結婚式の席札は、ゲストが席について最初に目にするもの。席札が手書きで書かれていたら、気持ちが伝わり喜んでもらえそうですよね。そこで、手作りの席札のデザインやアイデアのほか、手書きで書くときのマナーもご紹介していきます。
この記事をぜひ参考にして、素敵な席札を作ってみてくださいね!
席札を手書きするときの7つのマナー
席札はゲストに座席を伝えるための目印になるもの。会場に入って最初に目にするものなので、とても大切ですよね。席札は必ずゲストの目に入るものなので、実はマナーも重要になります。書き方に誤りがあっては、ゲストに失礼になってしまったり、残念な気持ちにさせてしまったりします。
そこで、席札を手書きする際の基本的な書き方とマナーを詳しく説明していきます。今回は特に注意したいポイントを7つご紹介していきますので、書き方の参考にしてみてくださいね!
席札を手書きするときのマナー(1)名前は絶対間違えない
席札を書く際の大前提として、名前は絶対に間違えないようにしましょう。間違えないように返信ハガキを見て書くのがいいですよ。
ローマ字で書く場合は、綴りを間違えないように返信ハガキにローマ字の名前を書いてもらうと安心です。難しい漢字の場合もきちんと確認しておきましょう。
新郎新婦の二人の目で確認し、ダブルチェックをすれば間違いを防げるはずです。名前の間違いは大変失礼になってしまうので、充分に注意することが大切です。
席札を手書きするときのマナー(2)ローマ字と漢字を使い分ける
席札を手書きで書く際は、親しい友人や若い人にはローマ字で書いても問題はないでしょう。年配のゲストや上司などは、漢字で書いた方が無難でいいかもしれません。相手によってローマ字で書くか漢字で書くかは使い分けることがおすすめです。
目上の方でも親しい場合や関係性によっては、カジュアルにローマ字で書いてもいい場合もあります。ローマ字と漢字を使い分ける場合は、新郎新婦で相談して決めましょう。迷ったら両親に相談して意見を聞いてみるのもおすすめですよ。
漢字で書いた例
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シンプルに漢字で書いたアイデア。新郎新婦の手書きで丁寧に書かれたと分かれば、喜んでもらえそうですよね。
ローマ時で書いた例
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ローマ字で書くだけで一気にオシャレ度アップ!親しい友人には特に喜んでもらえそうですよね。
席札を手書きするときのマナー(3)敬称を書く
漢字で書くときには敬称で「様」をつけるのを忘れないようにしましょう。中学生以下の子どものゲストには「ちゃん」「くん」でも構いません。恩師や習い事の講師などの場合は「先生」「教授」などをつけることもあります。
現在の肩書きをチェックしておくのも大切です。敬称に迷ったら新郎新婦で相談し、コーディネーターやプランナーに相談してみるのもおすすめです。
席札を手書きするときのマナー(4)肩書きは書かなくてOK
席次表には肩書きを書くことが一般的です。基本的に席札には書かなくて大丈夫ですが、書いてはいけないという決まりはありません。あえて席札に肩書きを書いておくと、面識のないゲストを同じテーブルに配置する場合、ゲストのコミュニケーションの助けになることもあります。
肩書きを書くのであれば全員書いた方がいいので、統一させることが大切です。新郎新婦で相談して決めたり、両家の親に相談してみるのもおすすめです。
席札を手書きするときのマナー(5)わかりやすさを重視
席札はゲストに席を伝えるための目印の役目があるということを忘れないようにしましょう。特に、ローマ字で書く場合は読みづらくなってしまう場合もあります。
デザインにこだわっても、分かりやすさを重視することが大切です。相手の目線に立って読みにくくない、かチェックしてみるのがおすすめです。
席札を手書きするときのマナー(6)ペンは太めで黒がおすすめ
席札を手書きする際は、色を使うと安っぽく見えてしまうことがあるため、黒いペンで書くのが良いとされています。見やすいようにペンは0.5㎜以上の太めのものが特におすすめです!
黒いペンで書いた例
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デザイン性がありながらも、名前は黒ではっきり書いてあるので見やすくバランスがいいですよね。太めにはっきり書くことがポイントです。
黒以外の色を使いたい場合は、テーブルコーディネイトや席札のデザインから見て決めましょう。黒い紙を使って、白やゴールドのペンを使う人もいるのでおすすめですよ!
黒い紙に手書きの例
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黒い紙に白いペンで書くことで、オシャレ感がアップします。テーブルコーディネートと合わせているのも素敵ですね。
席札を手書きするときのマナー(7)修正テープは使わない
名前を書き間違ってしまった場合、修正テープ・修正液などは失礼にあたるので使わないようにしましょう。間違えた場合は潔く書き直した方が良いので、マナーとして覚えておきましょう。
間違えてしまうのは仕方がありませんが、新しい紙で書き直すと手間も費用もかかってしまいますよね。別の紙で下書きをしたり、時間に余裕を持って作業できるようにするのがおすすめですよ。
席札を手書きするときのアイデア
席札を手書きにすると、手作りのあたたかみが伝わります。新郎新婦の気持ちが伝わるので、席札を目にするゲストも嬉しくなりますよね。そこで、よりゲストを喜ばせるための工夫ができるアイデアを提案していきます!
今回は、特に真似しやすいアイデアを2つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
席札を手書きするときのアイデア(1)メッセージを書く
1つ目は席札の名前と一緒にメッセージを書くというアイデアです。手書きするなら、席札にメッセージを添えると喜ばれますよ。通常の席札の裏にメッセージを書いておくのは定番の演出ですが、席札も手書きにすればよりあたたかみが感じられそうですよね!
一人ひとりに感謝の言葉を伝えることができるので、とても喜ばれるのではないでしょうか。新郎側のゲストは新郎が、新婦側のゲストは新婦が書くことでより親密なメッセージが書けますよ。
メッセージの例1
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ゲストの雰囲気に合わせた動物のイラストを描くという、なんとも可愛らしいアイデア!丁寧に気持ちを込めて書いてくれたという想いが伝わる素敵な仕上がりになっています。
メッセージの例2
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カラーペンを使い1つの作品のように仕上がっていて、とてもオシャレですよね。カラーペンの色やデザインもゲスト一人ひとりをイメージしながら楽しく書けそうです。
メッセージを書くときの注意点
メッセージを書く際の注意点もご紹介します。特に注意が必要で、マナーとしても覚えておきたいのは以下のような内容です。
メッセージを書くときの注意点
- 忌み言葉(別れる、帰る、戻る、離れる、失う、終わるなど)は縁起が悪いので使わない
- 重ね言葉(重ね重ね、度々、再度、わざわざ、しばしばなど)は結婚式は1回きりで繰り返さないということから使わない
- 修正テープ・修正液で直すのは相手に失礼にあたるので、大変でも書き直す
- 「、」「。」などの句読点は、区切る・終わるの意味を持ち縁起が悪いため、空白や改行で表現する
- 新郎新婦で相談してメッセージ量は全員のゲストが同じくらいになるようにする
招待状を作成する際の注意点やマナーとほとんど同じ内容かと思います。席札やメッセージでも同じように注意すれば安心ですよ。他にも、気になることがあれば両親やプランナーに相談しながら、ゲストに失礼のないように配慮していきましょう!
メッセージの例
ゲストへのメッセージの例を、いくつかパターンに合わせてご紹介します。相手との関係性によってメッセージを使い分ければ、気持ちがより伝わるはず。ぜひ参考にしてみてくださいね!
1.親しい友人
今日は結婚式に来てくれてありがとう!
いつまでも親友でいようね!(仲良くしていこうね!)
受付を快く引き受けてくれて どうもありがとう!
今日は遠いところ来てくれて どうもありがとう!
また今度遊びに行くね!
2.上司・恩師・目上の人など
本日は私達の結婚式に来て頂き ありがとうございました
いつも◯◯様のご指導に感謝しております
(◯◯様のご指導のおかげで無事に本日を迎えることができました)
今後もご指導ご鞭撻のほど よろしくお願い致します
◯◯先輩 いつも仕事の悩みを聞いて頂き ありがとうございます!
結婚後も変わらず 厳しくご指導お願いします!
3.家族・親戚
両親
お父さん(お母さん) 今日まで愛情いっぱいに育ててくれてありがとう
祖父母
おじいちゃん(おばあちゃん) 花嫁姿を見せることができて嬉しいです
健康に気をつけて いつまでも元気でいてね
甥っ子・姪っ子など
◯◯ちゃん きょうはけっこんしきにきてくれてありがとう
おいしいりょうりを たくさんたべてね!
こんどおうちにあそびにきてね
席札を手書きするときのアイデア(2)クラフトアイテムにこだわる
席札は業者に注文すると1枚約200円、手作りすると1枚約100円前後で済みます。ですが、クラフトアイテムは惜しまないことがポイントです。
席札はゲストが持ち帰ることも多いため、安っぽい仕上がりにならないように紙にこだわったり、クラフトパンチを押したりして、クオリティーにはこだわった方がいいでしょう。事前にやりたいデザインや使いたいアイテムがあれば、余裕を持って準備することが大切ですね。
ここからは、卒花さんたちの素敵な席札の例を3つ紹介します。デザインやアイデアの参考にしてみてくださいね!
紙飛行機の中からメッセージ?
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クラフトペーパーで作った紙飛行機を開いたらメッセージが出てくるという斬新なアイデア!開くまでメッセージが分からないので、ワクワクが止まりません!ゲストに子供がいたら特に喜ばれそうなアイデアです。
クラフトカードにリボンとクリップも使ってオシャレ度アップ!
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100均で買ったクラフトカードに名前は白いペンで書いているので、柔らかさが出ています。リボンやクリップも取り入れていて、とても可愛いですよね!雰囲気に合わせてシールも貼るだけで簡単にオシャレ度がアップします。
100均アイテムで作れる!高級感漂うカード
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ゴールドの用紙とケント紙を使ったアイデア。シンプルながら、ゴールドと白の組み合わせは上品で高級感が漂いますよね。お皿もゴールドということで、テーブルウェアと合わせるのは統一感が出ておすすめですよ。
席札を手書きするなら手作りキットがおすすめ
デザインに迷ってしまう場合は、手作りキットがおすすめです。手作りキットなら、デザインの種類によって簡単に選ぶことが可能です。おすすめのサイトを2つ紹介します。それぞれの特徴も説明しますので、参考にしてみてくださいね!
PIRARY
ピアリーは、ペーパーアイテムやプチギフト、引き出物など結婚式準備に必要なアイテムが何でも揃う人気のサイトです。
シンプルからエレガント、動物モチーフまでラインナップが豊富で、置き型やグラスにかけておけるタイプまでデザインがとにかく豊富です。184円(税込)から購入できる安さも嬉しいポイント。
招待状・席次表も一緒に注文するとさらにお得に購入できるセットもありますよ。好みのデザインにきっと出会えるので、ぜひチェックしてみてくださいね!
プリマージュ
2020年8月に閉店したプリマージュは、サイトで手作りキット用テンプレートのみ公開していて無料でダウンロードすることが可能です。
席札はゲスト面が記載されている表面と、メッセージが記載されている裏面それぞれの面をダウンロードできますので、例文の参考にしやすいのも特徴的。シンプルで使いやすいデザインが多いので、そこまで派手にしたくない方やシンプルデザインが好みの方におすすめですよ。
席札のほか招待状・案内状などのテンプレートのラインナップも幅広いので、ペーパーアイテムを手作りしたいと考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!
まとめ
結婚式の席札はゲストが最初に目にする大切なものです。手書きで書かれた席札を見たら、きっとゲストに喜んでもらえますよね。結婚式のイメージが決まっている場合は、色合いやデザインをテーブルウェアに合わせて席札に使うアイテムを選んでみるのもおすすめ。
この記事でご紹介したアイデアを参考に、お二人らしさを表現したデザインやアイテムにこだわって、オリジナルの席札作りを楽しんでみてくださいね!