スタイリストがオススメ!カジュアルな顔合わせの服装10選

スタイリストがオススメ!カジュアルな顔合わせの服装10選

「両家顔合わせはカジュアルな雰囲気にしたい」という人も増えてきた今日この頃。カジュアルだけど失礼にならない服装ってどんなもの?とお悩みのみなさんに、服装選びのポイントをご紹介します。

目次

  1. 顔合わせの服装は親も含めてみんなで決めよう
  2. 【セミフォーマルな会場向け】華やかキレイめカジュアル
  3. 【気軽なレストラン向け】シンプルカジュアル
  4. 服装に合わせて髪型やメイクも整えよう
  5. この記事のまとめ

それぞれの両親へ結婚の挨拶を済ませたら、次は両家顔合わせ。日程や開催場所、そして”堅苦しくなくカジュアルに”といったことはなんとなく固まってきたけれど、「カジュアルな服装ってどこまでがカジュアル?」「普段はパンツスタイルが多いけどスカートじゃないとダメなの?」など様々な疑問が湧いてきますよね。

そこで個人向けファッションスタイリストとして活動している筆者が服装で気をつけるべきマナーやポイント、オススメのコーディネートをご紹介します。

顔合わせの服装は親も含めてみんなで決めよう

顔合わせをカジュアルな雰囲気で行うには、お店や服装など両家の意見をまとめて擦り合わせておくことが大事です。また、”カジュアル”の基準は人によって様々なので、当日のお店の写真を送ったりしておくと、服装の雰囲気をより合わせやすくなります。

ホテルやレストランによってはドレスコードが指定されているところもありますので、事前に確認しておくことも忘れずに。会場に着いてから「もう少し綺麗な格好にしておけばよかった!」といったことがないよう、可能であれば事前にお店を訪れるのがベター。その際に会場の雰囲気をよく見ておきましょう。

これで安心!顔合わせの身だしなみチェック

顔合わせお店の雰囲気がわかったら、ふたりで身だしなみの準備をしましょう。ギリギリになって慌てることのないように、以下のチェックリストも活用してみてくださいね♪

顔合わせの身だしなみ準備リスト
  • お店にドレスコードがないか確認する
  • どのような雰囲気の服装にするかお互いの家族に聞いて共有する
  • シャツやスラックスにアイロンをかけておく
  • パンプスや革靴は傷や汚れがないように磨いておく

では実際、顔合わせでのカジュアルな女性の服装コーディネートはどんなものなのかを写真やイラストでご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【セミフォーマルな会場向け】華やかキレイめカジュアル

顔合わせの会場がホテル内の飲食店やレストランなど、セミフォーマルな会場に最適なコーディネートを5つ紹介します。人生の節目としてある程度しっかりしておきたいけど、あまり堅苦しくない会にしたい!という方にぴったりです。

ニット素材のドッキングワンピースできちんと感を演出

一枚できちんと感のあるニット素材のワンピース。プリーツスカートで女性らしく洗練された印象に。ミモレ丈なので大人っぽく綺麗に着こなすことができます。落ち着いた雰囲気のレストランでも料亭でも安心。

ベージュはヌーディーな印象が強いので、ブラック系のバッグとパンプスでコーディネートをまとめるのがオススメ。アクセサリーはゴールド系を合わせて華やかに。

くすみピンクの総レースドレスで大人可愛く

程よい透け感のレースのドレス。袖と裾がシースルーで軽やかな印象なので、
小柄な女性でも重たくならず綺麗にまとまります。ピンクは年齢的にちょっと抵抗がある・・・。と思う方でも、くすみピンクであれば甘くなりすぎず、上品さと可愛さの両方を叶えることができますよ。

レースのドレスはとっても華やかなので、晴れやかなシーンにはぴったりの1着です!

フレアスリーブのワンピースで女性らしいシルエットを叶える

柄物のワンピースは落ち着いたトーンで控えめなものであれば、お洒落なレストランに着ていっても問題ありません。単色の小花柄なら甘くなりすぎず、普段どおりのカジュアルな雰囲気で顔合わせができそうですね。

手首が細く見えるデザインのフレアスリーブのワンピースは、リラックス感のあるシルエットと女性らしいフェミニンな印象で軽やかに着こなすことができます。
バッグとシューズはグレーで上品にまとめました。

ワイドパンツのセットアップでフェミニンさと動きやすさを両立

普段パンツスタイルが多い方は、パーティーシーンではワンピースやスカートを着ないといけないのかな?とお悩みではありませんか。素材やシルエットに気をつければ、パンツスタイルでももちろんOK!一見スカートに見えるようなプリーツが施されたワイドパンツなら、高級なホテルでも気兼ねなく着ていけます。

ネイビーやベージュは少し素朴な印象になるので、ぜひ晴れの舞台にふさわしい、明るいカラーを選んで。

スカラップレースの袖が可愛いワンピース

無難な格好はしたくない、少し個性的な服装がしたい。でもきちんと感や清楚な印象は欲しい!という方にニュアンスカラーのグリーンのワンピースはいかがでしょうか?グリーンはあまり人と被りにくく、着てみると肌馴染みがいい色で、庭園が素敵な料亭やレストランによく似合います。

ややカジュアルな印象が強くなるので、シルバーやパールのイヤリングやネックレスをつけてきらびやかに。パンプスはシルバー系でクリーンな印象に。

キレイめカジュアルのポイント
  • ブラックやネイビーなどの落ち着いた色よりも明るい色を選ぶ
  • スカートはふくらはぎ中間くらいのミモレ丈がオススメ
  • パールやビジューのアクセサリーは必ず着ける

また、キレイめカジュアルな服装の場合、ご両親はネイビーやグレーなど落ち着いた色の服装がお勧めです。新郎新婦と色や雰囲気が被りすぎないように、写真を送ってもらったり、どんな服を着るかといったことは必ず聞いておきましょう。

ご両親の服装イメージ
  • 父:ダークスーツにストライプなど柄もののネクタイ、またはノーネクタイでポケットチーフをつける
  • 母:ワンピース、ブラウス+フレアスカートなど無地もしくは落ち着いた柄のスカートスタイル

【気軽なレストラン向け】シンプルカジュアル

馴染みのお店やお酒が飲めるバルなど、気軽かつおしゃれなレストランにぴったりのコーディネートをご紹介します。普段着にアクセサリーなど小物をプラスしたり髪型を変えるだけで、よそいき感のあるコーディネートに仕上げることができますよ。

王道のAラインワンピースで落ち着いた雰囲気に

フォーマルな場にふさわしいAラインワンピース。透け感がない素材だと、落ち着いた雰囲気で着こなすことができます。あえてパンプスではなく、低めのヒールのローファーでカジュアル感をプラス。ブルーのバッグを合わせることで爽やかな印象に。フレンチやイタリアンなど、おしゃれなレストランにいかがでしょうか。

ブラックのカーディガンを主役にシックにまとめる

秋冬におすすめのコーディネートです。ブラックのカーディガンをボタンを留めてニットのように着て、タイトスカートを合わせることで、上品でちょっぴりハンサムな印象に仕上がります。スカートは膝がしっかり隠れる丈を選んで。

普段、パンツスタイルが多い方はワイドパンツに変えてもOK!アクセサリーはシンプルなものを選ぶと◎ディナーや日本料理店などの食事会にぴったりです。

ニット+タイトスカートで色味を楽しむ

半袖ニットにストレッチ素材のタイトスカートを合わせたコーディネートです。
ブラックやネイビーのタイトスカートだとコンサバ感がありますが、カーキは大人っぽくカジュアルに着こなすことができます。ホワイトのニットは顔周りを明るく見せてくれて、集合写真を撮る時も安心。

カーキ+ホワイトは大人っぽさと清潔感のある組み合わせで、おしゃれなレストランにぴったり。カジュアルになりすぎないよう、低めのヒールのパンプスを合わせて。

ペールトーンのニットワンピースで涼しげに

一枚でサマになるニットワンピースのコーディネートです。涼しげなライトブルーで、爽やかな印象に。ニットワンピースは切り替え部分はゴムになっているものが多く、着心地がとてもいいです。プリーツスカートはニット素材で広がりすぎない、落ち着きのあるデザインなのですっきりと着こなすことができます。海沿いのお店や、おしゃれなイタリアンなどオススメです。

バンドカラーが新鮮!シャツワンピースでほんのりカジュアルに

シャツワンピースはお呼ばれの時に着ていくアイテムとして思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?バンドカラーが新鮮なシャツワンピースは、爽やかなライトイエローをチョイス。一枚でカジュアルさも女性らしさも叶えられるのが嬉しいですね。

こちらは春から初夏にかけておすすめのコーディネートです。安定感のあるスクエアトゥのパンプスとグリーンのバッグでフレッシュにまとめました。

シンプルカジュアルのポイント
  • メインとなる服がカジュアルなものであれば、バッグや靴はキレイめなものを選んでバランスを調整
  • アクセサリーは小ぶりでシンプルなものを
  • イエローやブルーなど色物のアイテムを合わせるとフレッシュな印象に

おしゃれなでカジュアルなレストランで顔合わせを行う場合、ご両親の服装は着飾りすぎず、でもいつもよりきちんと感があるものがオススメです。カットソーやブラウスは柔らかい素材のものを選ぶと良いでしょう。キレイめカジュアルと同じく、新郎新婦と色や雰囲気が被りすぎないようにご注意。

ご両親の服装イメージ
  • 父:シャツやカットソーにテーラードジャケットなど、カジュアルなセットアップを合わせる
  • 母:ブラウス+スカート、カーディガンやニット+ワイドパンツなど

服装に合わせて髪型やメイクも整えよう

カジュアルな服装の顔合わせであるといっても、髪型やメイクに手抜き感があっては残念な印象になってしまいます。ポイントを押さえて服装と全体のバランスがとれたトータルコーディネートを心がけましょう。基本的には結婚挨拶の時と同じように、清潔感のあるヘアメイクであれば問題ありません。

顔合わせの髪型は清潔&スッキリ感がポイント

結婚挨拶と同じく、顔合わせでもお辞儀をるすタイミングが何度かあるので、顔に髪がかからないようにしっかりまとめましょう。美容室でしっかりセットをお願いするのも良いでしょう。崩れにくく、きれいな状態で安心してお食事を楽しむことができますよ。

また、明るいヘアカラーや根元だけが黒いプリン状態は不快に思う方もいらっしゃいますので、事前に落ち着いたカラーに染め直しましょう。ヘアアクセサリーはパールの小ぶりなバレッタなどシンプルなものが◎

女性の髪型で注意するポイント
  • 髪の色はトーンダウン
  • アップスタイルやハーフアップが顔にかからず好印象
  • ヘアアクセサリーはシンプルな小ぶりのものを

メイクはナチュラルが好印象

一生に一度の両家顔合わせ。「写真を撮ることもあるし・・・」と気合いを入れたくなりますが、ここはナチュラルメイクで清潔感のある印象に仕上げましょう。
つけまつげや太すぎるアイライナー、真っ赤なリップなど派手なメイクは避けて。だからと言ってノーメイクもNGです。

肌の色に合わせたファンデーションを選び、健康的な肌に仕上げましょう。アイシャドウは控えめな小粒のラメであれば問題ありません。リップやチークは血色がよく見えるコーラル系やピンク系がおすすめ。

また食事の場ですから、香水をつけることは控え、長すぎる爪やスカルプ、ビビットカラーのネイルは避けましょう。

メイクで注意するポイント
  • ナチュラルメイクを心がけて
  • 派手な色のコスメは避けて落ち着いた色味を選ぶ
  • 食事の場であることをわきまえて香水は控える

この記事のまとめ

記事のまとめ
  • 顔合わせの雰囲気は家族に意向を聞いて共有する
  • カジュアルな会にしたい場合はお店と服装の雰囲気を合わせる
  • カジュアルといえど髪型やメイクも手を抜かない

結婚は新郎新婦だけでなく、両家の一大イベント。両家で初めて集う顔合わせは絶対に成功させたいですよね。「肩肘張らず、みんなで会話を楽しめる会にしたい!」など、なぜカジュアルな雰囲気にしたいのかということをはじめに明確しておきましょう。

この記事を読んだみなさまが、両家の親睦を深められる素敵な時間を過ごせますように。

この記事を書いた人
Mika
ファッションスタイリスト。約4年間アパレル店員として従事し、引越しや転職を機にミニマルな生活スタイルに。現在はワンシーズン20着で、少ない服でもお洒落を楽しむ方法をアドバイスしています。

この記事でカジュアルな服装をチェックした上で「顔合わせ食事会の全体の流れを知りたい!」という方は顔合わせを成功させる流れと進め方!手土産や服装、席順の注意点とは?もぜひご覧ください。