入籍後手続きのチェックリスト付き!効率よく進める順番をご紹介

入籍後手続きのチェックリスト付き!効率よく進める順番をご紹介

晴れて入籍したもののやることは盛りだくさん!なかでも氏名や住所が変わった場合の手続きは何かと面倒。今回は入籍後の手続きについて、保存して見返せるチェックリストとともに説明します。

目次

  1. 入籍後手続きはコレ!やることチェックリスト
  2. 引越しの場合は転出・転入届や転居届を早めに済まそう
  3. 効率よく平日1日で手続きを進める順番はコレ!基本のコース
  4. 入籍後早めに済ませておくべき手続き
  5. 忘れがちな手続きリストも要チェック!
  6. この記事のまとめ

入籍で姓が変わる方の多くは、「氏名の変更手続きってめんどくさそう・・・」「どこから済ませば良いんだろう?」とお悩みではないでしょうか。平日しか対応していない窓口もあるので、できれば効率よく1日で済ませたいですよね。

そこでこの記事では、手続きの優先度ごとに届け先や必要書類などの詳細をご紹介していきます。特に重要な手続きは1日で効率よく完了できるよう、モデルコースもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

入籍後手続きはコレ!やることチェックリスト

無事入籍してこれからの新婚生活に期待が膨らむところですが、そんな幸せモードに立ちはだかるのが名字や住所などの各種変更手続きです。何から始めたら良いのか迷ってしまいますが、まずはチェックリストを参考に必要な手続きを把握してみましょう。

数が多く面倒に感じるとは思いますが、順番を決めてひとつずつ片づけていくことが、スムーズに手続きを完了させるコツです。それでは次のパートからは各手続きの詳細内容について解説します。

引越しの場合は転出・転入届や転居届を早めに済まそう

まず最初に済ませたいのは、引越しの際の手続きです。結婚を機に新居へ引っ越す方も多いので、それぞれの届出の違いについてしっかりとご説明します。

  • 「今と異なる市区町村」へ引っ越し=「転出届」「転入届」が必要
  • 「同じ市区町村内」で引っ越し=「転居届」が必要

転出届

転出届は今まで住んでいた市区町村の役所に引越し日前後2週間以内に提出することがポイントです。また、提出の際に受け取った「転出証明書」は転入手続きの時にも必要になるので、大切に保管しておきましょう。

郵便物の転送届

引っ越しをする場合は郵便物の転送申請をしておくと、引っ越し先でも1年間は旧住所宛の郵便物を受け取ることができます。手続きは旧住所の最寄りの郵便局で出来るので、新住所が決まったら引越し前に手続きしておいた方がスムーズです。また、最近は日本郵便のwebサイトでも手続きが可能なので、忘れずに申し込んでおきましょう。

転入届

転入届は引越し先の市区町村の役所に引越し後2週間以内に転出証明書と共に提出しましょう。

転居届

転居届は引越し先の市区町村の役所に引越し後2週間以内に提出しましょう。

引越しに伴う手続きが完了したら、いよいよ名義などの変更手続きです。効率よく進められるコースを次のパートでご紹介していきます。

効率よく平日1日で手続きを進める順番はコレ!基本のコース

必ず済ませておきたい手続きのなかでも、平日にしかできないものがあります。そこで、忙しい方のために1日で効率よく済ませるおすすめの順番を紹介します。手続きの関係先が開いている時間に注意しながら、予定を組みましょう。

1.住民票の取得

住民票は住所・氏名・生年月日などの情報が記載されていてるので、一番最初に取得しておくことで、各種手続きで新姓を証明できます。必要な枚数を事前に確認しておきましょう。

パスポートの変更申請をする予定のある場合は、戸籍謄本も同時に取得しておくとスムーズです。

手続き場所

市区町村の役所

必要な持ち物や書類

本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)

「婚姻届受理証明書」を取得しておくと便利!

「婚姻届受理証明書」とは、住民票・戸籍謄本に新しい夫婦としての戸籍が整備されるまでの「仮の証明書」です。公文書なので、ふたりが夫婦であること、また新姓についても法的に証明できます。

注意したいのは、婚姻届を提出した役所でしか発行できないということです。婚姻届提出後すぐに名義変更手続きをする場合は、提出と同時に依頼しましょう。

2.マイナンバーカードの変更

マイナンバーカードを所持している場合は、住民票と同時に役所で変更手続きをおこなっておくのがおすすめです。「マイナンバー通知カード」と混同しやすいので、簡単にご説明します。

  • マイナンバーカード=役所で手続きをして発行した顔写真入りのカード
  • マイナンバー通知カード=マイナンバーカードの作成を申請するための通知書。自治体から1度だけ送付されてきています。2020年5月25日に廃止されたため、変更手続きは不要です。

マイナンバーカードは、登録されている氏名の変更が必要です。加えて、同じ市町村内の転居であれば「住所変更」、別の市町村からの転入であれば「継続利用」の手続きをそれぞれおこないます。継続利用の場合は、「転入届提出から90日以上経過」した場合には再発行手続きになるため、早めの手続きがおすすめです。それぞれカード裏面に変更事項を即日記載してもらえます。

手続き場所

市区町村の役所

必要な持ち物や書類

マイナンバーカード、カード交付時に設定した4桁の暗証番号

3.運転免許証の変更

住民票とマイナンバーカードの次は、混雑しがちな運転免許証の変更手続きを済ませてしまうのがコツです。その場で記載事項を変更してもらえますが、午後5時頃には受付終了になる場合が多いので、早めに向かいましょう。

手続き場所

警察署、免許更新センターや試験場

必要な持ち物や書類

運転免許証、住民票

4.銀行口座の変更

銀行の窓口は基本的に午後3時までです。複数の銀行に口座を持っている場合には、給与口座やクレジットカードの引落口座などを優先して、確実に手続きをしておくことがポイントです。

口座、通帳の名義・住所変更のほか、キャッシュカードを新姓で発行してもらい、届出印の変更もおこないます。

手続き場所

銀行の窓口

※専用アプリでの氏名変更やオンラインでの住所変更が可能な銀行もあるので、口座をお持ちの銀行のサイトでの確認をオススメします。

必要な持ち物や書類

通帳、キャッシュカード、旧姓の印鑑(届出印)、新姓の印鑑(シャチハタ印不可)、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)

5.パスポートの変更

パスポートの受付窓口は比較的遅くまで開いていますが、変更に時間がかかります。新婚旅行などで使う予定がある場合には、早めに手続きしておくと良いでしょう。

氏名が変わった場合には、原則として10年または5年の有効期間で、新しいパスポートの発行申請をします。ただし、所持しているパスポートと同じ有効期間のまま、新しいパスポートを発行することも可能です。

すぐに使いたい!という場合には、パスポートの氏名と搭乗券の氏名が同じであれば旧姓のままでも使用できます。

手続き場所

パスポートセンターや旅券事務所などの窓口

必要な持ち物や書類

一般旅券発給申請書(窓口にて記か事前にネットでダウンロードも可)、有効期間内のパスポート、戸籍謄本または抄本、証明写真1枚(6か月以内に撮影したもの)

パスポート変更手続きのポイント
  • 受け取りは本人のみ可能
  • 受け取りまでは土日祝日を除いて最短6日間(ただし窓口によって異なるため要確認)
  • 6ヶ月以内に受け取らなかった場合は失効してしまう
  • 2021年4月1日より、パスポートに旧姓も併記可能になったので、希望する場合には旧姓を証明できる書類が必要

入籍後早めに済ませておくべき手続き

ここまでご紹介した手続きに比べると優先度は下がるものの、早めに済ませておいたほうが良い手続きについてご紹介していきます。

会社(勤務先)への届出

入籍をすると会社の人事部などに届け出が必要です。一般的に手続きが必要な項目は以下のとおりです。社会保険や住民税などの手続きにも関わるため、遅れないように申請しましょう。

  • 氏名変更
  • 住所および通勤区間変更
  • 給与振込口座の名義変更
  • 名刺の表記変更

便宜上、仕事の名刺などは旧姓をそのまま使用する方もいます。必要に応じて上司に確認のうえ手続きをおこないましょう。

印鑑登録

公的な手続きに使用する実印を名字を含めて登録している場合には、変更手続きが必要になります。新姓の印鑑を用意し、印鑑登録の新規申請をおこないましょう。本人確認ができれば、その場で印鑑証明書を受け取ることができます。

手続き場所

市区町村の役所

必要な持ち物や書類

登録する印鑑、本人確認書類(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)

クレジットカードの変更

銀行口座の名義を変更したら、クレジットカードも変更が必要です。引落口座の名義と相違があると引落できないこともあります。特に新婚旅行先が海外の場合、パスポートとクレジットカードの名義が違うと不正利用を疑われることもあるため、出発までに早めに手続きを済ませておくことをおすすめします。

手続き方法や必要書類は各カード会社に問い合わせましょう。

忘れがちな手続きリストも要チェック!

あらゆることをオンラインで済ませられる昨今、個人情報を様々なサービスに登録している方も多いのではないでしょうか。最後に忘れがちですが、確実に済ませておくと安心な手続きを見ていきましょう。

携帯電話や生命保険などの契約者情報変更

携帯電話や生命保険など、何らかの契約をご自身の名義でおこなっている場合には、氏名や住所の変更が必要です。各社の所定の方法で手続きをおこないましょう。

また、結婚を機にパートナーと携帯電話の家族割の利用や、保険内容の見直しなどを検討するのもおすすめです。

サブスクやECサイトなどの登録情報変更

動画サービスのサブスク、生活用品のECサイトなど、普段利用するサービスの登録情報の変更手続きもお忘れなく。特にECサイトの配送先は見落としがちです。旧住所に荷物が届いてしまうので、注意しましょう。パートナーと同じサービスを利用していれば、どちらかが解約したり、ファミリーパックを検討するのもおすすめです。

また、携帯電話やサブスクの利用料金など、毎月決まって引き落とされるものは引落口座の確認もお忘れなく。

この記事のまとめ

入籍後に必要な手続きについて、内容や必要書類などについて説明してきましたが、ここで改めてポイントを確認しましょう。

記事のまとめ
  • 転出届と郵便物の転送届けは引越し前に
  • 婚姻届の提出と同時に「婚姻届受理証明書」の取得がおすすめ
  • 平日しか出来ない手続きは順序をしっかり決めて効率よく
  • 見落としがちな各種会員登録の情報変更も忘れずに

自分に必要な手続きを把握したうえで、優先順位をつけてひとつずつ確実に済ませていくことがポイントです。後回しにしてしまうと、かえって面倒な事態になることもあるので注意したいですね。

少し手間はかかりますが、パートナーと新しい生活を送るうえで欠かせないことす。必要に応じて協力してもらいながら、早めに完了させてしまいましょう!

この記事を書いた人
菅原 さくら
大手ブライダル企業に新卒で入社し、打合せプランナーとして1年半在籍しました。3つの披露宴会場を持つ大きな式場で、日々奔走。お客様のニーズを分析し、ぴったりな提案をすることを得意とし、最終的には全社1位の成績も収めました。お客様からの「あなたが担当で良かった!」の言葉が最大の原動力。結婚を機に退職しましたが、自身の挙式経験も踏まえ、業界関係者&卒花嫁両方の視点から有益な情報をお届けします。