土日祝や時間外でも出せる!婚姻届の提出マニュアル

土日祝や時間外でも出せる!婚姻届の提出マニュアル

受付場所や持ち物など、婚姻届の提出にまつわる情報をまとめてご紹介します。先輩カップルの体験談や提出までのスケジュール表もぜひ参考にしてみてください。

目次

  1. 婚姻届の提出までの流れは?スケジュールをご紹介
  2. 婚姻届は提出前に再確認
  3. 婚姻届を提出するときに必要な持ち物
  4. 平日の受付時間内に提出する場合の注意点
  5. 土日祝などの休日や窓口時間外に提出する場合の注意点
  6. 婚姻届の提出は二人一緒に行けなくても大丈夫!
  7. この記事のまとめ

できるなら一度でスムーズに済ませたい婚姻届の提出。「必要な持ち物って何?」「平日や土日祝、夜間で役所の対応って変わるの?」「婚姻届の提出って一人でもできる?」など、初めてのことに疑問がたくさんという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、婚姻届の提出に必要な知識をまとめてご紹介します。これから婚姻届の提出を控えている方はぜひご覧ください。

婚姻届の提出までの流れは?スケジュールをご紹介

希望の日に婚姻届を提出するためには、準備が大切です。このパートでは婚姻届の入手から提出まで、おおよそのスケジュールをご紹介します。後になって「間に合わない!」と慌てることのないよう、まずは全体の流れを確認しておきましょう。

STEP1:婚姻届の提出先と提出日(入籍日)を決める

婚姻届は24時間365日(一部除く)、日本全国どこの役所でも提出できます。勤務先や自宅に近い役所でも構いませんし、思い入れがある地域の役所を選ぶのも素敵ですね。不備があった場合はもう一度役所へ行く可能性があるため、手続きの利便性も考えておくと良いでしょう。

また、婚姻届の提出日(入籍日)についても二人で決めておきましょう。定番の日取りは、付き合った記念日やどちらかの誕生日が挙げられます。また、大安などの縁起が良い日や11月22日(いい夫婦の日)も人気です。

入籍日が決められない!という方は、別記事の「【2021/2022年版】入籍日の決め方ガイド!縁起の良さや語呂合わせで選ぶおすすめ入籍日リスト」を参考にしてみてくださいね。

STEP2:戸籍謄本や住民票を入手する

婚姻届には名前や住所、本籍を正しく書く必要があります。正確な情報を知るには、戸籍謄本や住民票を取り寄せるのが最も確実な方法です。戸籍謄本や住民票を入手するには次の4つの方法があります。

  1. 本人が役所に出向いて請求する
  2. 代理人が請求する
  3. 郵送で取り寄せる
  4. コンビニで発行する(住民票のみ・自治体による)

住民票も戸籍謄本も即日発行されるケースが多いのですが、戸籍謄本の場合は本籍地の役所へ出向く必要があります。また、郵送の場合はどちらも1~2週間ほどかかるため、余裕を持った行動が大切です。そのため、戸籍謄本や住民票の申請は、婚姻届の提出日1カ月前に済ませておいた方が良いでしょう。

戸籍謄本についてもっと詳しく知りたいという方は、別記事の「婚姻届の提出に戸籍謄本は必要?不要?入手方法と必要書類、戸籍抄本との違いを解説」をご覧ください。

STEP3:婚姻届を入手する

婚姻届は役所で入手できますが、自治体のHPからもダウンロード可能です。また、最近は無料でおしゃれなデザインの婚姻届がダウンロードできるサイトも多くあります。雑誌の付録や有料でキャラクターデザインを購入する方法などもありますので、興味のある方は別記事の「役所だけじゃない?あなたにぴったりの婚姻届ともらい方を解説」チェックしてみてくださいね。

STEP4:婚姻届を記入する

婚姻届の書き方には決まりがあるので、記入例を見ながら慎重に書き進めていきましょう。それでも書き損じてしまうことはありますし、証人2名に署名してもらう時間も必要です。余裕を持って、提出日の1〜2週間前には婚姻届を完成させておきましょう。

婚姻届の書き方について詳しくは別記事の「【見本&記入例】婚姻届の書き方マニュアル!入籍の必要書類と流れを解説」をご覧ください。

STEP5:婚姻届を提出する

婚姻届の準備ができたら、いよいよ提出の段階に入ります。ここまでにかかる日数の目安をもう一度確認しましょう。

  • 婚姻届の提出日(入籍日)と提出先を決める…即日~約3日
  • 戸籍謄本や住民票の入手…即日~約2週間
  • 婚姻届の入手…即日約~1週間
  • 婚姻届の記入(証人の署名含む)…約3日~10日

すべてを考慮すると、婚姻届の準備にはやはり約1ヶ月程度かかると思っておいた方が良いでしょう。希望の入籍日から逆算して準備に取りかかると安心ですね。

それでは、次のパートから提出前に確認すること、当日の注意点などをご説明していきます。

婚姻届は提出前に再確認

婚姻届を提出する前に、必ず内容や提出先について再確認しておきましょう。不備があると、希望の提出日に受理してもらえない可能性もあります。こちらでは提出前に確認しておくべきこと見ていきましょう。

婚姻届の記入内容に誤りはないか

提出する前に、もう一度記入内容に誤りがないか確認しましょう。特に注意しておきたいよくある間違いのポイントは次の4つです。

  1. 名字が変わる方は旧姓で書いているか
  2. 住所や本籍は住民票や戸籍謄本の記載通りか
  3. 証人は成人か
  4. すべてのチェックボックスに記入したか

他にも婚姻届が受理されなくなる可能性のある事例について知りたい方は、別記事の「その婚姻届、大丈夫?婚姻届が受理されないよくあるミスを解説」をチェックしてください。

婚姻届を提出するときに必要な持ち物

婚姻届を提出する際の持ち物は婚姻届だけではありません。また、届出人によって内容も異なります。何か1つでも抜けていると受理してもらえない場合もあるので、抜かりなく準備しておきましょう。こちらのパートでは、提出時に必要な持ち物について解説します。

本人確認書類

本人確認書類は、届出人の身元確認のために提示が求められます。もし夫婦で婚姻届を提出する場合は、二人分の本人確認書類が必要です。本人確認書類を忘れた場合は、後日「婚姻の届出」が受理された旨の通知書が届出人に発送されます。

また、本人確認書類は一点で足りるものと二点以上の提示が必要なものがあります。次の一覧を参考に準備しましょう。

【一点で提示できるものの例】

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 写真付き住民基本台帳カード
  • 在留カードまたは特別永住者証明書(みなしを含む)
  • 写真付き障がい者手帳

【二点以上の提示が必要なものの例】

  • 写真のない住民基本台帳カード
  • 国民健康保険証
  • 健康保険証
  • 国民年金手帳
  • 運転仮免許証
  • 写真付き学生証

印鑑

現在は婚姻届の押印は任意となり、届出人印や証人印がなくても受理されます。しかし、婚姻届に訂正が必要な場合に押印を求められる可能性があるので、届出人の印鑑は持参した方が安心です。

戸籍謄本

婚姻届を本籍地と異なる役所に提出する場合は、戸籍謄本の提出が必要になります。前述の通り、本籍地が遠方で郵送で請求する場合は時間がかかるので注意しましょう。

父母の婚姻同意書(未成年者の場合)

男性は18歳、女性は16歳から婚姻届を出すことができますが、未成年者の場合は父母の同意書が必要です。婚姻同意書は役所で入手できる他、自治体HPでダウンロードできるところもあります。

また、同意書の手配が面倒な場合は、婚姻届の「その他」欄に同意の旨を記入してもらう方法でもOKです。たとえば妻が未成年者なら「この婚姻に同意します。妻の父〇〇〇〇(氏名)妻の母〇〇〇〇(氏名)」といった形で「その他」欄に記入してもらいましょう。

一方で、父母がすでに婚姻届の証人になっている場合、同意書は不要とする自治体もあります。そのため、万が一同意書を忘れても婚姻届を受理してもらえる可能性はありますが、どの自治体でも確実とは言い切れませんので、事前に提出先の役所に問い合わせておくと良いでしょう。

婚姻要件具備証明書(外国籍の方)

婚姻要件具備証明書とは「母国の法律に違反しておらず、日本での婚姻に問題がない」と証明してくれる書類のことで、大使館または領事館にて申請できます。なお、外国語で書かれた書類を提出する場合は、すべてに日本語の訳文を付けなければなりません。

また、国によっては婚姻要件具備証明書を発行していないところもあり、その場合は「宣誓書」など代わりの書類が必要となります。他に出生証明書を必要とされる場合もありますので、まずはどんな書類が必要か自治体に問い合わせておくと良いでしょう。

さて、婚姻届の他に必要な持ち物は準備できましたか?次からは婚姻届を提出するタイミング別に、提出場所や注意しておきたいポイントについて解説します!

平日の受付時間内に提出する場合の注意点

平日は仕事の都合で難しいこともありますが、日付にこだわって平日に提出するカップルも多くいらっしゃいます。こちらでは平日の受付時間内に提出する際の提出場所や注意点についてご説明します。

役所の窓口受付時間は?

役所の窓口はどこでも概ね9時~17時を受付時間としているところが多いようです。とは言え、自治体によって8時30分から開庁しているところ、金曜日だけ19時まで開けているところなど対応はさまざまなので、提出先の役所に事前確認しておくとより安心でしょう。

役所で提出する場所は?

婚姻届の受付窓口となる担当課の名称は、自治体によって異なります。主な例は次の通りです。

  • 東京都=戸籍住民課、住民戸籍課、市民課など
  • 大阪市=戸籍登録課、住民情報課、窓口サービス課など

主に戸籍を扱う課が婚姻届の受付窓口となります。事前にHPで調べたり、現地で迷った場合は役所の案内カウンターで婚姻届を提出したい旨を伝えましょう。

(体験談)平日の婚姻届提出で気をつけること

平日はさまざまな手続きで役所が混雑している場合があります。特に11月22日(いい夫婦の日)など、語呂が良い日や吉日は混雑する可能性が高くなるので、前後に予定がある人は気をつけたほうが良さそうです。

実際に平日の日中に婚姻届を提した先輩カップルに、困った体験談をお伺いしました。

婚姻届の不備にはご注意

婚姻届に不備があり、訂正印が必要になったため自宅まで印鑑を取りに帰った。記入内容はよく確認し、不備がある可能性も考慮して印鑑は持って行くか捨印を押しておきましょう。(兵庫 34歳 男性)

役所の休み時間は避けた方が無難

役所の昼休みの時間帯に行ってしまったため待ち時間が長かった。可能なら12〜13時を外して提出した方が良いと思う。(東京 31歳 女性)

思いのほか時間がかかることも

担当者が新人だったため、何度も上の人に確認して行っているようで時間がかかったので、時間に余裕をもって行ったほうがいいです。(埼玉 28歳  女性)

平日の昼間の提出では、記入内容に不備があるとその場で訂正して受理されることが多いですが、自治体や訂正箇所によっては印鑑がまだ必要なところもあるようです。

また、受理までの待ち時間は5〜10分程度という声が最も多かったですが、やはり意外と長かったという声もありました。なかには混雑していて1時間以上待ったという人もいたので、時間には余裕を持って提出に行きましょう。

役所によってはHPで混雑状況を掲載しているところもあるので、事前にチェックするのもおすすめですよ。

東京都三鷹市役所市民課の混雑情報ページへ

土日祝などの休日や窓口時間外に提出する場合の注意点

冒頭でお伝えしたように、婚姻届は24時間365日(一部除く)提出できるため、休日や役所が閉まっている時間帯でも問題ありません。しかし平日の受付時間内に提出する場合とは少し事情が異なるため、注意しておきたい点がいくつかあります。このパートでは、休日や窓口時間外に提出する際のポイントをまとめました。

休日や時間外に婚姻届を提出する場所は?

休日や時間外は、通常の窓口ではなく時間外窓口での対応となります。「夜間窓口」や「当直室」、「宿直室」と呼ばれていることが多いようです。それぞれの場所は役所によって異なりますので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

提出日=受理日とは限らない

休日や時間外に提出された婚姻届は、あくまで「預かり」の状態です。休み明けに担当者が審査を行い、特に不備がなければ提出日が受理日とされます。

また、書類内容について確認の問い合わせをされることもありますので、婚姻届には連絡が取れる電話番号をきちんと書いておきましょう。

不備には特に注意

休日や時間外に提出して婚姻届に不備があった場合は、後日訂正しに行く必要があり、遠方の役所だと非常に手間がかかります。婚姻届に捨印を押しておくと、役所側で訂正をしてくれるので便利ですよ。ただし、「新本籍欄」は届出人による訂正が必要なので、くれぐれもミスのないようにしましょう。

婚姻届受理証明書は後日発行

先述の通り、休日や時間外に提出された婚姻届は「預かり」の状態です。よって、婚姻届受理証明書も後日、婚姻届が受理されてからの発行となります。婚姻届受理証明書は婚姻届を提出した役所でしか発行できないので、役所が遠方の人は、郵送申請を利用すると良いでしょう。

婚姻届受理証明書の使用用途やもらい方について詳しく知りたい人は、別記事の「婚姻届受理証明書とは?絶対必要?疑問をスッキリ解決!」をご覧ください。

(体験談)休日や時間外の婚姻届提出で気をつけること

休日や時間外に婚姻届を提出した先輩カップルにも、困った体験談をお伺いしました。

受付場所の確認はしっかりと

夜間提出窓口が警備室で、真っ暗な建屋の裏側の地下にあり、場所が分からず庁舎内を3周ぐらいした。(茨城 31歳 女性)

このように、休日や時間外に提出したカップルが困ったことで最も多かったのが、受付窓口がわかりづらかったという声でした。狭くて暗い場所という意見も多かったので、心配な方は開庁時間に電話でしっかり確認しておくのも良いでしょう。

休日でも混雑の可能性あり

休日に役所の夜間窓口で提出したが、順番待ちで30分ほど待った。(東京 25歳 女性)

プレハナの先輩カップル100人のアンケートでは、休日や時間外に婚姻届を提出した人は45%と、半数近くが平日の日中以外に提出していることがわかりました。つまり、大安の土曜など日取りによっては休日や時間外でも混雑すること可能性が大なので、予定がある方は気をつけた方が良さそうです。

婚姻届の提出は二人一緒に行けなくても大丈夫!

婚姻届の提出と言えば、二人で一緒に行くイメージの方が多いかと思います。しかし、遠距離恋愛や仕事の都合など、諸事情で一緒に行けない場合もありますよね。
「結婚する本人たちが揃って行かないと受理されないのかな?」という心配はご無用。どちらか一人でも婚姻届は提出可能です

また、本人以外の提出も可能なので、ここからは一人で提出する場合やその他の提出方法と注意点をご紹介します。

一人で婚姻届を提出する場合

一人で婚姻届を提出する場合も、二人揃って提出する場合と大きな違いはありません。本人確認書類は届出する人の分だけでOK。窓口に来られなかった人には後日本人確認通知が送られます。

本人以外が提出する場合

結婚する当人達が婚姻届の提出に行けず誰かにお願いする場合は、代理人の本人確認書類を持参してもらいましょう。委任状は特に必要ありません。無事に受理された場合は、後日、結婚する当人達に通知書が郵送されます。

もし婚姻届に不備があった場合は、当人が役所へ訂正しに行く必要がありますので注意しましょう。

郵送で届け出る場合

婚姻届は郵送での提出も可能です。ただし郵送の場合、提出先は本籍地もしくは居住地の役所のみとなりますので注意しましょう。宛先の住所や担当課は自治体のHPなどで確認してください。

封筒に入れるものは、婚姻届、本人確認書類のコピー、戸籍謄本(必要な場合のみ)です。郵送の場合、パスポートは本人確認書類として不可とするところもありますので、どの書類が有効なのか事前に問い合わせておくと二度手間が省けます。

また、郵送の場合、婚姻届が役所に到着した日が提出日=入籍日となります。しかし、配達日指定をしても役所の開庁時間内に確実に届くとは言い切れません。
入籍日にこだわりがあるカップルは、なるべく郵送以外の提出方法を選んだ方が無難でしょう。

ここがポイント!

使用する封筒に指定はないため、一般的な茶封筒で構いません。婚姻届は折っても問題なく受理されますが、二人が気になる場合は書類をクリアファイルに入れ、A4サイズの封筒で送りましょう。郵送方法は普通郵便で問題ありませんが、心配な方は書留を利用するのもおすすめです。

この記事のまとめ

今回は「婚姻届の提出」をテーマに、必要な持ち物や提出場所、平日や休日、時間外などタイミング別の注意点、さまざまな提出方法についてご紹介しました。ここでもう一度ポイントをおさらいしましょう。

記事のまとめ
  • 婚姻届の提出準備は1ヶ月前には着手しよう
  • 婚姻届の提出には本人確認書類が必要
  • 休日や時間外の提出は特に書類不備に注意
  • 婚姻届の提出は本人以外や郵送でも可能

婚姻届は二人の新たな戸籍を作るための重要な書類です。しかし、提出までにはどさまざまな準備が必要となるため、余裕を持ったスケジュール設定が必要です。

ぜひこちらの記事を参考に、持ち物や提出時の注意点などについて今一度チェックしてみてくださいね。お二人が希望通りの日に夫婦となれますよう、心よりお祈りしています!

この記事を書いた人
大森 夕貴
某企業の人事部、採用担当として年間約100人を面接。新入社員研修・教育にも携わる。その後秘書室に異動となり社長秘書を務める。同時期に秘書検定を受験し、一般常識やマナー・接遇についての体系的な知識を取得。現在は夫と娘の3人暮らし。新郎新婦の皆さまのために、わかりやすくお役に立つ記事を書いて参ります!
保有資格:秘書検定準1級、TOEIC850点