【文例あり】招待状の付箋の作り方!入れ忘れ・ミスをした場合の対策も

【文例あり】招待状の付箋の作り方!入れ忘れ・ミスをした場合の対策も

招待状の付箋はゲストに要件を伝えるために大切なもの。付箋の内容や文章を考えたり誰に何を用意するのか考えたりと準備は何かと大変です。この記事では招待状の付箋を作る手順や注意点、コピペで使える文例などを解説します。

目次

  1. そもそもなぜ、招待状に付箋を用意するの?
  2. 招待状の付箋はどう作る?まずは流れを確認しよう
  3. 【真似するだけでOK】招待状の付箋の文例集と注意点
  4. もし招待状に付箋を入れ忘れたり、内容を間違えたら?
  5. まとめ

結婚式の招待状に入れる付箋は、準備が大変なもの。全員に用意するものではなく、内容も人によって変える必要があります。

そこでこの記事では、まずどういう順番で付箋を用意すべきかを解説していきますよ。文例集や、万が一付箋を入れ忘れたり、内容にミスがあったりした場合の対策も解説するので、付箋を作ろうと思っている方はぜひ参考にしてくださいね!

そもそもなぜ、招待状に付箋を用意するの?

招待状に使われる付箋とはどのようなものなのか知らない人も多いのではないでしょうか。付箋を入れるのは、個別に伝えたいことがある一部のゲストのみです。そこでまずは、招待状の付箋の役割と、どのようなゲストに付箋を入れるか詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね!

結婚式への出席以外にお願いしたいことをゲストに伝えるため

招待状に使われる付箋は、いわゆる事務用品ではなく、結婚式でゲストにお願いしたいことを伝えるものです。全員に用意するものではなく、単純に結婚式に出席してもらうだけの人には作らなくて構いません。個別に伝えたいことのあるゲストに必要に応じて用意しますが、伝えたい事柄は人によって変わるため、内容は正確に準備する必要があります。

招待状の付箋はどんなゲストに用意すべき?

招待状の付箋を用意すべきゲストには、おもに以下のような内容が挙げられます。

  • 挙式から参加してもらいたいゲスト
  • 受付・スピーチなどをお願いするゲスト
  • 余興をお願いするゲスト
  • 遠方から出席するため交通手段や宿泊場所の案内が必要なゲスト

ただし、上記の内容をいきなり付箋で伝えるのは失礼になってしまうので注意が必要です。突然、上記のような内容の付箋を受け取ったら、ゲストも困惑してしまいますよね。ゲストにお願いしたい役割がある場合は、まずは事前に頼めるかを確認し、承諾してもらったら招待状に付箋を入れるという段取りを忘れないようにしましょう

招待状の付箋はどう作る?まずは流れを確認しよう

一定のゲストに渡す付箋の内容は重要であることが多いものです。文面も人によって変える配慮も必要です。例えば、親しい友人の場合はフランクな文面で良くても、上司・目上の方には失礼のない文面にするなど注意が必要です。

そこで、招待状の付箋を準備する際の流れを詳しく解説します。付箋を入れるゲストの確認から文面、封筒の入れ方まで1つ1つ説明していきますよ。付箋は結婚式場にお願いしたり外注もできるほか、自分たちで手作りすることも可能ですので、まずは流れを細かく確認しておきましょう。

また、もし付箋を入れ忘れてしまった場合・内容をミスした場合の対処法も詳しく説明していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

まずは誰の招待状に付箋を入れるかをしっかり確認する

まずは、どのゲストの招待状に付箋を入れるべきかを把握しましょう。個別にお願いしたいことや伝えたいことがある場合は、早めに確認しておくことが大切です

また、ゲストにより文面が変わるため、何かミスがあった場合もすぐに対応できる体制を整えておきましょう。誰に作るかだけではなく、誰に何をお願いするのか、どういった文面にするのかまで決めておくと安心ですよ。

付箋の一人当たりの枚数にも決まりはありませんが、見やすさ・見落とされにくさを考えると、なるべく1枚に収めるのがおすすめです。どうしても複数枚になってしまう場合は、ハトメやクリップで止める配慮を忘れずにしましょう。

招待状の付箋に使う材料を用意する

招待状に付箋を入れるゲストが決まったら、付箋そのものの用意に取り掛かりましょう。付箋そのものには決まった様式は特にないため、手作りでも、外注でも可能です。最近は、100均で売っている紙やシールなどを使ったりして手作りする人も多いですよ。

また、付箋のテンプレートのデザインや文面を公開しているサイトもたくさんあります。ダウンロードして使えるテンプレートも多いので、デザインと文面の参考に気になるサイトをチェックしてみるのがおすすめです!デザインを簡単にイメージしてから材料を揃えていくとスムーズに作業に取り掛かれますよ。

招待状を外注していたり、うまく作れる自信がない場合は、プロに注文するのもおすすめです。自分が作りやすい方法でオリジナルの付箋を用意しましょう。

ゲストに応じた文面を用意して完成させる

付箋が用意できたら、文面を作っていきましょう。お願いしたい内容を正確に分かりやすく記載することが大切です。文面はゲストによって変えて構いませんが、上司や目上の方には特に失礼のないよう丁寧な文面を心がけましょう。

自分で印刷する際は、自宅のプリンターを使うほか、コンビニのコピー機を使う方法もありますよ。文面のテンプレートは、後述の「【真似するだけでOK】招待状の付箋の文例集と注意点」で紹介しますので、参考にしてみてくださいね!

招待状にセットし、封筒に入れていく

付箋が出来上がったら、招待状とセットにして、封筒に入れていきます。招待状に付箋を入れる際の順番は特に決まりはないが、ゲストが見落とさないように、招待状に挟むなど工夫をするほか、入れる順番には配慮しましょう

もし付箋がどうしても複数枚になってしまう場合は、ハトメやクリップなどでまとめるとおしゃれに仕上がる上に親切ですよね。付箋に記載されている内容をきちんと把握してもらえるように、付箋の封入作業は丁寧に行いましょう。

【真似するだけでOK】招待状の付箋の文例集と注意点

続いて、付箋の文例をゲスト別に具体的にご紹介します。伝えたい事柄はゲストによって違いますので、文面は細かく変わります。内容をどうするか迷った場合は、ウェディングプランナーに相談するのもおすすめです。付箋自体には決まった形式はありませんが、文面での注意点はいくつかありますよ。

注意点については文面の後に紹介しますので参考にしてみてくださいね!

挙式参列の依頼をする場合の文例

挙式から参加してほしいゲスト向けの付箋に書かれる文面をご紹介します。挙式参列はほとんどのゲストに依頼する場合が多いので、とてもよく使われる付箋です。ただ、挙式会場・チャペルの広さによっては招待するゲスト全員が会場に入りきらない場合もあります。挙式・披露宴どちらから参加したら良いのかゲストが困らないように、丁寧に記載しておきましょう。

誠に恐れ入りますが 挙式にもご列席賜りたく 当日は◯時◯分までに お越しくださいますようお願い申し上げます

受付やスピーチ、親族紹介や乾杯などを依頼する場合の文例

結婚式当日に何らかの役割を担ってほしいゲスト向けの文面をご紹介します。役割によって、親戚、職場の上司、友人など様々ですので、文面には悩んでしまうことも多いはず。今回は、使われることの多い以下の3つの例を1つずつ解説していきます。

  • 受付や写真撮影を頼みたい場合
  • 友人や上司などにスピーチ(祝辞)・余興を頼みたい場合
  • 乾杯を頼みたい場合

例1:受付や写真撮影を頼みたい場合

受付や写真撮影を頼みたい場合は、準備のために他のゲストよりも早い時間に来てもらう必要がありますので、来て欲しい時間を個別に案内します。受付をお願いする場合は早い時間に来てもらうことが可能なゲストなのか、事前に確認をしておきましょう。

誠に恐れ入りますが 当日は受付をお願いしたく  ◯時◯分までにお越しくださいますよう お願い申し上げます

※撮影のお願いをする場合は、「受付」を「写真撮影」に、親族紹介に来てほしい場合は、「受付」を「親族紹介にもご列席いただきたく」に変更しましょう。

例2:友人や上司などにスピーチ(祝辞)・余興を頼みたい場合​​

友人や上司などにスピーチ・余興を頼みたい場合も付箋が必要です。上司や目上の人にスピーチをお願いする場合は丁寧な文面を心がけましょう。親しい友人へ送る付箋の場合は、手書きにしても喜ばれますよ。

誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて御祝辞を 賜りたく存じますので
何卒宜しくお願い申し上げます

※余興のお願いをする場合は、「御祝辞」を「余興」に変更しましょう。

例3:乾杯を頼みたい場合

乾杯の発声を頼みたい場合も付箋が必要です。職場の上司や目上の方にお願いすることが多い役割です。失礼のないよう丁寧な文面を心がけましょう。

誠に恐れ入りますが 当日披露宴にて乾杯の御発声を賜りたく存じますので何卒宜しくお願い申し上げます

遠方からのゲストに交通手段や宿泊場所を連絡する場合の文例

会場までの交通アクセスや、遠方から来てもらうゲストに宿泊場所を用意する場合の文面です。遠方から来てもらうゲストの場合は、特に配慮が大切です。宿泊をするのか、日帰りで帰るのか、どのような交通手段で来るのかを事前に連絡をして把握しておきましょう。

事前に配慮をしておけば、宿泊場所を用意できたりシャトルバスの案内ができるのでゲストにも安心してもらえるはずです。1つずつ例をご紹介していきます。

例1:シャトルバスの案内をする場合

シャトルバスの案内をする場合は、時間・バス乗り場などを分かりやすく記載しましょう。結婚式場が運行するシャトルバス以外にも、自分たちで貸切バスを手配することもあります。遠方から来るゲストには利用の確認を事前に行うと安心です。

◯◯から会場までの送迎バスを用意しております
ご利用の際は◯時◯分までに ◯◯にお集まりくださいますようお願い申し上げます

例2:宿泊場所を案内する場合

宿泊をするゲストには宿泊場所の案内付箋を入れます。部屋のタイプや、喫煙・禁煙の有無なども事前に確認しておくと丁寧な配慮で喜ばれるのではないでしょうか。

当日(前日)はお部屋を用意しております
ごゆっくり おくつろぎいただけますと幸いです

要チェック!付箋の文面を用意するときの注意点

招待状の書き方には多くの注意点がありますが、付箋の文章を書く場合にも注意するポイントがいくつかあります。結婚式に関する文章全体に言えることも多いので特別難しくはないですが、不安な場合はおさらいをしておきましょう。おもな注意点をご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね!

日時・会場などは正確に書く

あたりまえのことではありますが、内容の正確さは何よりも重要です。会場名や会場の住所、日時には誤りの無いようにしましょう。付箋にゲストの名前を書く場合に名前・漢字間違いなどしてしまうと相手にかなり失礼になってしまいますよね。

また、日時や会場の住所などに誤りがあると、ゲストに迷惑がかかってしまいます。記載内容は必ず正確に記載するように、十分注意するようにしましょう。

文中に句読点や忌み言葉は使用しない

「祝い事には終止符を打たない」という意味があるため、招待状や付箋を始め、結婚式関連の文章には「、」「。」などの句読点は使用しません。句読点は文章を切ったり終わらせる際に利用するものなので、縁切りを連想させてしまうというイメージから、使わないことがマナーとされています。

また、「離れる」「別れる」などの別れや短い結婚生活を連想させる言葉はネガティブな響きになるため使わないように注意しましょう。「重ね重ね」「度々」「といったように、繰り返しを連想させる言葉もタブーとされていますので、十分に注意するようにしましょう。

返事が必要な内容を書かない

招待状において返信が必要なのは出欠確認の返信ハガキのみです。付箋には、相手からの返事が必要な内容は書かないようにしましょう。受け取ったゲストも返信が必要な記載があったら対応に困ってしまう場合もありますよね。付箋はあくまでも、前もってお願いしたことの確認や、こちらからの連絡の内容にとどめるものなので、注意するようにしましょう。

招待状と向きをそろえる

招待状と付箋の向きをそろえることも大切です。向きがそろっていないと少しチグハグな印象を与えてしまいますよね。招待状が縦書きなら付箋も縦書きに、招待状が横書きなら付箋も横書きと、統一するようにしましょう

また、向きのほか入れ方にも注意しましょう。付箋は小さい紙に印刷されることが多いため、入れ方によっては見落とされてしまう可能性もあります。招待状に挟んでおくなど、確実に読んでもらえるように工夫しましょう。

もし招待状に付箋を入れ忘れたり、内容を間違えたら?

付箋を入れる際は事前によく確認し、最終チェックを行うことが大切です。ただ、付箋を用意したにもかかわらず招待状に入れ忘れたり、内容に誤り・不足があった場合はどうすればいいのか、心配になる方も多いのではないでしょうか。

もちろんミスをしないのが一番いいですが、多人数のゲストを招待する場合や、付箋の種類が多い時などはミスしてしまう可能性もありますよね。付箋の入れ忘れや内容間違いがあった場合の対処法も把握しておくと安心です。
何かミスがあっても焦らず丁寧に対応することが大切ですよ

もしもの時のために対処法をご紹介しますので、ぜひ参考にして見てくださいね!

投函・発送前に気づいた場合は全ての封筒を確認し、新しく用意する

投函・発送前に付箋を入れ忘れ・内容のミスに気づいたら、付箋を入れる予定の方への封筒をすべて開封し、抜けもれがないかチェックしましょう。投函・発送前であればやり直すことは可能なので、少しでも不安を感じた場合は再確認すると安心ですよ。

修正の際は、たとえわずかな間違いでも修正テープなどで訂正するのは絶対にやめましょう。手間がかかってしまいますが、新しい封筒に付箋とともに封入し直して改めて準備に取り掛かりましょう。焦らず落ち着いて再確認することが大切です。

投函・発送後に気づいた場合は相手に直接連絡を入れる

投函・発送後に付箋の入れ忘れ・内容のミスに気づいたら、付箋を入れる予定の方に直接連絡し、付箋で伝えたかった内容を改めて伝えましょう

親戚や親しい友人の場合は、メールや電話でお詫びを伝えても問題ないかもしれません。上司や目上の方には失礼にあたってしまうので、できれば新しい招待状をお詫びの品とともに持参すると良いでしょう。遠方の場合は郵送でも構いませんので、お詫びの気持ちを丁寧に伝えることが大切です。

ただ、文章中に句読点を付けてしまったなど、相手に迷惑のかからないミスの場合は、特別な対応はしなくても構いません。投函・発送後のミスの場合でも、迅速で誠実な対応をすればトラブルになることはないはずです。ミスに気付いた場合は、焦らずに対応を考えていくことが大切ですよ。

まとめ

今回は、招待状に入れる付箋について詳しく解説しました!付箋の役割について、全く知らなかった方も多いのではないでしょうか。付箋は、一定のゲストに大切な事柄を伝えられるとても便利なものなので、上手に利用して頂きたいと思います。また記事の中では、付箋の文面のテンプレートも紹介していますので、手作りしようと思っている方にも役に立つのではないのでしょうか。

丁寧な付箋を作成すれば、ゲストに安心して結婚式に参加してもらえるはずです。この記事を参考に、素敵な付箋を作成してみてくださいね!