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結婚が決まり、入籍を控えている、または入籍直後には様々な手続きが必要です。特に、女性の場合は住所以外にも氏名が変わることが多いため、実は多くの手続きが必要です。
そこで、今回は入籍後の女性に必要になる手続きをご紹介します。手続きの中でも、ほぼ全員に必要なものや一部の人に必要なもの、優先するべき手順などのポイントがありますよ。
手続きに関するモデルコースや注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【モデルコースあり】入籍後にすべき10の手続き一覧
入籍後、氏名や住所が変わる場合は、多くの変更手続きが必要です。 まずは、最優先でやるべき手続きの一覧と、モデルコースを詳しく解説します。
男性の氏名・住所が変わる場合も流れは同じですので、男女共に参考にしてみてくださいね!
必要な手続きを一覧でチェック
まずは、男女共にほぼ全員が必要な手続きをご紹介します。 基本的に必要とされる手続きは以下のとおりです。
- 健康保険証の氏名・住所変更
- マイナンバーカード・運転免許証の氏名・住所変更
- 銀行口座の氏名・住所・届出印の変更
- クレジットカードの氏名・住所変更
- 印鑑登録
- 各種保険の氏名・住所変更
入籍をするタイミングで引っ越しもする場合、住所が変更になります。そのため、身分証明書に必要な書類で変更がある場合は迅速な手続きが必要です。 また、場合により下記の手続きも必要になります。
7. 自動車関連の氏名・住所変更
8. パスポートの氏名・住所変更・再発行
9. 会員登録や各種契約の内容変更
10. 会社への報告
自動車・パスポートを持っていない人など、一部、人によっては不要なものもあります。 詳細な内容はこれから詳しく解説していきます。
1日で終了!手続きを効率よく進めるモデルコース
入籍後も変わらず仕事を続ける場合は、手続きの時間を確保することは難しいもの。短時間で手続きを済ませることができれば、効率的に時間を使えますよね。
そこで、最優先でやるべき手続きをご紹介します。必要な手続きをスムーズに進めるためのモデルコースの手順は以下の通りです。
- 入籍と同時に引っ越す場合は、転入届を出す
- 役所に婚姻届を提出し、婚姻届受理証明書をもらう (住所が変更になる場合は、転出証明書と転入届・婚姻届受理証明書を提出する)
- 役所で健康保険証とマイナンバーカードの氏名・住所変更、印鑑登録
- 銀行で銀行口座の氏名・住所・届出印変更(氏名が変わる場合、新しい名字の印鑑も用意しておくこと)
- 警察署で運転免許証の氏名・住所変更
- 帰宅して保険やクレジットカードなどの氏名・住所変更手続き
人によって多少の違いはありますが、基本的な手続きは同じです。効率的に手続きができるように、手順の参考にしてみてくださいね!
まずはこの6つ!最優先でやるべき入籍後の女性の手続き
続いて、入籍して住所や氏名が変わる場合、最優先でやるべき手続きを解説します。 自分の氏名や住所が記載されている身分証明書は、様々な場面で欠かせない必要なものです。
特に、女性の場合は変わることが多いため重要な手続きです。 手続きのできる場所や費用なども詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
1.健康保険証の氏名・住所変更
入籍後の健康保険証の氏名・住所変更手続きは特に優先度が高い項目です。会社員の場合、入籍後にそのまま会社に所属するのか退職するのかによっても手続きが異なります。
会社員の場合は職場の担当者に相談すればスムーズに手続きができるでしょう。 主婦や自営業者なら役所に行き、変更の手続きをしましょう。
日数がかかる場合があることと、有事の際のことを考えて、なるべく早めにとりかかっておくのがおすすめです。
2.マイナンバーカード・運転免許証の氏名・住所変更
運転免許証・マイナンバーカードの氏名・住所変更も並行して進めることがおすすめです。変更した内容のマイナンバーカードがあれば、運転免許証の変更がスムーズに進みます。
マイナンバーカードを先に変更し、その後運転免許証の変更という順で進めるとスムーズに手続きができますよ。 免許証の氏名・住所変更は住所を管轄する運転免許センター、または警察署で手続きが可能です。
基本的に、窓口は平日のみですが、サイトでチェックしたり事前に問い合わせると安心です。
3.銀行口座の氏名・住所・届出印の変更
銀行口座の変更も忘れずにしておきましょう。銀行窓口は基本的に平日の15時までなので、行ける日程・時間を確保しておくのがおすすめ。
手続きに必要な持ち物は以下の通りです。
- 通帳
- キャッシュカード
- 戸籍謄本
- これまで使用していた届印
- 新しく使用する届印
銀行口座の名義変更は期日はありませんが、入籍後早めに手続きすることをおすすめします。 印鑑も必要な銀行の場合は、印鑑も忘れずに持っていきましょう。
基本的に平日しか窓口が開いていないので、行ける時間を作って行きましょう
4.クレジットカードの氏名・住所変更
普段使っているクレジットカードの変更手続きも忘れずに行いましょう。 クレジットカードの更新時期になると、新しいカードが郵送されますが、カードの名義変更が行われていないと、宛先と氏名が一致しないことでカード会社に返送されてしまう場合もあり得ます。
支払い延滞になったり利用停止になってしまう危険性もありますので、カードの利用が多い人は特に早めに手続きをしておきましょう。
手続きには専用書類の取り寄せが必要になることが多いです。 一部のクレジットカードでは、インターネット上で手続きできることもありますので、カード会社のサイトでチェックしてみましょう。
5.印鑑登録
印鑑登録は、以下のように印鑑証明書の発行が必要な場面で必要になります。
- 車を購入・売却するとき
- 家を購入・住宅ローンを組むとき
- 保険金の受け取り・放棄するとき
すぐに必要ないことも多いですが、以上のようにいざ使う時にすぐ使えるよう、早めに手続きしておくと安心です。ちなみに、すでに役所に印鑑登録済かつマイナンバー発行済であれば、コンビニでも印鑑証明の交付を受けることが可能です。
他の手続きと並行して進めておくと楽なので、効率的に進められるようにしましょう。結婚しても氏名・住所が変わらないなら、手続きは必要ないので、状況によってチェックしておきましょう。
6.各種保険の氏名・住所変更
生命保険や医療保険など、何らかの保険に入っている場合はその氏名・住所変更もすぐに行いましょう。 結婚後は、家計の見直しなどで保険を改めて考えるきっかけにもなります。
まずは何の保険に入っているかをリストアップしてから進めると抜け漏れが出にくいのでおすすめです。 有事の際のことを考えると、早めにやっておく方が安心ですよ。
必要に応じて!やっておくべき手続き4つ
続いて、一部の人には必要な手続きを解説します。平日でなくても出来ることも多いので、時間を見つけてやっておくとよいでしょう。 とはいえ、早めに済ませておいた方が後々焦らずに済みますので、おすすめです。
1.自動車関連の氏名・住所変更
車を所有している場合、自賠責保険や車検証など、車に関するものの氏名・住所変更も必要です。引っ越しをした場合は、15日以内に管轄の運輸支局で手続きが必要です。 決まったディーラーなどがいる場合は、あらかじめ相談して進めると安心です。
2.パスポートの氏名・住所変更・再発行
パスポートを所有している場合は、住所・氏名などの内容変更が必要です。 印鑑登録同様、パスポートはあまりすぐに必要なものではありませんが、受け取りに日数がかかることもあります。
入籍後すぐに海外にハネムーンに行く場合などは、有効期限の確認も含めて早めに手続きしておくのがおすすめ。 以下の手順で手続きをすると、スムーズに進みます。
- 婚姻届を提出後、新しい戸籍謄本をもらう
- パスポートセンターに行き、申請手続きをする
- 申請した窓口でパスポートを受け取る
手数料は6,000円で、申請日を含め6日前後で受け取ることが可能です。 土日・祝日を含むと日程が前後しますので急ぎで受け取りたい場合は事前に確認しておくと安心です。
参考:パスポートの氏名本籍等に変更があった場合|東京都生活文化スポーツ局
3.会員登録や各種契約の内容変更
ECサイトや何らかの会員、スマホ・インターネットなどの名前・住所変更も少しずつ進めていきましょう。他の手続きとは異なり、特に身分証明書などは必要にならないことも多いです。
身分証明書など重要な手続きに関することではないため、空いた時間・気づいたときに少しずつ進めるといいでしょう。 手続き方法は、サイトによって異なりますので、チェックしてみてくださいね!
4.会社への報告
会社員の場合は、結婚したら職場の担当者にその旨を伝えましょう。前述した健康保険証の変更の他にも、給与の振込先、名刺の変更などが必要になります。
結婚後に退職する場合や、そのままの勤務形態で勤務する場合、短時間勤務に変更する場合など、勤務形態により手続きは異なります。まずは職場の担当者に相談し、必要な手続きを確認してみてくださいね。
入籍後の手続きをスムーズに進めるポイント
ここまで、入籍後に重要な手続きを解説してきました。ここで、手続きをさらにスムーズに進めるためのポイントを解説します。 これから手続きをする人は、よく読んでおいてくださいね!
変更すべきものや持ち物をリストアップする
まずは、氏名・住所変更をすべきものや、そのために必要な物をリストアップしてみましょう。 例えば引っ越しの有無や、車・パスポートの所有状況によって不要になる手続きもあります。
逆に、新しい名字の印鑑や転入届の提出など、先に準備しておくべきものもあります。 あとから焦ったり困ったりしないためにも、まずは状況を整理しておきましょう。 チェックリストを作って、進捗状況を把握しながら進めるのもおすすめですよ。
期日のあるものを優先的に進める
手続きの中には、「~後」「〜日以内」など期日が定められているものもあります。期日を超えても法律的に罰せられることはありませんが、早めに済ませるのがおすすめ。
モデルコースのように進められない場合は、さらに期日に注目して進めてみましょう。
住民票は複数枚もらっておく
入籍後に氏名変更の手続きで住民票が必要になる場面が多いもの。 ギリギリの枚数だけ持っていて枚数が足りなくなると、再取得の手間がかかってしまいます。役所に住民票を発行してもらうのも意外と手間がかかりますよね。
そのため、役所で住民票を発行してもらう際には、1枚だけではなく少し多めにもらっておくと安心です。 1通300円程度で、それほど高くない料金で発行してもらえます。
入籍後の女性の手続きでの注意点
これまでご紹介した手続きをする際の注意点を、さらに詳しく解説します。 手続きを進めようと思った際に、気をつけておきたい重要なポイントがありますよ。これから手続きをする人は、こちらも合わせてよく読んでチェックしておいてくださいね!
どうしても平日しかできない手続きがある
身分証明書はじめ、金融機関の手続きはどうしても、役所や銀行でしかできない場合が多いです。
特に、以下の手続きは平日しか手続きできない場合が多いため注意しましょう。
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 銀行口座の氏名変更
- 印鑑登録
あらかじめ手続きの日をスケジュールに組み込んでおけば安心できますよね。仕事で忙しい場合も、半日程度は平日で動ける日も確保しておきましょう。
手続きをサボるとあとあと面倒になる
やるべき手続きが多くて面倒だからと言ってやらずにいると、あとあと面倒になってしまうことが多いもの。 例えば銀行のローンが組めなくなったり、大金の出金ができなくなる可能性があります。
特に、結婚後はインテリアの購入など大きな買い物をすることが多いはず。 また、資格やクレジットカードなどの更新のお知らせが届かなくなることもあります。手間はかかりますが、なるべく早めに動いておくと安心ですよ。
別居婚の場合も必要な手続きはほとんど同じ
何らかの事情で入籍後も別居をする場合も、するべき手続きはほとんど一緒ですが、住所が変わらない場合は手続きが少ないので負担は少ないと言えます。
氏名のみ変更の場合も、紹介した内容とおおよそ同じ手続きが必要になります。先に氏名のみ変えて、途中から同居することになった場合でも、引っ越してから再度、住所変更の手続きをすれば問題はありません。
「1分で振り返る」この記事のまとめ
今回は「入籍後の手続き」をテーマに特に女性に必要な手続き事項をご紹介してきました。最後にこの記事のポイントを振り返っておきましょう。
- 入籍後には男女共に手続きが必要な書類が多くある
- 氏名や住所が変更になる場合は早めに手続きする必要がある
- 平日空いている窓口でしかできない手続きが多いので、計画的に時間を確保しておく
- 入籍後すぐにハネムーンに向かう場合は、特に迅速に動くとよい
結婚式の準備もある場合は、入籍後の手続きを同時進行で手続きを進めるのは意外と大変なものです。手続きは時間がかかることもあり面倒なイメージがありますが、早い段階で済ませておけば後々焦らずに済むので安心です。
効率的に手続きを進められるように、重要な手順や注意点を解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!