入籍のタイミングは結婚式の前が7割!入籍までの流れや手続きも紹介

入籍のタイミングは結婚式の前が7割!入籍までの流れや手続きも紹介

入籍のタイミングで迷っている方のために卒花さんたちのアンケートを交え、入籍を結婚式前・結婚式後にする場合のそれぞれの流れをご紹介します。そのほか、入籍におすすめの日や入籍後の気になる手続きなども解説しますのでぜひ参考にしてください。

目次

  1. 入籍のタイミングは7割が結婚式の前
  2. 【入籍後に結婚式】プロポーズからの主な流れ
  3. 入籍後に結婚式をするメリット・デメリット
  4. 【入籍前に結婚式】プロポーズからの主な流れ
  5. 入籍前に結婚式をするメリット・デメリット
  6. 失礼のない職場への結婚報告のタイミングとは?
  7. 【入籍におすすめの日】みんなはどう決めたの?
  8. 入籍時・入籍後の必要な手続きとは?
  9. 「1分で振り返る」この記事のまとめ

プロポーズをされたものの(したものの)この後の流れをどのように進めて行けばいいのか悩んでいるカップルも多いのではないでしょうか?ここでは、アンケートや口コミをもとに入籍をするタイミング、入籍までの流れなどを紹介します。

また、入籍後の各種手続きや社会保険、失業保険など気になるポイントも解説しているので、入籍前の参考にしてみてください。

入籍のタイミングは7割が結婚式の前

入籍のタイミングをいつにするか悩んでいる場合、周りの人がどのようにしているか気になるところですよね。はじめに、入籍のタイミングと入籍日を決めた時期のアンケート結果を紹介します。

100名調査!「あなたはいつ入籍しましたか?」

入籍日はいつでしたか?(アンケート結果)
回答数100名(男性27、女性73)/2021年7月プレハナ調べ

プレハナ独自で実施した既婚者100名へのアンケートによると、上記の通り全体の52%の方が結婚式より前に入籍した(結婚式を挙げた方のみを対象とすると約7割!)という回答結果になりました。挙式前後は準備やその他の手続きで忙しいということもあり、挙式前に入籍を済ませた方が多かったようです。

また、ゼクシィ結婚トレンド調査によると挙式前に入籍する人が増えている傾向でした。(ちなみにゼクシィのアンケート結果では9割以上の方が結婚式の前に入籍したと回答しています…!!)

7割のカップルが入籍の3ヶ月〜6ヶ月前に入籍日を決めている

続いて、入籍した人・入籍を予定している人154名を対象とした入籍日を決めた時期に関するアンケート調査のデータをご紹介します。このアンケートの結果では、入籍日を決めた時期は3ヶ月前から半年前が7割を占めています。

いつ頃に入籍日を決めましたか?割合
1年以上前6.5%
約1年前5.8%
約半年前39.0%
約3ヶ月前33.1%
約1ヶ月前9.7%
約2週間前3.2%
数日前1.9%
その他0.6%

出典:エニマリ「入籍に関するアンケート」

【入籍後に結婚式】プロポーズからの主な流れ

入籍後に結婚式をする場合のプロポーズから結婚式までの大まかな流れを説明します。両家の顔合わせなどスケジュールの調整が必要な段取りもあるため、まずは全体の流れを確認しましょう。

その後に、入籍後に結婚式をするメリット・デメリットも解説します。あわせて参考にしてください。

大まかな流れ

  1. プロポーズ
  2. 婚約
  3. 家族に報告・挨拶
  4. 両家顔合わせ・結納
  5. 入籍
  6. 結婚式

1.プロポーズから婚約(両家顔合わせ・結納)

プロポーズ後から入籍までは婚約期間となりますが、その間に両親への報告や両家顔合わせの段取りをはさみます。

双方の両親への挨拶で、はじめて相手の両親に会う方も少なくありません。緊張する場面にはなりますが、挨拶の際は手土産を忘れないように注意しましょう。また、実家が遠方の方は日程調整が必要なため早めの事前連絡が無難です。

両親への挨拶が終わった後は、結納や両家顔合わせです。結納や顔合わせはホテルや料亭などでの食事会が一般的ですが、コロナ禍への配慮としてオンラインの食事会も検討しましょう。顔合わせが終わったら婚姻届の準備をします(婚約届の必要書類は後ほど、詳しく解説します)。

2.入籍(手続き・報告)から結婚式

入籍から結婚式までの間は、引っ越しや新婚旅行の準備、会社への報告のステップをはさむこともあります。時期をずらせば余裕を持って結婚式の準備することも可能なため、無理のないスケジュールを組むのがおすすめです。

なお、会社への報告の注意事項は後ほど詳しく解説します。

入籍後に結婚式をするメリット・デメリット

続いて、入籍後に結婚式をするメリットとデメリットを紹介します。入籍前か後にするかを決める時の参考にしてくださいね。

入籍後に結婚式をするメリット

入籍後に結婚式をするメリットは4つです。

入籍後に結婚式をするメリット
  • 入籍の手続きを余裕を持って済ませられる
  • 戸籍上夫婦になることで、結婚式へのモチベーションがあげられる
  • 結婚式の資金を貯められる
  • 新婚旅行前にパスポートなど名義変更ができる

結婚式は費用や準備に時間がかかります。そのため、入籍後に結婚式をすることで結婚式準備の時間や資金に余裕が出たり、結婚式に向けても前向きな気持ちになります。このようなメリットから入籍後に結婚式をする人が多いと考えられます。

入籍後に結婚式をするデメリット

一方、デメリットは下記の2つです。

入籍後に結婚式をするデメリット
  • 親が納得できず、反対されることもある
  • 結婚式までの期間が短くなるとバタバタする

親からの反対や準備の期間が短くバタバタすることもあるため、親への事前確認や結婚式の日取りには注意しましょう。

入籍後に結婚式をあげた人達の本音

落ち着いてから

・「入籍後、ゆっくり準備できるように」

・「彼の仕事の関係で。お互いが、気持ちにゆとりをもって出来る期間を選びました」

入籍前はするべきことも多いので、生活も気持ちも落ち着いたころに結婚準備を始めたいという声が多かったです。

結婚式の時期にこだわった

・「入籍する前から結婚式の事も考えていて、ジューンブライドに憧れていたから」

・「気候の良い秋にしたかった」

引用:すぐ婚navi

【入籍前に結婚式】プロポーズからの主な流れ

次に、入籍前に結婚式をする場合のプロポーズから結婚式、そして入籍までの流れです。こちらも大まかな流れの後にメリット・デメリットを紹介します。

大まかな流れ

  1. プロポーズ
  2. 婚約
  3. 家族に報告
  4. 両家顔合わせ・結納
  5. 結婚式
  6. 入籍

1.プロポーズから婚約(両家顔合わせ・結納・報告)

プロポーズ後からの「 2.婚約」~「4.両家顔合わせ・結納 」までの流れは、入籍後に結婚式をする場合と変わりません。 ただ、入籍準備よりも結婚式の準備を先に進める必要があります。

そのため、家族への挨拶や顔合わせで、日取りや式場の場所などの相談をするのもおすすめです。なお、入籍関係の書類準備は結婚式後でよいため時間に余裕があります。

2.結婚式から入籍(手続き)

結婚式後に新婚旅行や引っ越し予定のある方は、入籍後に各種手続きを行うようになります。全体の流れを確認して、各種手続きで二度手間がないようにしましょう。

とくに、航空券とパスポートの名義が異なるとトラブルになるため、新婚旅行の予約時は入籍のタイミングに注意してください。

入籍前に結婚式をするメリット・デメリット

入籍前に結婚式をするメリットとデメリットを紹介します。前述した結婚式後にする場合のメリットと比べてみてくださいね。

入籍前に結婚式をするメリット

入籍前に結婚式をする3つのメリットです。

入籍前に結婚式をするメリット
  • 結婚式で婚姻届を使ったセレモニーができる
  • 親世代が考える流れのため、親に安心してもらえる
  • 結婚式当日に入籍をすることで、結婚式の印象が強くなる

最近でこそ入籍後に結婚式をする流れがほとんどですが、一昔前では結婚式当日や後に入籍する流れが一般的でした。そのため、両親の意向にあった流れにそえるメリットがあります。

また、結婚式当日に行う婚姻届のセレモニーは感動的です。ゲストにより強い印象を与えてくれます。

入籍前に結婚式をするデメリット

一方、デメリットは下記の3つです。

入籍前に結婚式をするデメリット
  • 入籍が遅くなると、2人の関係が崩れる心配もある
  • 結婚式後の手続きが引っ越しや新婚旅行の日程と重なると忙しくなる
  • 結婚式当日は忙しく、婚姻届の提出の手間が増えると疲れてしまう可能性がある

結婚式当日の新郎新婦は身支度や2次会などでスケジュールがつまっていることが多いです。婚姻届の提出を当日する場合は、プランナーさんにも相談してスケジュールに余裕があるか確認してもらいましょう。

入籍前に結婚式をあげた人達の本音

両親の意向

・「私の母親が「入籍するイコール親元を離れることだから、入籍の前に結婚式をするべき」と言ったので」

・「義父が結婚式で親族にお披露目してからの入籍と頑なだったため」

・「結婚前はずっと実家暮らしだったので、親から式が終わるまで実家にいて欲しいと言われていたから」

引用:すぐ婚navi

失礼のない職場への結婚報告のタイミングとは?

働いている人で気になる、職場への結婚報告のタイミングについて紹介します。結論からいうと、どんな場合でも結婚の事後報告は避けましょう。 結婚後の働き方で報告の時期などは変わりますが、事前報告が基本のマナーです。

なお、報告の順番は直属の上司、役職が上の人たち、先輩、同僚が一般的で、人事担当者にも報告が必要になります。結婚式に職場の人を招待したい場合は、報告と同時に日時等も伝えるとスムーズです。

職場への結婚報告のタイミング
  • 仕事を続ける場合: 1〜3ヶ月前の報告が一般的
  • 寿退職する場合:3〜6ヶ月前の報告が一般的だが、退職の報告期限があるため社内規定は要事前確認

【入籍におすすめの日】みんなはどう決めたの?

結婚後はふたりの大切な記念日にもなる入籍日。入籍日をいつにするか悩む方も多く、周りの人がどんな決め方をしたか気になるところ。そこで、過去に入籍した男女100名を対象に、入籍日を選んだ理由についてアンケートを実施した結果をご紹介します。

人気No.1は「縁起のいい日」

入籍日はどうやって決めましたか?(アンケート結果)
回答数100名(男性27、女性73)/2021年7月プレハナ調べ

アンケートの結果は「縁起のいい日」が27%、「誕生日やふたりの記念日」が26%という結果になりました。「語呂がいい日」や「結婚式の当日」を選んだという方も全体の4分の1程度を占めています。

これら人気の入籍日について詳しくは【2022年版】入籍日の決め方ガイド!縁起の良さや語呂合わせで選ぶおすすめ入籍日リストをご覧ください。

入籍時・入籍後の必要な手続きとは?

最後に、入籍時・入籍後の手続きについて紹介します。 入籍をすると氏名変更に伴う手続きの数が多いため、チェックリストなどで漏れがないようにすすめていきましょう。

また、退職する場合は保険や税金などの手続き内容がより増えるため、働き方を変える方はよくチェックしてください。

入籍の手続きや必要書類
  • 入籍後の税金
  • 寿退社をする場合の失業保険
  • 入籍後の2人の社会保険
  • その他の変更手続き

入籍の手続きや必要な書類とは?

入籍手続きは必要書類をそろえて、役所の戸籍課に提出する流れになります。

なんと提出場所は全国どこでも、提出タイミングは24時間・土日でも受付可能です!必要書類に間違いがないかよく確認して、好きなタイミングで提出しましょう。

入籍手続き時の必要書類
  • 婚姻届 夫妻の署名、成人2名分の証人の署名が必要
  • 戸籍謄本もしくは戸籍全部事項証明書(本籍地で提出する場合は不要)窓口に来る人の本人確認書類が必要となる。遠方の場合は郵送も可能

入籍後の2人の税金はどうなるの?

パートナーの収入がない又は少なければ「配偶者控除」や「配偶者特別控除」が受けられ税金を軽減できる可能性があります。とくに結婚後に専業主婦やパート勤務になり収入が減る方はよく確認しておきましょう。

なお、収入以外にも1月1日時点で入籍した場合は配偶者控除を受けられないなどの条件があるため、受けられる条件や時期の事前確認がおすすめです。

入籍後に寿退職だと失業保険はもらえる?

入籍後に寿退社をする場合でも、条件によっては失業保険を受け取ることが可能です。 失業保険とは、失業した時に再就職するまでの生活費を支援するための手当のことです。

ただし、あくまでも積極的に働く意思がある方が対象になり、一定の条件を満たす必要があります。失業保険は退職後にハローワークで申請する流れになり、注意点は下記の通りになります。

寿退社後、再就職を考えている方は参考にしてください。

寿退職後、失業保険を受給したい場合の注意点
  • 離職票と氏名変更後の本人確認書類が必要。離職票については、退職までに担当部署へ確認する
  • 給付を受け取る口座の名義変更も事前に確認する
  • 自己都合の対象の場合(寿退社含む)は、退職してすぐ給付は受けられないため注意。7日間の待機期間+3ヶ月の給付制限期間がある

入籍後の2人の社会保険はどうなるの?

入籍後は社会保険の氏名変更の手続きが必要です。

扶養に入らずそのまま働き続ける場合は、社会保険の担当部署に連絡して氏名の変更手続きをしましょう。ただ、退職して専業主婦や扶養内パートになり、パートナーの扶養に入る場合は氏名変更以外の手続きも必要になります。

特に、扶養内パートで働きたい方は勤め先や年収によっては扶養から外れてしまう可能性があるため、要注意です。

  • 年収が130万を超える場合…勤め先の社会保険に加入することになるため、パートナーの扶養から外れる。
  • 年収106万円を超える場合…勤務時間や勤務先の状況によっては勤め先の社会保険への加入が必要となり、パートナーの扶養から外れることもある。

その他変更手続きが必要なもの

税金や保険以外には、下記の手続きが必要になります。氏名変更の手続きが主な内容ですが、数が多いため漏れがないようにチェックしてください。

その他変更手続きが必要なもの
  • 引っ越し手続き(転出届・転入届・転居届の提出)
  • 印鑑登録
  • 運転免許証の名義変更や住所変更
  • パスポートの書き換えや再発行
  • 銀行
  • クレジットカード
  • 生命保険

「1分で振り返る」この記事のまとめ

この記事では、入籍するタイミングや入籍までの流れで迷っている方に向けて、アンケート結果などをあわせて入籍タイミングや各種入籍手続きについて解説しました。 お伝えしたいポイントは下記の4つです。

記事のまとめ
  • 結婚式前に入籍し、入籍の数ヶ月前には入籍日のタイミングを決めている人がほとんど
  • どんな場合でも、職場への結婚報告は事前報告がマナー
  • 入籍日は「ふたりの記念日」、「日柄」、「語呂がいい日」が人気
  • 氏名変更に伴う手続きの数は多いため、チェックリストなどで確認しながらすすめるのがおすすめ

    入籍が結婚式前・後の場合ごとに、必要な段取りや準備時間は変わってきます。そのため、全体のスケジュールやメリット・デメリットをよく比較して、どちらのパターンが2人にとって良いか決めていきましょう。

プロポーズ後はなにかとやることが多く少し大変なのが、入籍時・後の手続きです。ただ、入籍日は2人にとって特別な記念日にもなります。よくパートナーと話し合って、自分たちにとって最良なタイミングの入籍日を決めてくださいね。