたった1つの個性的なオリジナルリングピローを作りたい。そんな方には、デザインから考えて手作りする方法がおすすめです。
リングピローを手作りする時のポイント
最後に、リングピローを手作りする時のポイントをまとめました。忙しい合間を縫ってリングピローを手作りするのなら、なんとしても成功させたいですよね。
そのために、下記のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
余裕を持って作り始める
初めてリングピローを手作りする場合、キットを使っても失敗してしまうことがあります。あるいは、出来に納得がいかなくて作り直したいと思うかもしれません。
いずれにしても、スケジュールに余裕がないと作り直しができないので、結局既製品を買うことにした…なんてことになってしまう可能性も。それではせっかく頑張った時間が無駄になってしまいます。
万が一失敗したり、出来に納得がいかなかったりしても結婚式当日に間に合うよう、余裕を持ったスケジュールで計画的に作ることが大切です。
参考にするデザインを決める
デザインから考えて手作りする花嫁さんに多いのが、図面などを用意せず、頭の中で思い描くイメージに従って作ろうとすること。何も見ずに作ると思ったような仕上がりにならず、失敗しやすいためご注意ください。
まずはwebサイトなどでどんなリングピローがあるかを調べて、気になるデザインを見つけましょう。その写真をベースに、細部をアレンジして作ると失敗する可能性を減らせます。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
今回はリングピローについて、種類や手作りのメリット、方法、ポイントなどを解説しました。記事のポイントは下記の4つになります。
- リングピローにはクッション型、ボックス型、かご型、プレート型の4種類がある
- リングピローを手作りすることで、費用を抑えたり、好きなデザインのものを使えたり、様々なメリットがある
- 時間をかけず手軽に作りたい方はキットを使う方法、時間をかけて本格的に作りたい方はデザインから考えて作る方法がおすすめ
- 万が一失敗してしまった場合に焦らないよう、余裕を持って作り始めることが大切
結婚式の前は何かと準備で忙しい時期ですが、リングピローを手作りすることで、その過程も踏まえて良い思い出になります。一生に一度の結婚式をさらに素敵なものにするために、ぜひ手作りリングピローにチャレンジしてみてくださいね。