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洋装よりもきっちりとして撮影するイメージがある「和装前撮り」。日本人の奥ゆかしい美しさを出せるのが和装の良さでもありますが、面白いポーズを取り入れたり、当日は撮影自体も楽しみたいところ。
そこで、和装前撮りポーズのアイデアを、3つのカテゴリに分けて、Instagramの投稿とともに紹介します。和装の前撮りポーズを色々知りたい方や人と被らずオリジナリティが出た1枚を撮りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。
こだわり満載!和装前撮りのおしゃれなポーズ
「せっかく前撮りするならおしゃれな1枚がほしい!」と、思いますよね。おしゃれな1枚があると、後日前撮り写真をアルバムにまとめた時も満足度が高い仕上がりになります。
まずは、4つの個性的でおしゃれなポーズを紹介します。
- オフショット風で自然体に撮影
- シルエットを使ってアート作品のようにする
- 手元や足元だけにフォーカス
- 背景を洋風にする
準備に手間がかからず、定番ショットとはひと味ちがったポーズをInstagramの投稿から厳選してご紹介します。とっておきのおしゃれな1枚を撮影したい方は、ぜひ参考にしてください。
オフショット風で自然体に撮影
しっかりポーズを取らなくても、前撮りの何気ないワンシーンの切り取りは写真に残しておきたい1枚です。むしろポーズを取るよりも力が抜けて、自然体な表情が撮れ、おしゃれになります。
自宅など馴染みのある場所で撮影する場合、普段と同じように過ごして撮ってみるのもおすすめです。 Instagramで投稿されたオフショット風の写真は、どの新郎新婦様も当日の楽しさが伝わるような素敵な表情をしています。ぜひ前撮り写真の中に、自然体のワンシーンを残しておきましょう。
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「好きなポーズをして」と言われて、慌てて思いついたおちゃめなポーズをされた新婦様。そんな新婦様を優しく見つめる新郎様にほんわかしてしまうワンシーンです。
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新郎新婦様が笑いあっているアップ写真です。2人の素敵な笑顔から、仲の良さと幸せが伝わってきますね。
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桜をバックに2人がスマートフォンで、自撮りをしている1枚です。自撮り写真は、前撮り写真ができあがる前に撮影日の思い出を振り返って楽しめるのもよいところです。
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実家の台所で撮影された新婦様とお母様のワンショットです。普段写真をとらないような場所だからこそ、貴重な写真になりますね。
シルエットを使ってアート作品のような雰囲気に
自分たちのシルエットを使って撮影するポーズです。シルエットのみの写真は美しく、まるでアート作品のような雰囲気に仕上げられます。ポストカードのような1枚になるため、結婚報告のハガキや年賀状にも活用できそうです。
他のポーズと異なり影を使うため、暗い時間帯で撮影できるのもポイントです。
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ライトを後ろから当てて、傘に2人のシルエットを写したポーズです。モノクロとカラーの2つバージョンがあります。とくに、モノクロではアート作品のような仕上がりです。
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こちらは暗い時間帯に撮影した、ライトアップされた風鈴と傘にシルエットが写った写真です。昼の撮影時の爽やかな雰囲気と異なり、ロマンチックな1枚になっています。
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雰囲気たっぷりの夕焼けシルエットフォトです。手に持った2人のイニシャルの文字がばっちり分かりやすく写っていますね!
あえて手元や足元だけにフォーカス
前撮りといえば、全身やアップ写真が定番ですが、新郎新婦の手元や足元だけの写真もおしゃれなのでおすすめです。全身写真では見えにくい、結婚指輪やネイル、着物の柄などを大きく見せたいときにもぴったりです!
また、手つなぎ写真は顔が見えなくても幸せが伝わってくるような1枚になり、人気が高いポーズです。
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結婚指輪が見える手つなぎポーズです。着物と背景のグリーンがマッチしていて、爽やかな印象を受けます。
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おそろいのゴールドの結婚指輪と指つなぎが、2人の絆の深さを物語るような1枚です。
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素敵なダイヤの指輪がよく分かる手つなぎ写真です。新婦様の赤い着物と新郎様の黒い着物がよく映えますね。
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新婦様がちょっと背伸びしているのが分かる足元ショットです。足元だけなのに、かわいらしい寄り添い方にキュンとしてしまいます♪
和装前撮りでも背景を洋風にしてみる
和装前撮りを洋風の背景にしてみると、がらりと雰囲気が代わりおしゃれな雰囲気になります。和装の前撮りは神社や庭園など、和風の場所で撮影するのが定番です。ただ、本来前撮りの場所は自由なため、あえて和にしばられず背景だけでも洋風にすると一味違った写真に仕上がります。
とはいえ、和装に洋風の背景があうか気になるところです。ちぐはぐにならないためには背景をくすみカラーにしたり、色数を抑える工夫をしてみましょう。
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白無垢の衣装と白を貴重としたアンティーク風の背景がしっくりくる1枚です。2人の間においた「&」のクッションも上手に活用しています。
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大使館のレトロな雰囲気と和装がうまくまとまっているモノクロ写真です。まるで、レトロ映画のワンシーンのようなおしゃれなカットです。
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ビンテージ風の色味をおさえた背景のスタジオで撮影された写真です。洋風の背景でも色味が抑えられているため、全体のまとまりがよくなっています。
人と被らない!和装前撮りの面白いポーズ
和装前撮りといえば、おしとやかさや厳粛なイメージです。そこで、和装前撮りのイメージを裏切るような面白いポーズにするとギャップがでてオリジナリティ溢れる1枚になります。
そこで真似したくなる面白いポーズを5つ紹介しますので、ぜひやってみてください。
- 思いっきりアクティブに動く
- 大きなバルーンを組み合わせる
- 変装アイテムを使う
- 季節の小物を使う
- 趣味の道具を持ち込む
思いっきりアクティブに動いてみる
和装だとおとなしめのポーズになることが多いです。そこで、あえてアクティブに動いてみるポーズをとってみましょう。ジャンプしたり、大きく脚を開いたりなど動きの幅を大きくするのがコツです。
ただし、花嫁衣装はとくに動きづらいため、汚れや着崩れには要注意です。難しければ、新郎様にアクティブな動きをする役をお願いしましょう。
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片足をあげて、パッと傘を広げてみた写真です。お互い見つめ合い、2人の距離感が良い感じになっています。
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新郎様が新婦様のかめはめ波で飛ばされているおちゃめな1枚です。写真からも撮影時の楽しさが伝わってくるようです。
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野球場での撮影で、躍動感と2人の自然な笑顔が印象的なショットです。2人の思い出や趣味の場所だと自然に笑顔になれちゃいますね。
大きなバルーンを組み合わせてみる
バルーンはぐっとインパクトが高まる写真が撮れるおすすめアイテムの1つです。インパクトあるバルーンを使えば、楽しげな雰囲気に仕上がります。目立つようにビッグサイズのバルーンを使ってみたり、2人で1個持つ、1人1個ずつ持つなどさまざまな工夫ができます。
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大きな金色の「寿」のバルーンをもっているポーズです。新郎様が重たそうに持ち上げていて、良い表情をされています。
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大きなハー卜と小さなハートバルーンをそれぞれもつアイデアです。同じバルーンでも大・小と大きさを変えてみるとバランスよく仕上がりますね。
変装アイテムを使ってみる
お面やかつらなど、変装アイテムを使ってみるポーズです。厳粛な雰囲気の和装前撮りが一気にコミカルな雰囲気になり、面白い撮影ができます。ただし、フェイスペイントをする場合は、衣装やその後の撮影予定とあわせて検討しましょう。
慣れない撮影で緊張してしまう方も少なくありません。そんな方は、緊張をほぐして楽しく撮影するためのユニークな変装アイテムを取り入れてみてはいかがでしょうか。
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新郎様が「殿」のカツラを使って撮られたユニークな1枚です。センスの裏に隠された2人の表情はきっと大笑いになっていることでしょう。
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リアルなうさぎとくまのお面を被った写真です。動物のリアルなお面が和装とあっています。少し照れくさい時は、こんなお面ショットの1枚もいれてみてもよいですね。
前撮りをする季節の小物を使ってみる
前撮りをする時期によく使うアイテムを、撮影の小物として使ってみましょう。季節感が出て、オリジナリティあふれる1枚が撮れるはずです。たとえば、夏であればうちわやビールなどがおすすめです。そのまま、撮影後でも使えるので一石二鳥ですね。
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夏の撮影にうちわやハンカチはつきものです。あえて、撮影時の小物を使うと、見返した時により想い出深い写真になりそうです。
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そのまま乾杯しちゃいたくなるビールをもった写真です。お二人の表情はきっと本物ですね。撮影後には、お疲れ会をかねてぜひ至福の一杯を味わってくださいね。
趣味の道具を持ち込んでみる
趣味の道具と一緒に写ってみるとユニークな写真になります。写真としてのインパクトもあり、また2人らしさがでます。2人らしさが出る写真になるため、プロフィール表作りでも活用できそうです。
持ち込みの可否については事前にスタジオなどに確認しておくと安心です。
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2人の趣味であるヴイオリンとチェロをもった写真です。趣味の道具を持つだけで、2人らしさが全面に出てくるようになります。
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新郎様の趣味であるロードバイクを持ち込まれたショットです。お気に入りの趣味の道具は本物の笑顔をつくってくれるはずです。
ひと工夫で個性的に!和装前撮り定番のポーズもチェック
やっぱりとっておきたい和装前撮りの定番のポーズ。個性的なポーズもよいけれど、スタンダードなポーズは皆がやっているだけありしっくりくる写真になるため、ぜひチェックしておきましょう。
和装前撮りの定番ポーズでも、撮り方や小物を工夫すれば、個性的な写真に仕上がります。定番のポーズをひと味違って見せられるポイントや方法を紹介します。
- 「夫婦はじめました」はアングルや文面を変える
- ◯◯シャワーは座る&和風小物を使う
- 全身写真の背景を和風小物でポップにする
「夫婦はじめました」はアングルや文面を変えてみる
和装前撮り定番の「夫婦はじめました」ポーズ。よく見かけるのは真正面から撮影した構図ですが、あえて上から撮ってみるとおしゃれな写真になります。
また、半紙に書く文面の定番は「夫婦はじめました」ですが、他の文面に変えてみてもユニークに仕上がります。ぜひ、アングルや文面に工夫をしてみましょう!
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「夫婦はじめました」の文面が、とても見やすくなる、上からのアングルです。背景も下の絨毯の真っ赤な背景になり、一工夫ある1枚になっています。
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こちらは定番な文章を変えたユニークな1枚です。新郎様は「◯◯のままです」、新婦様は「◯◯はじめました」という文面になっています。他にも「感謝」など夫婦生活に必要な言葉を入れた文面もとても素敵です。
◯◯シャワーは座る&和風小物を使ってみる
和装前撮りでは、折り鶴シャワーなど和風小物をつかってみてはいかがでしょうか?結婚式当日や洋装の前撮りで定番のフラワーシャワーを、和風にすれば和装前撮りならではの個性的な1枚が撮れます。
シャワーにするものは何でもいいですが、折り鶴など和風小物を使うと統一感がでます。また、和装の場合は、座っての撮影がおすすめです。
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まるで鶴が飛んでいるような、和装前撮りらしい「折り鶴シャワー」です。座っての撮影でよい構図となっています。
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筒から紙吹雪が出ている1枚です。和装と紙吹雪が違和感なくマッチしています。
全身写真の背景を和風小物でポップにしてみる
背景を和風の小物で飾ってみるのもおすすめです。ポップでカラフルな和風の小物を背景に使うと、統一感はありつつ華やかで個性的な雰囲気になります。
また、和小物は結婚式で使う装飾を前撮りに活用する工夫もできそうです。なお、スタジオ撮影の場合は、準備がしやすいメリットもあります。使いたい小物があれば事前にスタジオに相談しておきましょう。
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お母様が手作りされた吊るし飾りを背景にした華やかな1枚です。雛祭りをコンセプトにしたお姉さまの結婚式で使われた飾りを、和装前撮りにうまく活用されています。
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花柄モチーフの丸絵が一面にあります。カラフルで色鮮やかなショットになっています。
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座っている新郎新婦の間に、障子のハートモチーフがのぞかせています。ピンクの花であしらわれたハートがとてもキュートです。
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最近SNSで話題のフォトジェニックな神社での撮影はいかがでしょうか?こちらは、カラフルな猿くくりで人気のフォトスポットの八坂庚申堂での撮影です。
和装の前撮りのポーズはどう探す?
いざ自分でポーズを考えようと思っても、なかなか思いつかない人も少なくありません。そこで、人と被らないおしゃれなポーズ・面白いポーズの探し方を2つ紹介します。
リサーチをして、気になるものがあればパートナーにぜひ相談しましょう。 そして、自分たちのオリジナルポーズのアイデアをふくらませてみてくださいね。
- SNSでリサーチ
- カメラマンやスタジオスタッフに相談
SNSなどでリサーチする
SNSではさまざまなポーズのアイデアが溢れています。ぜひSNSを活用してリサーチしましょう。この記事で紹介したポーズは、すべてInstagram投稿からピックアップしたものです。
「#和装前撮り」「#ユーモアウエディング」などのハッシュタグで検索すると、多くの写真が出てくるので気になるものは保存しておきましょう。インスタ以外では、PinterestやTwitterでもリサーチすることができます。
カメラマンやスタジオスタッフに相談
カメラマンや撮影スタジオのスタッフなど、撮影してもらう人に相談するのも手堅い方法です。カメラマンやスタジオスタッフ、いわば前撮りのプロ。これまで、数々のポーズを提案したり、目の当たりにしています。
そのため、撮影後「ポーズがイマイチだった」「小物がダサい」といった失敗も避けられるはずです。どんなポーズで撮りたいのか、ざっくりと希望を伝えて相談してみましょう。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
和装前撮りの定番ポーズから個性的なポーズのアイデアを紹介しました。最後に、この記事のポイントを振り返っておきましょう。
- 自然体や足・手元だけ撮るなど、おしゃれなポーズが1枚あると出来上がったアルバムも満足度が高くなる
- アクティブに動いたり、バルーンや変装アイテムなど小道具を使うと、人と被りにくい面白いポーズができる
- 定番ポーズでもアングルや小物を工夫すれば、個性的な写真に仕上がる
- SNSでリサーチしたり、カメラマンやスタジオスタッフに相談して面白いポーズを探す
一生の記念にもなり、2人で和装を着ることも少ないため貴重な機会な和装の前撮り。せっかくなら当日は思いっきり楽しみ、自分たちらしいオリジナリティ溢れる1枚にしておきたいものですよね。
今回記事の中で紹介した写真はどれも、新郎新婦様が当日楽しまれている様子が伝わってくるワンシーンでしたね。定番ポーズもよいですが、事前にしたいポーズや小物を用意しておくと個性的な1枚が撮れるだけでなく、楽しい思い出にもなるはずです。ぜひ、この記事を参考にして人とは違う2人らしい和装前撮り写真を残してくださいね。