【先輩100名の実態調査】ZoomやLINEを使ったオンライン結婚報告はあり?なし?

【先輩100名の実態調査】ZoomやLINEを使ったオンライン結婚報告はあり?なし?

結婚挨拶をオンラインで予定しているカップルのためにプレハナが実施した先輩100名へのアンケート調査をご紹介します。コロナ禍の現代では徐々に浸透しつつあるオンラインでの結婚挨拶。その実態と注意点を解説します。

一般に結婚挨拶では、相手の実家まで足を運び挨拶をするか外の飲食店で食事をしながら挨拶することがほとんどです。しかし、結婚挨拶は【実家】か【外食】の二者択一、そう思ってはいませんか?

実はもうひとつ選択肢があるんです。それは【オンライン】での結婚挨拶です。新型コロナウイルス感染拡大への懸念や、実家の場所が極めて遠方である場合には、ZoomやLINE電話を活用したオンラインでの結婚挨拶を選ぶカップルも少なからずいるようです。

今回はオンラインでの結婚挨拶について、すでに結婚挨拶を済ませた先輩カップル100名にアンケート調査を実施しました。

先輩カップル100名のオンライン結婚挨拶への意識調査

コロナ禍の影響からオンライン結婚挨拶を考える材料として、結婚挨拶を経験済みの先輩カップル100名を対象にオンラインでの結婚挨拶について聞いてみました。

有効回答数100名(男性21、女性79)/2021年4月プレハナ調べ

今回のアンケート結果では、オンラインでの挨拶は「あり」という声が多く、全体の6割以上を占めました。コロナ禍の現在だからこそ、日頃の生活でビデオ通話を利用することが増え、オンラインの便利さ手軽さを改めて実感している背景も影響しているように思われます。

以下、あり派となし派の意見を見ていきましょう。

ありだと思う理由

両親の年齢ともなるとコロナの影響で県外の移動が出来なかったりするので、近場に住んでいなかったらむしろZoomで挨拶のほうがお互いリスクを考えると安心だと思います。落ち着いてからちゃんと挨拶すればご両親も安心ですし、何より子供達が結婚できたという事で安心してくれると思いますから、まずは安全第一だと思います。(35歳 女性 東京都)

普段なら直接会って挨拶すべきだと思うが、今はコロナ禍で移動に制限がかかっていたりするし両親が高齢の可能性もあると思うので感染リスクをおかすくらいならオンラインでも顔が見えるし良いと思う。(39歳 女性 福岡県)

大事な結婚の挨拶とは言え、予定を合わせたり移動するのは大変だから。(32歳 女性 新潟県)

今はビデオ通話でも対面と変わらないやり取りができる。人との接触が制限される今日においては特に、相手方の迷惑にならない方法を選択すべきだと思うから。(36歳 女性 栃木県)

コロナ禍で訪問できない場合は仕方がないと思う。ただし、訪問できる状況であれば訪問して挨拶すべきだと思う。(33歳 男性 千葉県)

コロナ禍の現在では、移動制限がかかることもあり必ずしも両親に直接会うことばかりが良いとは限らないという意見が数多く見られます。感染リスクを考慮すれば、オンラインでの挨拶は現在のニーズに合致した方法の1つと言えるでしょう。

なしだと思う理由

礼儀や誠意などの気持ちの面を理由に挙げる声が多数

結婚という両家にとっても大切な節目となるので、直接会って挨拶をするべきだと思うから。今のご時世遠方だと会いに行くことも難しいと感じるが、直接会った方が人柄もわかっていただけそうだと感じる。(31歳 女性 神奈川県)

結婚の挨拶は直接あってちゃんとした方が誠意が伝わると思うから。(24歳 男性 福岡県)

嫁の立場だったらオンラインなら緊張しないので上手に受け答え出来るし、話終われば通話を切るだけですぐに終われるので気まずい時間もないので良いが、親の立場だったらそんな人生を大事な分岐点の話なら会いに来て報告してほしいなと思う。オンラインで会うのと直接会って肌で感じる雰囲気とでは違うと思う。(33歳 女性 岐阜県)

どうしても式をあげたい気持ちといつあげられるか分からない不安はわかるのですが、親御さんと自分にとって人生で一生記憶に残る大事な日です。画面越しではなく、親御さんなどの身内のみの開催でもいいので対面で挨拶をする方がいいと思います。(25歳 女性 東京都)

考え方が古いかもしれないですが、こういうことは直接的な事だと思うので、zoomなどに頼るのはどうかと思います。そんな発想すら浮かばなかったです。(34歳 男性 大阪府)

まだそういうのが主流が無いため、親達には不謹慎に感じてしまいそうだから。 直接会って挨拶をした方が心がこもってくれてると感じてもらえそう。(39歳 女性 秋田県)

オンライン特有のデメリットを指摘する声も

オンラインだとコメントが被ってしまうんじゃないかという不安が常にあり、直接発するよりもコメントしづらいから。(22歳 女性 東京都)

オンライン通話はどうしてもラグができてしまうため、会話がぎこちなくなってしまうと思います。ただでさえ緊張するシーンなので、私ならやむを得ない場合以外はシームレスにコミュニケーションができる・ボディランゲージや機微な表情が伝わる対面での挨拶が1番だと考えます。(29歳 女性 東京都)

なし派の意見は、常識や伝統を重んじる声が大半です。やはり、オンラインでの結婚挨拶がまだまだ定着していないこともあり、大事な結婚挨拶だからこそ節目として直接会って言葉で伝えることが礼儀であると考える方が多いようです。また、オンライン特有のタイムラグやコメント被りを懸念する声も見受けられます。

オンライン結婚挨拶を行ったのは9%!

次に、実際にオンライン結婚挨拶を経験した方の割合を見てみましょう。

有効回答数100名(男性21、女性79)/2021年4月プレハナ調べ

オンラインで結婚挨拶を行ったカップルは全体の9%と、まだまだ極めて少ない状況が見て取れます。しかし、見方を変えれば、およそ10組に1組は、数年前であればおそらく非常識とみなされていたであろうオンライン挨拶を選択しているということになります。新型コロナウイルスが収束したのち、もしかするとオンライン結婚挨拶がもっと一般化して定着している可能性もありそうですね。

以下、オンラインで結婚挨拶を行った9名に聞きました。

オンライン結婚挨拶に使用したツールでは、ZoomやLINEが人気上位となりました。新郎新婦世代が仕事やプライベートでよく利用しているアプリに人気が集まったものと思われます。特にZoomは、時間などの細かい設定ができることから「結婚挨拶にも使いやすかった」という声がありました。

実際にオンライン挨拶をしたカップルの声

新型コロナウイルス感染防止の配慮のため

結婚を決めた当初は緊急事態宣言が出されていたので、会うのは時期を見てというお話になっていました。 そうこうしている間に私の妊娠が発覚し、「子供が生まれる前にきちんとご挨拶を」ということにはなったのですが、妊婦である以上外出させたくないし感染リスクを持ち込みたくないという義両親の意向で、オンラインでご挨拶させていただきました。(28歳 女性 東京都)

コロナで緊急事態宣言が出ており移動困難だったためzoomで行いました。事前に対面したことがあり、合意はある状態できちんとあいさつをするという名目でした。(31歳 女性 富山県)

コロナが流行りだして、私の実家は東京でとても近かったのですが、夫の実家が長野と遠かったためオンラインで行いました。(23歳 女性 埼玉県)

コロナ禍で直接対面は迷惑になるので(33歳 男性 千葉県)

旦那の周囲にコロナ感染した人がいて、直接会うのが難しいと判断したので。(27歳 女性 東京都)

地方や海外など遠方だったため

彼のご両親が海外にお住まいで、コロナ禍ではどちらも移動する事が不可能だった為。(31歳 女性 東京都)

主人の実家が地方で行きにくかったから(30歳 女性 大阪府)

夫が外国出身だったので。(32歳 女性 新潟県)

オンラインでの結婚挨拶にした理由として、コロナ禍の現在ならではの感染予防の配慮のためが圧倒的に多数を占めました。当然といえば当然の結果ですね。また、ご両親の自宅が遠方や海外であり足を運びづらい場合にもオンライン結婚挨拶が選ばれていますね。

オンライン挨拶で良かったこと

私自身、とても緊張していたので直接でなくオンラインのほうが緊張なく挨拶をすることができました。 コロナのこともあるので、安全な方法で良かったと思っています。(23歳 女性 埼玉県)

お互いにリラックスした状態で会話する事が出来たので、オンラインで十分だと感じました。また会食の料金や交通費を抑える事が出来るのもメリットだと思います。(27歳 女性 東京都)

やはり双方の感染リスクがないことです。また、地方に在住している私の両親(=嫁側の両親)との挨拶もオンラインにしたのですが、夫は「画面越しだと直接会うよりプレッシャーが少し軽い気がして、いつも通りの自分で話せた」とも言っていました。(28歳 女性 東京都)

遠方なので移動しなくて良いのが楽でした。義理の実家には高齢の祖母がいるので、行くことによる感染の心配が無くなりました。(31歳 女性 富山県)

あちらに迷惑を掛けない、交通費も掛からない。(33歳 男性 千葉県)

交通費がかからないこと。(30歳 女性 大阪府)

新型コロナウイルス感染リスクを避けられるという点に加え、遠方の場合は移動のための交通費がかからず済むといった利点が挙げられました。また、直接両親に会って話すよりも画面越しに話しをした方が緊張せずに話しやすかったという感想もあるようです。

オンライン挨拶で悪かったこと

オンラインの会話ならではの、被ってしまってきまづい瞬間がたくさんあった。(27歳 女性 東京都)

通信が悪く途中でぶつ切りになることがあった。(30歳 女性 大阪府)

オンラインでの挨拶のみに止まっている以上、もう一度「対面での挨拶」が待っていることです。一度ご挨拶しているとはいえ、直接ご挨拶できていない気まずさがあるので、二度目の挨拶の方が緊張しました。(28歳 女性 東京都)

オンラインでは話したが、まだ会った事がないので、きちんと挨拶した気がしない。また、コロナもいつ終息するか分からないしそろそろ挨拶しておこうか…いつにしようかと日程を決めようと思ってたのだが、たまたま彼が家族と通話している際に「もう今日挨拶しておこうよ」と急な提案でする事になったので服装が普段着かつノーメイクで大した事も言えなかった事を今でも悔やんでいる。(31歳 女性 東京都)

私の実家は東京だったので、主人は私の両親に直接挨拶をできたのに、私は主人の両親に直接挨拶ができなかったことです。(23歳 女性 埼玉県)

オンライン結婚挨拶だからこそ、通信状況に左右されてしまうことや声が被って聞き取りづらいという聞いて納得な感想は注目ですね。また、実際に両親に会ったわけではないので、オンラインだけで結婚挨拶が完結できたわけではないと考えている方もいるようです。その点ではオンラインと直接対面の2回の挨拶を準備することになるのは負担かもしれませんね。

まとめ

オンラインは、コロナ禍の状況では非常に理にかなった方法と言えます。また、遠方にいる両親であれば予定も立てやすく、更に交通費もかからないというメリットもたくさんあります。『時代が変わればマナーも変わる』と言われるように、今後オンライン結婚挨拶がどのくらい世間に浸透していくのか、注目したいところですね。

言うまでもなく、オンラインでの結婚挨拶はご両親の意向を充分に加味して行う必要があります。もしオンライン挨拶を希望している方は、必ずご両親にお伺いを立て、失礼にあたらないかを確認するようにしてください。

この記事を書いた人
プレハナ編集部
プレハナを運営するナナイロウェディングは年間5,000本以上の結婚式ムービーを制作する、国内トップクラスのウェディングムービー制作サービスです。多くの卒花さんのお声をもとに、結婚準備を進めるプレ花嫁さんの役に立つ情報をご紹介しています。